バーチャルマラソン@ロッテルダムに参加してみた。走った感想は??

御存知の通り2020年はコロナで海外レースも軒並み見送り、キャンセルの嵐。オランダもご多分に漏れずレースは延期、そんな中2度目の延期を迎えかけたロッテルダムマラソンがバーチャルマラソンをするというニュースが入ってきた。しかも無料で。

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(補足)ロッテルダムマラソンは非常に由緒あるマラソンでオランダで1位、2位を争う人気レース。スピードコースでトップ選手は毎年好記録でフィニッシュしている(由緒の詳細は割愛(笑))私はフルには2回は出場したことがありどちらも3時間ちょいで走れている。

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さて、バーチャルマラソン。

やり方は、事前にこのアプリをダウンロードし、選手登録。スタート時間はいくつかのカテゴリーにわかれているものの皆定刻にスタートする。非常にシンプル、のはずだった・・・。

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ルートは事前にStravaで近所で42kmのコースを作成し、なんとなーく頭に入れておいた。もっと単純なルートの往復とか周回走も出来たのだが、折角のイベンドだから出来るだけ飽きない且つ走りやすいルートを設計した。ちなみに信号は42kmで1つだけ。こんなコースなかなか無いだろう。

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選んだスタートは午前10時。5分前にアプリを起動し、アプリが気分を盛り上げてくれる。ロッテルダムマラソンでおなじみのLee TowersのYou Never Walk Aloneも流してくれたりしてちょっとテンションあがった。Sportify連携も勧められたのでそっちも起動、まもなくバーチャルマラソンスタート。

10時になるとアプリが自動で計測開始。こちらはGarminも起動させたりアプリを確認したりと走り出しまで少し手間取り15秒くらいロス。序盤1kmは4分40秒かかってまった。

Spotifyで音楽を聴いている間もこのアプリが合間合間にロッテルダムマラソンやロッテルダムの小話を入れてくれる、今どこ走ってるかとか、ここのモスクは何メートルでオランダで一番高いモスクだとか、応援の声を入れてくれたりして結構盛り上がる、確かに一人で練習で走る時とは違うかもなぁと実感。同じ時間に走っている人を見ると実は同じバーチャルをやってるかもと思ってすれ違いに手を上げたりした。(アプリ上の参加者は500人位だからそうそう出会うはずはないのだが)

10kmまでは順調に距離を重ねた。この日の天気は強風で、たまに雨も混ざり、決して好コンディションとは言えなかった。海側のコースはもろに向かい風で走りにくかったが、その後は結構な横なぶりの雨に遭う。コースは砂丘エリアに入り、念の為コースを再確認するため携帯でStrava起動しコース確認、とその時1kmごとに通過タイムを教えてくれていたアプリが、ここのところ何も言わずだんまりだったことに気づく。

確認。

アプリはリセットされていた。

オフになっていた。

再起動するとスタート時間を選べと言ってきた。



ぽかーん。



これはもしやDNF、いやDNSになってしまうのでは?          (結果→リザルトは完走者しか記載がなく、存在自体も消えてた(笑)


確かに私は未だにiphone6(Refurbished)を使っている。しかしバッテリーはまだ60%以上あった。ヒドいじゃない!!バーチャルマラソンの良い記事がNoteに書けるなぁなんてニヤついていた矢先に。


このまま辞めるか。もうとにかく42.195km走りきるか。いずれにせよ、21km地点でサポーターの嫁と息子と落ち合う予定なのでとりあえずそこまで走らなきゃ。ピチピチと雨に打たれながら、心に生まれた怒りがそれをジュっと蒸発させていく。そんな考えを巡らせながら進む。


21km地点で嫁と息子に会い、エネルギー補給。怒りのせいか体力は有り余っている感じがした。嫁は勝手にエイドポイントにさせてもらったカフェでお友達と会う予定。1時間半は予定あるから私も走るかと続行を決断。

一旦止まると身体は冷え、25kmからは明らかにペースダウンしキロ4分半を下回ってきてしまった。結局その後はキロ4分台をキープし、ちんたらゴール!


タイムは3:07:12。

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頑張ったように見えるが実際はエイドで10分位ピットイン、30km地点で走る気が起きないくらいの大雨のため一時避難(ここでも10分停止)したためグロスではプラス20分くらいかな。


ちなみにロッテルダムバーチャルマラソンのリザルトを見たところ完走者はたったの146人。参加者は500人ちょいだったはずだがみんなどこいったー?


・・・まさか自分と同じアプリエラーに苛まれたのか。いや天気が悪かったからDNS決め込んだのか?はたまた無料ということで罪悪感無くやめれたのか?この分析はどうやったらいいものか。


なんだかんだ家の近所でお一人様トータリーアローンフルマラソンを完走したわけで、この記事の肝であるバーチャルマラソンの感想は書けないわけで、(どちらかというとブチ切れ内容の記事になりかけた)


気合いを入れて走ったわけではないのでお遊び程度の感覚で良かった。NYCマラソンはバーチャルでも50ドル、アムステルダムでもいくらか参加費は掛かるようだった。ロッテルダムは無料だったからアプリが消えても無傷、ということにしよう。


【Key takeaway】

・バーチャルマラソン、アプリが落ちることもあるから気合いれすぎないで。

・自主エイドしかないわけだから、長距離を走りなれていない人は水分補給プランをしっかり練っておくべき。

・本来一人でこんなペースでフルは走らないが、バーチャルということで結果良いペースで走れた。何よりも意外に大会の雰囲気を感じられながら走れることがわかった。これが無料でアプリが落ちなければ太っ腹!と思った。

以上。



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