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セルリアの育て方

セルリア
serruria
ヤマモガシ科 セルリア属
南アフリカ原産
常緑低木

日本国内では主にプリティピンクやブラッシングブライド、カルメン、レモンハニーなどの品種が流通しています。

渡会園芸ではプリティピンクとブラッシングブライドの2品種を生産しています。
開花時期は11月〜3月頃。(管理方法や環境によってはもう少し遅れる場合もあります)
花の鑑賞期間が1ヶ月以上と長く、切花やドライフラワーとしても楽しむことができます。


【管理方法】
日当たり、風通しが良い屋外での管理が基本になります。雪、霜、長雨などを避けるため軒下や屋根のあるところがオススメです。
耐寒性は5℃くらいですが寒さに慣らすことでそれ以上にも以下にもなります。
気温が低くなってきたら夜間のみ玄関先など室内に取り込むと良いです。
また、雪がガッツリ積もるような日は室内(玄関先)へ避難させてあげてください。

日光を好む植物なので昼間は可能な限り日の光を浴びせてあげましょう。
日照不足になると花色が悪くなったり株の生育が悪くなる場合があります。

地植えには不向きです。鉢植えでの管理をオススメします。
日本国内での地植えでの成功例がありましたらぜひお教えください!!!

冬場は室内で育ててください。という意見もありますが僕は室内ではうまくいった経験がないのであまりオススメはしていません。(あくまで僕はです)
うまく育てるコツを知ってる方がいたらこちらもぜひ教えてください!!!

土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
乾き具合は鉢の重さを目安にしてもらえるとわかりやすいかと思います。
毎日ちょびちょび水やりをして常に土が湿った状態になってしまうより、ある程度乾かして乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと水を与える、そんなメリハリのある水やりをしてあげてください。

水やりについてはこちらでもまとめてあります。
ぜひご確認ください。

【購入時の注意点】
セルリアは環境の変化にとても敏感です。暖かい室内から急に屋外に出した時など花がガクッと下を向いてしまうことがあります。
基本的には屋外での管理で問題ありませんが、園芸店さんによっては暖かい温室内で大切に販売していたり販売環境も様々です。
温室型のお店や暖かい室内で販売されている株を持ち帰ってきて外にドーンと置いて一晩経つと花がガクッと下を向いてしまうという悲劇も起こりかねません。
そんな時は気温の下がる夜間のみ室内に入れてあげたり、販売されていたところと似たような環境で管理してあげてください。

寒さにとても強い植物ではないですが、開花時期が冬頃なのでどんどん寒さが厳しくなっていく11月〜12月頃に店頭に並び始めます。
購入の際はどのようなところで管理されていた株なのかをしっかりとチェックしてご購入することをオススメいたします!!


【開花〜剪定まで】
渡会園芸で生産したセルリアは全て花芽がついた状態で出荷しています。
購入後、水切れさえさせなければ花は次々に開花してきます。
花芽がついている状態で植え替えをしてしまうと重さを目安に水の乾き具合を感じることが難しくなってしまうので開花〜剪定をするまでは植え替えはせずに育てることをオススメしています。
花が咲いてくると枝の先端部が重くなり枝が垂れてしまうため支柱で支えてあります。
支柱は花を剪定するタイミングで外してください。

花の観賞が終わったら枝を剪定して花を切り落としてください。
花を剪定するタイミングはお好みで構いません。切花やドライフラワーとして楽しみたい場合は早めに切ったほうが綺麗な状態で楽しめます。
セルリアの花の観賞期間はとても長いです。満開を過ぎても花色はピンクのまま変わらずまだまだ楽しむことができます。

↓これが満開の状態です。

画像1

剪定する位置ですが株側に葉がしっかりと残る位置で全体の高さを揃えて剪定してください。
この株であれば赤線くらいの位置です。

画像2

剪定する位置は株の状態によって変化します。詳しい剪定位置はLINEアカウント ワタライタクヤ園芸相談所 へ植物の画像を送っていただければ画像に剪定位置をマークしてお返しいたします。

【植え替え】
剪定後に植え替えを行うともっとも失敗が少ないです。植え替えに使用する用土は酸性で水はけの良いものを使用し、根鉢をあまり崩さずにそっと植え替えてあげてください。
大きすぎる鉢への植え替えは避け、1〜2回り大きなサイズへ植え替えると良いです。

渡会園芸で使用しているものと同じ用土をオンラインストアで販売しています。(宣伝です!!!)

育て方などでご不明な点がありましたらLINEアカウント【ワタライタクヤ園芸相談所】へご相談ください。


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