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【アニメ感想】名探偵コナン 第1135話「大岡紅葉の甘い罠(前編)」

絡み合う糸解きほぐす時、縦横無尽に煌めく推理!
平次と和葉を引き離す、紅葉が仕掛けた甘い罠。
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は、名探偵コナン!

待ちに待った京都スイーツ回! 原作回の順番が変更になり、「トリプルコラボの浮気疑惑」が先に放送されたので、本当に「待ちに待った」ですよ!
なるべく原作回の順番は変えないでほしいんだけどなぁ~。

登場キャラは、江戸川コナン、毛利蘭、毛利小五郎、服部平次、剣崎修、遠山和葉、黒田兵衛、大岡紅葉、伊織無我、綾小路文麿、光本兵我。



■今週のお話

【ゲストキャラクター】
軽尾明児(かるお みょうじ)……48歳。プロデューサー
稲場玲佑(いなば れいすけ)……39歳。脚本家
木俣重記(きまた しげき)……50歳。舞台監督
株本恭助(かぶもと きょうすけ)……52歳。演出家
行田仁香(ぎょうだ にんか)……女優、故人


平次と小五郎をモデルにした舞台が企画され、平次たちがその打ち合わせに参加している間、蘭と和葉は舞台のスポンサーが用意してくれた「京都スイーツ食べ歩き」を堪能していた。
送迎に車までついていることに感激しながら、二人は次のお店へ向かう。
ところが、蘭と和葉の認識に齟齬があることが判明。蘭は「小五郎が主役で平次が脇役」、和葉は「平次が主役で小五郎が脇役」だと思っていたのだ!

舞台の演出家の自宅で打ち合わせ中の小五郎・平次は、自身がモデルの探偵がダブル主演であることに驚き、異を唱える。
プロデューサーの軽尾明児は「二人とも甲乙つけがたい」と宥めるが……。
平次は「このオッサンと一緒に事件解いた事なんかあらへんで!」と不機嫌。
小五郎は、平次と一緒にいる時は眠くならない(=麻酔銃で眠らされない)ことを不思議がる。「服部がいれば眠らせる必要ねぇからな」とコナンは心中で呟く。
脚本家の稲場玲佑が「知名度が高く、解決した事件数が多い小五郎の方をメインにしたかった」と言ったことで、コナンが平次に満面の笑みを見せる。平次は悔しそうだが、「事件に巻き込まれる死神度は負けてる」と内心でツッコむ。
そして舞台監督の木俣重記は、豪華な舞台のキャストについて触れる。
毛利大五郎役は剣崎修、服部平一役は光本兵我らしい。あれ! 光本のキャラデザ少し変わった? 前はもうちょっと色黒だったような……。
小五郎・平次は、役名がパチモンくさいことに目を点にする。おーすごい! 台本に書いてある役者名が、本誌の大阪編で登場したキャラクターの名前になってる! ちゃんと繋がってる!!! 芸が細かい!!!
脚本に登場する「平一の許嫁の京都の女」が気になる平次。「それやったら…ウチの事です♡」と言いながら平次の前に姿を見せたのは……大岡紅葉!
そう、舞台のスポンサーとは大岡コンツェルンだったのだ!
演出家・株本恭助によると、大岡コンツェルンのご隠居から「出資する代わりにウチの孫娘を模した登場人物を舞台に立たしてくれ」と頼まれたらしい。
そして打ち合わせには、紅葉のほかにもう一人のゲストがいた……。

一方、食べ歩きが紅葉による策略だと気づいた蘭と和葉。
紅葉が平次と自分を引き離すつもりだ……と考え、急いで演出家の家に向かってもらおうとするが、車を運転するのは紅葉の執事・伊織無我! 紅葉から「食べ歩きコースを案内し終えるまで帰って来るな」と命を受けていた!
お嬢様を放っておいていいのか、と和葉が言うが、伊織は「私なぞ数段頼りになるお方にご参加頂いておりますので」と返す。

打ち合わせのもう一人のゲストとは、警視庁捜査一課の黒田兵衛管理官だった。
京都の用事がてら大岡のご隠居に挨拶をしに来たところ、紅葉に引き留められて打ち合わせに参加することになったらしい。

そんな中、株本たちが注文したピザが届く。なんでも、以前に舞台の打ち合わせでピザを食べたらその舞台が大当たりしたため、それ以来ゲン担ぎでピザを頼んでいるのだという。
ピザを運ぶ軽尾に、株本は「切るんはワシやから勝手に切り分けんといてや」と釘を刺す。
一同はピザに舌鼓を打つが、ダイエット中だという株本だけは食べない。
小五郎のピザの持ち方何なん!?w キムタクのハンバーガーの持ち方みたいwww
紅葉はピザを食べるのが初めてらしく、平次に「初めてのコト他にもようけあるさかい、平次君に色々教えて欲しいです」と言い寄る。
紅葉と平次の間に挟まれて追いやられるコナンくん!www
そんな紅葉の企みを察知したのか、悪寒が走った和葉は、株本の家に向かうために急いでスイーツを食べる。

ピザを食べ終え、台本を読んで気になる点をさらっている一同。
小五郎は、自分がモデルの「大五郎」が妻の尻に敷かれていることが気になる。脚本の稲場、観察眼がハンパないな!w それとも、小五郎と英理の関係性は全国に知れ渡っているのか!?w
黒田はというと、巡査が老婆からアメ玉を貰ったシーンが「単純収賄罪」に相当すると指摘。意外にもノリノリな黒田を見て、コナンと平次は苦笑する。
すると、株本が大あくび。なんでも最近寝つきを良くするために睡眠薬を飲んでいるらしく、それが今になって効いてきたという。
株本は、仮眠を取るので三十~四十分たったら起こしてほしい、と頼んで退室する。

軽尾・稲場・木俣が仮眠中の株本を確認した後、黒田はお暇しようと席を立つ。
黒田は最後に、女優の行田仁香が先日自殺した動機を一同に尋ねる。黒田は彼女のファンだったというのだ。
だが軽尾たちには心当たりがなかった。しかし、仁香がもともと大五郎の妻役でキャスティングされていたことと、株本が寝不足なのは親しい女優の死が原因であろうことを話す。
仁香が妻役の予定だったことに鼻の下を伸ばす小五郎。おいおい、自殺したばかりの人で妄想してデレデレするのは流石にどうかと思うぞ!

帰る前に株本に挨拶していけば、と紅葉が言ったため、一同は株本の部屋の元へ行く。
稲場がノックして扉を開けようとするが、何かがつっかえて開かない。
ソファーから転げ落ちて扉を塞いでいるのでは、と言った木俣は、扉の下から株本のチェックのシャツがはみ出ているのを発見する。
それを見た軽尾は顔色を変え、自殺した仁香を発見した時と同じ状況だと驚く。
その時も扉が何かに当たって開かず、外の窓から室内を覗いたら、服毒自殺した仁香が扉を塞いでいたのだという!
小五郎たちは急いで外に周り、二階のベランダに登るためにハシゴを持って、平次とコナンが窓から室内を覗くと……。
仁香の時と同じく、株本が扉の前に倒れていた!
平次が窓ガラスを叩いても応答がない。コナンが窓ガラスを破ろうとした矢先……黒田が植木鉢で窓ガラスを破った! 黒田は、いいと言うまで小五郎と自分以外中に入らないように、と平次たちに念押しし、突入。おお~! ちゃんとしてる! どこぞの目暮高木とは大違いだw
「現状保存の為なるべく何も踏まないように」と黒田に忠告された小五郎だが、ガラスの破片を避けようとしてよろけて、机の上に大量に転がっていた棒付きキャンディを落としてしまう。後からハシゴを登っていた紅葉は、その光景に目を丸くする……。
株本は既にこと切れていた。遺体のそばにはペットボトルとこぼれた水、粉末が入ったビンが転がっている。遺体からはアーモンド臭、口元や首元は濡れていた。ペットボトルの水に青酸系の毒物を混ぜて飲んだと思われる。

京都府警の綾小路警部が到着。遺体発見までの経緯を整理する。
綾小路は、窓ガラスを割った黒田を「刑事ドラマみたいに派手」だとちくちく言葉はんなり京都弁で形容する。
ペットボトルの水からは青酸カリが検出された上、部屋は密室。綾小路は自殺だと考えたが、コナンと平次は殺人だと確信する!
部屋にはビンからペットボトルへ毒を映すためのサジがなかった。ビンから直接入れようとすれば、多少毒がこぼれるはず。だがペットボトルのTEバンドの隙間には、毒の粉は一粒も残っていなかった。
しかも、ペットボトルに毒を入れた後に混ぜるはずだが、キャップの内側が濡れていなかった。
つまり、何者かが毒入りペットボトルと毒入りビンを部屋に持ち込んだ、ということになる。
これが殺人ならば、怪しいのは株本と関係がある軽尾・稲場・木俣の三人。
彼らは株本が仮眠に入ってから十五分ほどした頃、部屋に様子を見に行った。その時に毒入りペットボトルを置いたのでは……?、と平次。
だが木俣はタオルケットをかけ直しただけだし、稲場はそれを扉の前で見ていた。木俣やさしい!
三人が株本の様子を見に行っている間、平次たちはリビングでグダグダしていた。と、紅葉は平次の腕に絡みつき、「このままずーっとグダグダしててもええんやけどなァ」と胸を押し当てる。平次は紅葉の胸のデカさにたじろぐw 平次も平次だけど、紅葉もちゃんとセクハラすぎるw

そして再び和葉はその気配を感じ取り、平次がダークサイドに落ちそうになっていると言う。
スイーツを食べ終えて平次の元に急ごうとするが、残るお店はまだ八軒もあった!



■今週の感想

待ってたよ~京都スイーツ回! 相変わらず作画はムラが激しいけど……。

改めて、珍しいメンバーが揃った回だったな~。黒田兵衛×服部平次、黒田兵衛×大岡紅葉、黒田兵衛×綾小路警部……。そもそも黒田管理官が珍キャラなのか!w
そして初めて黒田管理官のユーモラスな面が垣間見えた回! ここから、104巻の探偵団と談笑するシーンに繋がるのかな~。岸野幸正さんの名演も相まって、黒田管理官がとっても好きになれる回だった!

そして次回は、謎の新キャラが二人登場。声優さんが誰になるのか、とても気になる……!
公式が「特別予告動画」をアップロードしていたけど、すぐに消しちゃったみたい。原作未読の人にはモリモリネタバレの内容だったからなぁ~。



■原作からの主な変更点

・シーンの変更・追加

・平次に言い寄る紅葉によって、コナンが追いやられるシーンが追加。
 ピザくわえたままジト目のコナンくん可愛いw
・仮眠中の株本を軽尾・稲場・木俣が確認しに行くシーンが追加。
・和葉の「ダークサイド」セリフ中の紅葉のイメージが、悪~い表情に変更。

・セリフの変更

和葉「しかも車付きや!!」➡「しかも車付きやなんて、セレブになった気分や~!」
小五郎「俺とこの大阪の探偵ボウズが同列かよ!?」➡「どーゆーことっスか! 俺とこの大阪の探偵ボウズが同列だなんて!」
小五郎「両雄並び立たずって言葉知らねぇのかよ?」➡「両雄並び立たずって言葉があんだろうが!」
和葉「ちょーーー待って!! 京都でこんな贅沢な(……)」➡「あーーー!! どないしよ蘭ちゃん! アタシ分かってもたかもしれん! 京都でこんな贅沢な(……)」
株本「ダイエット中やからな!」➡「医者にな、ダイエットせぇ言われとんのや」
株本「ワシ、仮眠取るからいつもみたいに三十分たったら起こしてくれ!」➡「申し訳あれへんけど、ちょっと仮眠取らせてもらいますわ。三十~四十分たったら起こしにきてや」
黒田「彼女のファンだったもので…では…」紅葉「どうせやったら株本さんに挨拶して帰らはったらどォです? そろそろ起きはる時間やし」➡黒田「いや、個人的に彼女のファンでしたので…それでは…」紅葉「あ、その前に、株本さんに挨拶して行かはったらどうです? そろそろ起きはる頃や思いますし」
木俣「まさか、またソファーから転げ落ちて扉を塞いでんじゃねえのか?」➡「おいおい、アイツまたソファーから落ちてるんやないか? それで扉を塞いで…」
・株本の部屋の前で仁香の事件の話を説明するセリフが、軽尾一人になっている。(原作では稲場・木俣も説明している)
綾小路「三十分仮眠取る言うて二階のこの部屋に入らはった株本さんを…三十分後に起こしに来たら…扉が何かにつっかえて開けられんと…外に回ってハシゴ使て登りベランダの窓から部屋ん中見たら…」➡「三十分ほど仮眠を取る言うて、株本さんは二階のこの部屋に入らはった。時間になって皆で起こしにきたら、扉が何かにつっかえて開かへん。そこで、外からハシゴをかけ、ベランダに登り、窓から中を見てみたら…」
綾小路「ほな、誰が何をしたか…詳しゅう話してくれはりますか?」➡「ほな、その時誰が何をしてはったか、詳しく話を聞かせてもらいましょうか」
軽尾「あれはソファーでちゃんと寝てるか確かめに行ったんだ!」木俣「タオルケットがズリ落ちてたからかけ直しただけだよ!」稲葉「僕は部屋に入らず扉の所で見てたけど怪しい事は何も……」➡稲場「あれは! 株本さんが少しフラついてたから!」軽尾「ちゃんとソファーで寝てるか確かめに行ったんだ!」木俣「その時、室内に入ったけど、タオルケットをかけ直しただけや!」稲葉「僕は扉から中を見てたけど、怪しい事なんか何も……」

・セリフの追加

・株本登場シーンに、以下のセリフが追加。
 株本「なんや、顔見知りやったんですか。なら話が早いですなぁ」小五郎「え、えっと……どちら様で……?」軽尾「今回演出をお願いしている、株本さんです」
 株本「ワシとしても、今どきの若いモンに彼女の一人もおらんっちゅうのは、リアリティーないなぁ思てましてなぁ。渡りに船やと、脚本に混ぜさせてもろたんですわ」
・黒田登場シーン:平次「なんでここに?」
・ピザを食べるシーン:株本「ささ、縁起物やけぇ、遠慮せんとお上がりください」小五郎「では、遠慮なく」稲場「絶品ですよね!」
・台本を確認するシーン:株本「まぁまぁ、せっかくの本職のご指摘や。ここはリアルに行こうやないか」黒田「ありがとうございます」
・株本が仮眠のため退室したシーン:稲場「ねえ、株本さん何かフラついてませんでした?」木俣「?」
・ハシゴを取りに行くシーン:稲場「確か、下の納戸に!」木俣「よし!」
・株本自殺説を検証するシーン:黒田「無論、株本さん自身が自殺目的で、事前に毒入りボトルを用意していたことも考えられますが、その場合、毒のビンをわざわざこの部屋に転がしておく理由がなくなる」綾小路「しかし……殺人ということになると……事件発生時この家におった者がまず、疑わしいことになりますが……? 特に、株本さんと関係が深いお三方」
・ラストのシーン:綾小路「お話はよう分かりました。確かに、状況を見るに、殺人事件の可能性も考慮するのがよろしいみたいですなァ。ただ、そうなると、色々気になる点も、出てくるんと違いますか?」

・その他の変更

木俣重記が関西弁のキャラに変更された。 声を担当した天田益男さんは兵庫県出身!



■小ネタ

・眠りの小五郎と平次

平次が「このオッサンと一緒に事件解いた事なんかあらへんで!」と言っていましたが……。
眠りの小五郎+服部平次が一緒に登場したのは以下の通り。
 15~16巻「名家連続殺人事件」
 23巻「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」
 25巻「鳥取クモ屋敷の怪」
 28巻「そして人魚はいなくなった」
確かに、一緒になることは少なく、しかも初期のエピソードに限られています。
更に言うと、「シンフォニー号」と「人魚」は平次が不在中に眠りの小五郎が事件を解くため、両者が協力したとハッキリ言えるのは「名家連続」と「クモ屋敷」のみ。
あとは劇場版「から紅の恋歌」で関根康史を追い詰める場面で一緒になっていたような……。

・服部平次と黒田兵衛

平次が黒田管理官を見て「なんでここに?」と驚くセリフが追加されましたが、この二人って面識あったっけ……? ない、よね……? コナンから聞いてたのかな?

・単純収賄罪

公務員が賄賂を受け取る・それを求める・その約束をつけた際に成立する犯罪。黒田管理官の言う通り、五年以下の懲役に科せられる場合がある。

そういえば、102巻・FILE.1「遺志を継ぐ者」のラストでも、高木刑事が爪楊枝を貰って「警察官はこういうのもらっちゃいけないんだけど……」と言っていましたね。これも単純収賄罪にあたるってことか。


・TEバンド

ペットボトルをパキッと開けたとき、ボトル側に残るキャップの一部分。



■固有名詞

・京都徳大屋、XX.cafe(ダブルエックスカフェ)、祇園ななこ、蜂屋

蘭と和葉が食べ歩いたスイーツ店。順に「わらび餅」「お団子」「きなこパフェ」「あんみつ」を堪能した。
「徳大屋」は「ぎおん徳屋」、「XX.cafe」は「eX cafe」、「祇園ななこ」は「祇園きなな」、「蜂屋」は「みつばち」と、実在の京都のお店をもじっているっぽい。

・大岡コンツェルン

舞台のスポンサー。
「ご隠居」が紅葉の祖父のことらしいので、現在の代表は紅葉の両親かと思われる。詳しいことはまだ不明。

・Pizza 京

株本が注文した宅配ピザ。



■今週のゲスト声優について

ゲスト声優は、男性:四宮豪さん、株本恭助:塩屋翼さん、稲場玲佑:小西克幸さん、軽尾明児:増谷康紀さん、木俣重記:天田益男さん。

演出家・株本恭助を演じたのは塩屋翼さん!
子役時代から活躍されているため、『ジョジョの奇妙な冒険』ウィル・A・ツェペリ、『SLAM DUNK』宮城リョータ、『海のトリトン』トリトンなど幅広い年代・役柄を演じてこられた声優さん。
ドラゴンボールの魔人ブウでお馴染み、塩屋浩三さんの実弟さんです。

プロデューサー・軽尾明児の声は増谷康紀さん!
『真・三國無双』関羽、『PSYCHO-PASS』チェ・グソン、『ウルトラマンネクサス』ウルトラマンネクサスなどが代表作。
セクシーなお声で、ダンディな役からコミカルな役までこなすベテラン名脇役声優さん。
二月に放送された「お騒がせな籠城」では犯人役で出演されており、今年は二回目のご出演!

脚本家・稲場玲佑の声は小西克幸さん。
『天元突破グレンラガン』カミナ、『べるぜバブ』男鹿辰巳、『テイルズ オブ シンフォニア』ロイド・アーヴィングなど頼りになる男前キャラを多く担当している人気声優さん!
コナンには何回も出演されていますが、特に印象的だったのは「古き傷跡と刑事の魂」に登場した森村警視!

舞台監督・木俣重記役は天田益男さん。
渋いお声を活かして『みつどもえ』の丸井草次郎や『機動戦士ガンダム MS IGLOO』のデメジエール・ソンネンや『鋼の錬金術師』のダリウスなど、オジサンキャラを多く演じていらっしゃいます。



■スタッフ・キャスト

【構成/絵コンテ】金井次朗
【演出】向山鶴美
【作画監督】高橋恒星/徳倉栄一/清水雄介/中谷藍

【声の出演】
 江戸川コナン:高山みなみ

 毛利小五郎:小山力也

 服部平次:堀川りょう


 毛利蘭:山崎和佳奈
 遠山和葉:宮村優子

 伊織無我:小野大輔
 男性:四宮豪


 大岡紅葉:ゆきのさつき
 黒田兵衛:岸野幸正

 綾小路警部:置鮎龍太郎


 株本恭助:塩屋翼
 稲場玲佑:小西克幸
 軽尾明児:増谷康紀
 木俣重記:天田益男

【サブキャラクターデザイン】吉見京子/高橋成之
【デザインワークス】小川浩

【原画】徳倉栄一/小野寺博文/中尾友治/蔭山武彦/前田夏実/鈴木悠也/若林那菜恵/九日/陶陳超/アートベースバン/寧波麦冬映画



■【今週のおすすめ】『毒薬ア・ラ・カルト』レックス・スタウト

『16品の殺人メニュー』アシモフ他編、東理夫訳、1997年、新潮文庫

今回は「演劇界の重鎮が毒殺される」という筋書きから、レックス・スタウトが1960年に発表した『毒薬ア・ラ・カルト』(原題:Poison à la Carte)をご紹介! 巨漢の美食家探偵ネロ・ウルフが活躍するシリーズの一つで、アイザック・アシモフが編纂した『16品の殺人メニュー』で読める短編です。

ネロ・ウルフの住み込み料理人フリッツが、「美食学派十人会」の晩餐会の調理を担当することになった。しかしその席で、演劇界のスポンサーとして有名な金持ちヴィンセント・パイルが毒殺されてしまう。疑わしいのは、料理を参加者たちに運んだ十二人の美女たち。彼女たちの中の誰かが、砒素をふりかけた料理をパイルに運んだはずなのだが、参加者の誰も、パイルに皿を運んだのがどの美女だったか覚えていなかった……。

……というお話。容疑者はなんと十二人! しかも全員クセのある美女……。美女がわんさか出てくるだけあって、ウルフの助手・アーチーのチャラ男っぷりが堪能できる一編です。


蘭・和葉「Next Conan's HINT!」
コナン「キャンディ!」
和葉「アメちゃんいる?」
紅葉「大阪のオバちゃんやなぁ」
和葉「なんやて!?」

コナン「こわ」

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