土地の空気(エネルギー)の違い。東京〜大阪編。

今から10年くらい前に、飛行機で東京から大阪に行きました。

飛行場に着いて、ホテルのある大阪の市内に向かう電車に乗ってたんですが、まだ1時間くらいしか経ってない段階の車内で、突然

ヤバい!

と感じました。

「自分、もし大阪に産まれてたら、気楽に過ごしまくって、最終的には吉本行くしかないということになってたかもしれない、、、。」

車内で突然、そう感じたんですね。

まぁ、自分は割と敏感な体質なんですが、我ながら現地に着いて一時間くらいで、もうかなり、大阪と東京との空気(エネルギー)の違いを感じまして、その大阪の空気(エネルギー)の影響をモロに受けた場合、自分の人生は全く違ったものになってたかもしれない、と思いました。

現実の自分は、東京で割と勉強もしたんですが、大阪に産まれ育ったら全然違ったかもしれない、と思いました。この空気だと勉強よりも笑いの方を頑張ったかもと。

その後、大阪市内を歩いたわけですが、中心地の近くの街の、車が通る大通り、しかも大して街路樹もない道を歩いてても、全然しんどくないんですよね。

東京だったらありえないなぁと思いました。東京でも公園の中とかは良かったですけど、逆に緑のない場所、しかも排気ガスを出す車が通る大通りなんて、気楽な気分で歩けた記憶がなかったんですね。


その後、大阪の人とも交流したんですけど、同じ内容のセッションをしても、東京の人はしないようなリアクションをしたりするんですよね。

セッション終わった後に、よっしゃぁ、みたいなガッツポーズをする人もいましたけど見たことなかったですし、「ぬくいですねぇ」という感じでこちらには馴染みのない大阪弁でユルく部屋に入ってくる人にも先ず笑いました。

夜に、吉野家みたいなとこで食事をしてても、店内に一人で入ってくるおじさんが、店員に「今日は寒い(の大阪弁)なぁ」なんて気楽に話かけながら入ってきてましたが、東京では、馴染みの店主の居酒屋ならまだしも、吉野家みたいなチェーン店の店で、一人でそういう気さくな感じに入ってくる人ってほとんど見たことなかったので、新鮮でした。

なんというか、大阪は、空気が軽い、気軽、気楽、な感じが凄いしたんですよね。

一応、祖父母が関西出身だったことから、その影響でこちらも小さい頃から阪神ファンだったんですけど、長年低迷しても甲子園は常に満席、みたいなことは、この大阪の地ならではないかなと思ったくらいです。

他の地だったら、あんだけ負けたらファンももっとマジでストレス溜めたりするんじゃないかなと。

そんな印象で、大阪からまた飛行機で東京に戻ったんですが、東京の羽田に着いた時に真っ先に感じたことは、、、

重い、、、、、。

大阪の気分も一気に白けました

この時に思ったのは、大阪の芸人で東京に来てつまらなくなった人とかいるでしょうけど、かなりこの空気(エネルギー)の違いの影響を受けてるだとろうなと。

自分も、大阪では、一緒に行った人相手にいつも以上に気軽にたくさん喋る感じで、相手はよく笑ってました。ちょっと思いついたことを思いついたまま気軽に喋ると、相手にもほぼウケるという感じでした。

大阪の芸人もそのノリで東京でイケると思ったら、東京の空気(エネルギー)の重さの影響で、大阪にいる時よりも面白くない、ということはかなりあるだろうなと思いましたね。

ですから、高田◯次みたいに、東京産まれで、あれだけ気軽に笑いネタを落としてくというのは、結構凄いと思うんですよね。

あの人のテキトーさは筋金入りで、大学受験8つくらい全て落ちたらしいですからね。

本物です。












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