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舞台付箋 DisGOONie "Sailing" Vol.10 anniversary ship 舞台『MOTHERLAND』

本日12/12東京楽、おめでとうございました。まずは此処まで無事に上演出来たことにほっとしながら。なんかもう熱量が!凄いぞ4時間公演!!

■公演概要

作・演出・プロデュース:西田大輔
公演期間
東京 2021年12月3日(金)~12月12日(日)
明治座 https://www.meijiza.co.jp/
★ One Day Special Guest
12月5日(日)18時公演:猪野広樹
12月7日(火)18時公演:萩谷慧悟、長妻怜央
12月8日(水)18時公演:萩谷慧悟、長妻怜央
12月9日(木)18時公演:栗山航
12月10日(金)18時公演:花村想太

大阪 2021年12月18日(土)〜12月19日(日)
森ノ宮ピロティホール https://piloti-hall.jp/
★ One Day Special Guest
12月18日(土)13時公演、18時公演:伊波杏樹、北村諒

・グッズ(12/12時点)
公演パンフレット3,000円、公演ブロマイドL版(5枚1組)全18種各1,000円、公演オールキャストブロマイドL版(18枚1組)2,500円、舞台写真ブロマイド18種3枚入り500円  劇場販売のみ

「MOTHERLAND」DVD【公演期間限定特典付】のみOnline shop販売あり
http://disgoonie.shop-pro.jp/?pid=165385187

・チケット
特典付きチケット 13,000円(全席指定・税込)
(特典はdisgoonie印のマスク、マザランマスクケース)
千穐楽配信 視聴チケット 4,500円(税込)(イープラスStreaming+)
公演協力|ゼクシード
主催|2021舞台「MOTHERLAND」製作委員会
東京公演主催:DisGOONie/テレビ朝日/明治座
大阪公演主催:リバティ・コンサーツ/DisGOONie/テレビ朝日/明治座

■出演


昌平君Shouheikun:瀬戸利樹

春申君Shunshinkun:仲田博喜

李環Riwa:伊藤純奈
張良Chouryou:鈴木勝吾
李信Rishin:椎名鯛造
李牧Riboku:村田洋二郎
睡蓮花Suirenka:新條由芽
内史 騰Naishi Tou:青木玄徳
春霖Shunrin:鈴木みのり
項伯Kouhaku:中川大輔

太子丹Taishitan:平山佳延
樊於期Hanoki:横山真史
李斯Rishi:長友光弘(響)

嬴政Eisei:松田凌

項梁Kouryou:萩野崇
韓信Kanshin:谷口賢志

蒙武Moubu:的場浩司

項燕Kouen:凰稀かなめ

本間健大 和田啓汰 田上健太 佐藤佑樹 中土井俊允 沓掛龍一 関修人 藤原悠亮 藤木享弥 向有美 中野紗耶可 岡本麻海 植竹奈津美 市川絵美 小林礼佳 平井琴望 寺澤佑紀(MKMDC)
(敬称略)

■作品概要

2015年の冬にdisgoonie presents vol.1『From Chester Copperpot』が上演されてから6年が経ち、vol.10という節目を迎えた今回。今作は2019年3月上演のvol.5『PHANTOM WORDS』の前日譚とも言える”始皇帝暗殺”をテーマに、後の秦の始皇帝となる嬴政と軍師・昌平君を中心とした戦国春秋時代を描く、初日から東京楽まで上演時間4時間を不動のものとした物語。

紀元前221年―――
大国「秦」は、七つの国にまたがる中華全土を統一。
後に、「秦」の始皇帝となる嬴政の覇業である。

だがその覇業に最も力を成し、最も軍略を用い、
秦の宰相として始皇帝・嬴政を支えた天才軍師がいる。
名は、「昌平君」。
知に長けながらも、武をも有した天才である。

悲劇に満ちたこの男の生涯は、始皇帝・嬴政と常にあり、
そして数奇な運命が二人を分け合うことになる。


公式ウェブサイトより引用

https://disgoonie.jp/stage/vol10/

“その国を愛すれば愛するほど、殺人鬼となってゆく“

嬴政と昌平君を中心とした群像劇とも呼べる……と当初表現しようとしたものの群像劇というかもう互いに巨大感情を抱えた登場人物の感情による感情の殴り合いみたいな物語であったので群像劇という枠組みでは収まらない気がしたので表現を改めました。15分休憩込みの3時間35分上演は嘘だったんじゃよ……。

■舞台付箋

出演者から薄っすら察することも出来ましたが、本作はファンワズことvol.5『PHANTOM WORDS』の項羽と劉邦の時代から遡り、始皇帝存命の時代の話。作中の位置づけも、本作『MOTHERLAND』の後にファンワズが待っていることを李斯(長友光弘氏)のメタな台詞から判明しています。

取り敢えずメモ
・上演時間4時間は初日だけだと思っていたら12/12東京楽まで大体そんな感じの4時間。ゲスト回も似たような感じらしいので何処を巻いたんだ!?
・作風はファンワズのような中華戦国春秋時代を描きながら、デカダンとGOHST WRITERとファンワズとSSSを足して5で割ったみたいな巨大感情の殴り合い
・冒頭の『MOTHERLAND』のタイトルの入り方がロードムービー風で良い
・「月と太陽」「月と土」「唄であり土」「祖国と楚国」「人と人」
・書き留めるのを省略してしまうくらいDISGOONIEではお馴染みの、ものすんごい量の殺陣。男も女もメインキャストもアンサンブルもダンサーも関係なく殺陣が凄い
・登場人物のそれぞれが色んな方向に極太の矢印を向けている感情が大きく、重い
・美しさと狂気を併せ持つ始皇帝・嬴政(松田凌氏)がやばすごい
・ファンワズ狂気の軍師・張良が若い感じでただのナルシスト……からのファンワズへの狂気ゲージ溜めてるのが目に見えて怖い
・何も変わらないように見える李斯、髪型がマザラン時代はアンテナ3本
・春申君(仲田博喜氏)は一幕のシリアスになりがちなテンポを乱す良い存在。しかし全編通して抱えてるものが大きい……。
・李環、睡蓮花、春霖、そして項燕という女傑達。
・「MOTHERLAND」という作品名とその主題歌と、唄を歌い継ぐ女達の話
・太子丹、観客にはその○が宙へ飛ぶのが見えたんだ(錯覚)
・個人的に考える『MOTHERLAND』という作品の構造について。”全てのヨは言葉で語れる”という黄石公の言葉。
一幕冒頭と二幕ラストの繋がりから考えられる”MOTHERLAND”という世界を語っているのは誰か→始皇帝という説

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