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【アニメ感想】名探偵コナン 第1130話「トリプルコラボの浮気疑惑(前編)」

絡み合う糸解きほぐす時、縦横無尽に煌めく推理!
3つのコラボが集うとき、事件現場が恋の修羅場に!
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は、名探偵コナン!

おーっ!OPが千葉苗・シラコバ・羽由美仕様になってる!
今回は演出の方(なのかな?アニメの制作に詳しくないので、よくわからないw)がめちゃくちゃ良かった!!!!! 作画もここ最近にしてはかなり良いし、突然どうしたアニコナ!?



■今週の感想

【登場人物】
長須篤美(ながす とくみ)……29歳。客。
戸谷麻央(とや まお)……29歳。客。
九重純香(ここのえ すみか)……29歳。客。
相島泰子(あいじま やすこ)……29歳。ウエイトレス。
トモコ……ダニーズの客。


レストラン「Danny's」で、「仮面ヤイバー対コスモ探偵ギンガ ザ・ムービー」の感想を語り合う探偵団と阿笠博士。
元太が「すっげー面白かったよなー!」って言ってたから、ちょっと前にXで話題になった『劇場版名探偵コナン、元太がすっげ〜!と言ったもの爆発する説』を思い出しちゃったw

歩美たちは、コラボならではの「女ヤイバー風子」と「ギンガ」の胸キュンシーンに興奮する。すると、灰原が「浮気の心理だ」と水を差す。
話題は変わって、映画の主題歌。担当したのは今ブレイク中の「ザ・ナイトハーツ」だ。
すると、ナイトハーツの古参ファンをアピってくる嫌味な客・長須篤美が話しかけてくる。彼女は友人の戸谷麻央・九重純香と一緒に、これまた友人の相島泰子がウエイトレスをやっている当店に食事に来たのだ。
相島に案内されたのは、夜景がバッチリ見える窓際の席。女子会前の恒例として、スマホで4人の集合写真を撮る相島。

トイレなどで席を立った歩美・元太・光彦は、それぞれ小林先生・千葉刑事・羽田秀𠮷を見つける。チュウ𠮷って有名人なのに、普通~にファミレスにいるんだね!w それともあの丸眼鏡にクラーク・ケントもビックリの変装機能があるんだろうか?w
小林先生は白鳥警部と、千葉刑事は苗子と、チュウ𠮷は由美とデートに来ているのでは、と考える歩美たち。
すると、店内が突然真っ暗になる。客の女の子の誕生日を祝うための特別演出だった。
照明がつくと、歩美たちは白鳥警部たちを冷やかしに行ってしまっていた。

その頃、相島は長須たちに新メニューのマリトッツォを用意していた。
今となっては影も形もありませんなマリトッツォ! この回が単行本に載った頃には、既にブームが終わりかけていたような……。
九重は皿を回して、ベストな角度でSNS用の写真を撮る。戸谷は、トングで長須の分を取り分けて渡した。

一方、冷やかしから帰ってきた歩美たちは、どんよりした表情。
光彦は「コラボってたんです!」と言い、小林先生が千葉刑事と、チュウ𠮷が苗子と、白鳥警部が由美と食事している写真を見せる。
灰原は白鳥たちがトリプル浮気していると勘ぐり、直接乗り込もうとする。灰原さん……いつからこんなキャラになっちゃったの……。クールな顔で「夕陽…世界を血に染める…太陽の断末魔…」とか言ってた頃の灰原さんはどこに行ったの……w

とその時、マリトッツォを食べていた長須が苦しみだし、倒れて絶命する事件が発生。相島たちの悲鳴を聞いたコナンと、千葉刑事・白鳥警部が駆けつける。
そこでようやく白鳥たちは、自分の恋人が別の相手と食事に来ていたことに気づく。
さっそく、どうして別の相手と来ていたのかを問い詰める白鳥たちだが、「殺人事件が起きてるんだから」とコナンに諫められる。
チュウ𠮷由美、千葉苗子はお互いを問い詰めてるけど、白鳥は小林先生に矢を向けることは絶対にないよね! めっちゃ分かる~~~!!!
もちろんチュウ𠮷たちの「喧嘩するほど仲がいい」って感じもめっちゃ分かる!w

長須を殺したのは青酸系の毒物。マリトッツォを口にしたことが原因だろうが、同じマリトッツォを九重・戸谷も口にしていることから、犯人は長須にだけ毒を口にさせる何らかの方法をとったと思われる。
コナンくんに「おばさん」と呼ばれる29歳……。ってことは筆者の私もほぼおじさん……。orz
浮気研究家の灰原の「さっさと事件を解決して、愛憎劇の結末を聞かせろ」という言葉にピキった白鳥は、探偵団たちを駐車場で待機させる。

白鳥たちは相島・九重・戸谷の3人に1人ずつ事情聴取を行う。
まずは相島。ウエイトレスの彼女ならマリトッツォに毒を仕込むのは簡単そうだが……。皿をテーブルに置いた後、九重がSNS用の写真撮影のために皿を回していたから、長須ピンポイントに毒入りマリトッツォを取らせることは不可能だ。

次に聴取するのは九重。
皿を回したのは確かだが、そのあとで戸谷がマリトッツォを別の皿に取り分けて長須に渡していたため、こちらも長須を狙って毒を仕込むことは無理だと主張。

最後に、戸谷の聴取。
戸谷はトングを使って、7個あったマリトッツォのうち3個を長須に取り分けた。
当然、3人とも毒物やそれを入れる容器は持っていなかった。
犯人を絞り込めず、悩む白鳥・千葉。
だが彼らや苗子は、浮気疑惑が気になって集中できていない様子。
そんな中、小林先生が「奥の手」を使わないかと提案する……。



■今週のゲスト声優について

ゲスト声優は、長須篤美:梅田貴公美さん、九重純香:松本さちさん、相島泰子:植田佳奈さん、戸谷麻央:矢作紗友里さん(初)、ウェイトレス:寺西はるさん(初)、ウェイトレス:川上ひろみさん、ウェイトレス:柴田芽衣さん(初)。

ダニーズのウエイトレス・相島泰子の声を担当したのは、植田佳奈さん。
『Fate/stay night』逢坂凛、『咲-Saki-』宮永咲、『魔人探偵脳噛ネウロ』桂木弥子など、2000年代前半で多くのヒロイン役を演じた人気声優さんです。
コナンファンには、79巻の鍵穴キャラ・桧原ひかる役でおなじみ!

九重純香の声は松本さちさん。
『ドラえもん』セワシなど少年役のイメージが強い御方。『機動戦士ガンダムSEED』アサギ・コードウェルのように、少女を演じることもあります。個人的には『ゼルダの伝説』シリーズのリンク(トゥーンリンク)の声で馴染み深いです。
京都弁を話されるため、「迷宮の十字路」では関西弁の剣道少年役で出演されていました。

コナン初出演の矢作紗友里さんは、戸谷麻央役。
『ToLOVEる -とらぶる-』の西連寺春菜、『バクマン。』の見吉香耶、『マケン姫っ!』の姫神コダマなど、男性に人気のヒロインや美少女キャラを数多く演じていらっしゃる人気声優さんです。



■小ネタ・固有名詞

・ダニーズ(Danny's)

ちょくちょく登場するファミレス。
初出は74巻・FILE.5「どっちが名探偵なんだ?」(あってるかな?間違ってたら教えてください)。映画「異次元の狙撃手」にも登場しています。
74巻の服部のセリフだと、東京のみ展開しているチェーン店っぽい。
74巻では和葉のオカンとキャメルがカレーにハマっていて、今回は光彦のお母さんがオリジナル・スープを欲しがっていたので、ファミレスだと侮るなかれ、料理は相当美味しいんでしょうね。

ちなみに17巻・FILE.10「役者が揃った」では、同じくデニーズをもじったであろう「Donny'S」が登場しています。


・仮面ヤイバー対コスモ探偵ギンガ ザ・ムービー

仮面ヤイバーとコスモ探偵ギンガのコラボムービー。
ヤイバーのコラボ映画といえば、「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」が思い出されます。


・女ヤイバー 風子ちゃん

女ヤイバーに初めて言及されたのは、91巻・FILE.9「若狭先生のヒミツ」。
光彦が「謎の女ヤイバーが出て来る」と言っています。このシリーズは若狭留美初登場回。つまり、女ヤイバーは若狭のことを示していると思われます。

ちなみに脇田兼則初登場回では、「敵のボスの側近が出る」というセリフがあります。(脇田=組織のナンバーツー)

「女ヤイバー=若狭留美」だと考えると、銀河君に相当する人物は……羽田浩司?


・コスモ探偵ギンガ

どんな内容なのかは語られていませんが、主人公は「銀河君」のようです。

ちなみに6巻・FILE.1「仮面の下の真実」では、コナンが咄嗟に「宇宙探偵コナン」と言っています。もしかして、コスモ探偵ギンガが元ネタ?w


・ザ・ナイトハーツ

今ブレイク中の4人組バンド。全員イケメンで騎士の恰好をしている。
名前の由来は「THE BLUE HEARTS」だろうか?

灰原も博士も曲を気に入っているようです。博士はビートルズ世代なので、意外とロック系の曲も好きなのかも。


・東都ドーム

ザ・ナイトハーツのライブが行われるドーム。
初出はおそらく50巻・FILE.6「真犯人の伝言」かな? ここでは野球場として登場しています。

あと、ザ・ナイトハーツのライブがある「土曜午後6時から」って、モロにコナンの放送時間やんw


・東都タワー

長須たちの席の窓に、東都タワーが。
前回の1129話『コナンと目暮 2人の人質(後編)』にも登場したので、2話連続の登場!


・僕らの夢さ仮面ヤイバー

博士のビートルの中で歩美・元太・光彦が歌っていたのは「僕らの夢さ仮面ヤイバー」。
「名探偵コナン キャラクター・ソング集 帝丹小学校に全員集合!!」に収録されています。



■原作からの変更点

・トイレで手を洗う歩美ちゃんが、ハンカチをくわえている。
 これ、光彦もやってたよねww 原作にはないシーンだから、スタッフさんのクセなのか、はたまた56巻の光彦をイメージしたのか……。でも現実でやってる人は見たことないなあ。


・コナンを「刑事みたい」と褒める苗子のセリフに、「それとも、探偵さんかな?」と追加された。

・奥の手としてコナンを勧める小林先生のセリフに、「お二人とも警察官としてのプライドが邪魔して思いつかないのかもしれませんけど……いるじゃないですか!」と追加された。

・噂されたコナンがクシャミをする様子、灰原の「知りたいわ……あの6人の愛憎劇の結末を……」のセリフが追加された。



■スタッフ・キャスト

【構成・絵コンテ】本多康之
【演出】家村あゆみ
【作画監督】斉藤千恵/たなかみほ/藤原由弥/大高美奈/鈴木FALCO

【声の出演】
 江戸川コナン:高山みなみ


 吉田歩美:岩居由希子
 小嶋元太:高木渉
 円谷光彦:大谷育江

 阿笠博士:緒方賢一
 灰原哀:林原めぐみ

 白鳥警部:井上和彦
 千葉刑事:千葉一伸
 羽田秀吉:森川智之
 宮本由美:杉本ゆう
 三池苗子:田中理恵
 小林先生:加藤有生子

 高木刑事:高木渉
 佐藤刑事:湯屋敦子


 長須篤美:梅田貴公美
 九重純香:松本さち
 相島泰子:植田佳奈
 戸谷麻央:矢作紗友里
 ウェイトレス:寺西はる
 ウェイトレス:川上ひろみ
 ウェイトレス:柴田芽衣

【サブキャラクターデザイン】本吉晃子/高橋成之
【デザインワークス】小川浩

【原画】藤原由弥/斉藤千恵/鈴木FALCO/中尾友治/清水由紀子/むらなかひろび/下地彩加/久木理恵/伊藤啓介/大野杏/白井絢菜/平田かほる/飛田みのり/矢作華都姫/浅沼速斗



■【今週のおすすめ】『暗殺者クラブ』ニコラス・ブレイク

『ディナーで殺人を 下」

今回ご紹介するミステリーは、「食事中に停電」というキーワードから、ニコラス・ブレイクが1935年に発表した『暗殺者クラブ』(原題:The Assassins' Club)という短編! 主人公はブレイクの代表作『野獣死すべし』にも登場するアマチュア探偵ナイジェル・ストレンジウェイズです。
邦訳は、『EQMMアンソロジーⅠ』(早川書房)に村崎敏郎訳で「暗殺者」のタイトルで、『ディナーで殺人を 下』(創元推理文庫)に深町眞理子訳で「暗殺者クラブ」のタイトルで収録されています。

「暗室者クラブ」という物騒な名の晩餐会に出席した、探偵のナイジェル・ストレンジウェイズ。他の出席者は、推理作家・判事・弁護士など、いずれも著名人だ。ナイジェルが推理作家のデイルと話していると、三席となりのカラザズという男に絡まれる。その後、デイルが電話の応対のため離席した直後、突如会場が停電する。少しして明かりがつくと、カラザズは魚ナイフで殺されていた。

……というお話。とても短い作品なので、ちょっと物足りなさがあるかも。「暗殺者クラブ」がどういう集まりなのかも、最後までよくわからない笑


高木・佐藤「Next Conan's HI~NT!」
コナン「予約席!」
白鳥「千葉くんめ!」
千葉「太閤名人め!」
秀𠮷「モジャモジャさんめ!」
コナン「捜査しようぜ……」

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