舞台付箋 Studio Life『決闘』
3/19公演観劇メモ。
■公演概要
原作:ジョン・ラザラス&ジョア・ラザラス
翻訳:吉原豊司
脚本演出:倉田淳
公演期間
日程 2023年3月18日(土)〜3月26日(日)
ウエストエンドスタジオ(東京都中野区)
https://studio-life.com/westend/
・グッズ
ブロマイド(松本慎也 3種各1枚) 200円
石飛幸治プロデュース『青春の心の鍵』(チャーム5種)各2,500円
役柄のキャスト直筆カード入り
・チケット
(各税込 前売・当日共整理券付自由席)
一般 6,500円
club LIFE会員 6,200円
学生 3,000円
高校生以下 2,500円
■出演
Fleuret Sabre
ジョエル:
松本慎也 曽世海司
エリック:
宮崎卓真
ルイーズ:
曽世海司 松本慎也
スケリー:
当麻創太
ソープ先生:
伊藤清之
■作品概要
■舞台付箋
過去のスタジオライフ公演のパンフか何かでStudio Lifeで上演していたのを何処かで見かけた覚えがありました第二弾。(第一弾は カリオストロ伯爵夫人の感想 参照)でも調べたら2007年以来再演等はしていない模様……?
カナダの戯曲とのこと。
行き過ぎた青春と、未だ成長期にある男同士、或いは男と女の関係性。良いとか悪いとかではなく、ただただ真っ直ぐではない、けれど真っ直ぐな形の定まらない情熱達がそこにあった。友情と恋愛と、そうだよなぁ人間それだけじゃないもんな、というような複雑な人間の心。この物語を言葉に表すのは少し難しい。難しい内容なのではなく、分かりにくい訳でもない。ただ勧善懲悪のようなわかりやすい物語ではないというだけ。清廉潔白な人間はいないし、かと言って極悪人がいる訳でもない。学生達がいて、厳しい教師がいて、学生生活が続く日々。これはカナダ或いはあの大陸の第一次大戦後の学生達の時代の一コマ。そうやって彼らは生きてきて、そうやって彼らは生きていく一握りの時間の描写。
故に観終えた後に残るのは、その切り取られた瞬間に凝縮された、物語の中の彼ら(登場人物)の情熱と、舞台上の彼ら(俳優)の熱量が重なって、熱いものを見た、という形容し難いエネルギーの残滓になる、そんな芝居だった。
ジョエル…空想するのはいいが現実にもってくんな!
エリック…恋をするのはいいが、そういうアプローチの仕方はよくないぞ!