善い人生のしるし~マルクス・アウレリウス~

『真の生き方はどこにあるか?
人間の本分を果たすことにある。
どうやってそれを果たせと?
意思と行動の源泉として、いくつかの原則を守ることによって。
それはどんな原則なのか?
善悪に関する原則であり、
次のように信じることである。
人間にとって善とは
正義や自制、勇気、自由を生み出すものをおいてほかになく、
また悪とはそれらを破壊する物をおいて他にない。』
~マルクス・アウレリウス『自省録』~

ルーピンは溜息を吐きながら言った。
「この会もだいぶ久しぶりな気がするね。
まぁ、気を取り直して今日の言葉はマルクス・アウレリウスの言葉だ。
ストア派の4つの枢要徳が出てくるね。
東洋の禅と同じように、善い人生は教えられられたり、導かれたり、与えられるものではなく、
自分自身の意思と行動によって獲得するものである。
その意思と行動はの指針として原則を説いているのだ。」

ドレイクが煙草の煙を吐きながら言った。
「切り分けが大切だよ。
自らの行動原理や人生哲学はすべての上位に存在する。
それを踏まえた上で、
家族や仕事、自分自身のタスクを一緒くたにするのではなく、
切り分ける。
その時の自分にとって何がもっとも大切か、
優先順位を決めて何を行うかを考える必要がある。」

トランブルはスコッチのソーダ割を飲みながら言った。
「世の中には魅力的なものがたくさんある。
それは快楽につながるものもあれば、
成功へのいざないもある、
自分自身の肯定などもある。
それらに漫然と流されてはいけない。
自分の意思をもって行動することが大切。」

アヴァロンは深いバリトンボイスで言った。
「自分の仕事に満足しているか?
一年ずっと満足しているか?
満足できていてもできていなくても、
誇りと自分のスタンスを持つことが大切だよ。」

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