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苦しまずには何も得られない~エピクテトス先生『語録』~

毎日ストア哲学入門
3日程、マルクス・アウレリウス先生にお越しいただいていましたが、
本日はMy Favorite哲学者 エピクテトス先生にお越しいただいております。

苦しいときこそ人の本性が現れる。
偉大な人物になるには汗をかかなければいけない。

「エピクテトス先生、本日もよろしくお願いいたします。
端的に言うと、楽に強くなることはできませんか?
なんか特効薬みたいなものがあれば処方していただきたいのです。」

先生はおっしゃられる。
『偉大な人物になるには汗をかかねばならない
苦しいときこそ人の本性が現れるのだ。
だから、試練が君の前に立ちはだかったら思い出すんだ。
神が君に、練習相手をあてがっているのだと。
自分自身に与えられた試練は素晴らしいものだと思い、
試練を活用する気構えが必要なんだ。』

「なるほど、試練が目の前に立ちはだかったとき
①強くなる好機と受け止めるか
②不公平だと愚痴をこぼすか
③試練から逃れて楽な道を探すか
人間としての器が測られるということですね。
楽な特効薬を求めた自分が恥ずかしいです・・・・・・。」

感想

エピクテトス先生の言葉から、
根底にある「自分次第のこと」「自分次第ではないこと」の切り分けが根底にあると感じた。
試練自体は自分次第ではない、しかし試練にどう向き合うかは自分次第である。

また、ストア派とエピクロス派の違いを感じた。
エピクロス派は苦痛を遠ざけることに重きを置いている。
※エピクロス派は快楽主義的に語られるが、実際は質素倹約な生活を善としていうう。
一方でストア派は苦痛を自分の成長のチャンスととらえている。

仕事で追い込まれたとき、その時はつらさに心像を拉致される。
しかし、その試練を乗り切った後は、同じような状況になったとき
「前回乗り切ったんだから」みたいな余裕が生まれる。
そういったキャパシティは汗をかかないとできない気がする。

また、ブログやアウトプットについても同じ。
どれだけノウハウを集めても、実際に手を動かさないとできない。
感じることができない。
実際にやってみるとQualityはどうあれ何とかできる方法を見つけることができる。

エピクテトス先生の言葉で、「試練は神が与えしもの」というのもなんとなくわかる。
試練自体は意外に何でもないときがある。
できっこないと思っていても、やってみると何とかなったりするものだ。
面白いのはこの何とかなるのが、自分次第じゃないことで何とかなったりすることだ。
ふわっと神の存在を感じるときである。

まとめ

今回はエピクテトス先生から
『偉大な人物になるためには苦しまなければいけない。』
という言葉をいただいた。
少なくとも、愚痴を言っても好転はしないだろうし、
逃げたとしても自分自身の成長にはならない。
※ほんとにやばい(不条理は)試練からは逃げた方がいいかもしれませんが。
自分に与えられた成長のチャンスととらえて、試練に向かうことも必要とのことでした。

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