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特別企画 けいおん!豊郷聖地巡礼(2)

Bonjour ! 日に日に暑さが厳しくなるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? しばらく執筆をお休みしておりましたが、また元気になって戻って参りました。またフランスと関係のない話になりますが、皆様にはどうか温かい心でお付き合いいただければ幸いです。

アニメ『けいおん!』の放映から十年以上が経過しておりますが、前回も触れたように毎年多くのファンが聖地豊郷小学校旧校舎群を訪れ、建物の雰囲気やフィギュアをはじめとした展示物を見て楽しんでいます。流石にワンピースなどの王道少年漫画に比べると数は少ないですが、海外からもファンの方が足を運びに来ているようです。

放送当時あれだけけいおんが人気を博したのには、原作者であるかきふらい氏の味のあるストーリーと可愛いキャラ設定も勿論ありましたが、何と言っても今世界中で高い評価を集める京都アニメーションが製作を手掛けたことが大きかったでしょう。不幸にもこの会社が放火され大勢の人が亡くなった三年前の夏、私が初めて豊郷小学校を訪れた時には、多くの花束と励ましのメッセージが添えられていたのを思い出します。この作品では監督を山田尚子氏、キャラクターデザインを堀口悠紀子氏が手掛けていますが、後に堀口氏は秋元康氏のプロディースするデジタルアイドルグループ22/7(ナナブンノニジュウニ)のキャラデザにも携わっています。

さて、今年巡礼に訪れた当日、豊郷小学校を後にした私は旧中山道を歩き駅の傍にある小さなカフェバーを久しぶりに訪ねてみました。以前にもこの店に入ったことがあったのですが、店のお姉さんが私のことを覚えていて「久しぶりにお会いできて嬉しい」と喜んでくれました。ジュエリーショップも兼ねているお店で、週末の夕方しか開かないようですが、中はけいおんのフィギュアとグッズで埋め尽くされ、ファンの集いの場となっているようです。キャラの名前にちなんだドリンクも用意してくれ、押しのキャラ(秋山澪・あきやま みお。美人でスタイルの良いベーシストだが恥ずかしがり屋の臆病な娘。上の写真の一番左側)のソーダをいただいた時には何とも言えない幸福感が体を包んでくれた気がしました。


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