舞台付箋 Studio Life『ヴェニスに死す』2021

2年振り……2019年のあうるすぽっとでの音楽劇『11人いる』振りにスタジオライフの芝居。まさかトマス・マン作品を舞台化していたとは……という気持ちも込めて観劇記録。9/5マチネ、A team観劇。

■公演概要

原作:トーマス・マン
脚本・演出:倉田淳
Supported by トキタエンタテイメント
http://www.studio-life.com/stage/venice2021/

公演期間
2021年9月1日(水)〜9月8日(水)
シアターサンモール
http://theatersunmall.server-shared.com/

・グッズ
劇場販売のみ。9/4よりAteam、9/7よりBteamの舞台写真販売追加。

・チケット
一般:¥7,700
club LIFE会員:¥7,400
club LIFE会員優先予約:¥7,200
学生:¥3,000
高校生以下:¥2,500
(各税込 前売・当日共 全席指定席※)
※"お座席は全席指定席ですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、上演となる9月の状況に合わせた最適の配席とさせていただくため、チケット発券時は「整理番号」をお知らせし、整理番号順に前方よりお席を指定いたします。お席は当日、劇場で座席表をご確認ください。"

■出演

A team
アッシェンバッハ:笠原浩夫
タッジオの母 クラウディア:山本芳樹
アッシェンバッハ・ダッシュ:曽世海司
タッジオ:馬場良馬(トキタエンタテイメント)
ヤシュー:松本慎也
長女:遊佐航
次女:伊藤清之
女家庭教師:ミヤタユーヤ
市井の人々:船戸慎士
市井の人々:大村浩司
市井の人々:藤原啓児



B team
アッシェンバッハ:笠原浩夫
アッシェンバッハ・ダッシュ:山本芳樹
タッジオの母 クラウディア:曽世海司
ヤシュー:馬場良馬(トキタエンタテイメント)
タッジオ:松本慎也
長女:遊佐航
次女:伊藤清之
女家庭教師:ミヤタユーヤ
市井の人々:船戸慎士
市井の人々:大村浩司
市井の人々:藤原啓児

■作品概要

ドイツ出身の小説家トーマス・マンの著書『ヴェニスに死す』をStudio Life1997年青山円形劇場での初演以来24年振りに再演。

ABOUT

1912年に発表されたトーマス・マンの小説「ヴェニスに死す」の舞台化。
主人公グスタフ・フォン・アッシェンバッハは作家、執筆活動に疲れ保養の為にヴェニスを訪れる。そこで一人の美青年タッジオに出逢ったことを機に、自己のレゾンデートルを深く模索し、死の意味、生の意味と向き合う。

コレラのパンデミックを状況とした「ヴェニスに死す」の上演が、2021 年のコロナ禍に暮らす我々にとって、「死」の存在が「生」を考える機会となるよう提示したい。

公式ウェブサイトより引用

■舞台付箋

トーマス・マンは学生時代に文学部所属で論文を書くのに触れていた作家ということで久し振りの観劇を決めた本作。観劇歴10年弱の自分にとっては本作の初演公演の頃など、舞台のぶの字も、芝居のしの字も知らない年頃だったのでこの機会を得られて本当によかった。
・すごく とても トマス・マン。まじトマス・マン
アッシェンバッハがとてもトーマス・マンが描く”斯くあるべき”という人間像そのもので内心微笑んでしまった。それを実際に人間が演じるとこうも生真面目で融通の効かない、現代社会で浮いた存在になってしまうことか。
しかし岩波文庫のあの小さな文字を追いかけるより更に細やかに、芝居でみるStudio Lifeのトーマス・マンはとても美しい世界でした。美少年が本当に美少年。

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