見出し画像

トークセッションのファシリメモ

先月に伊丹市で、ローカルクリエイターなゲスト3人によるトークセッションのファシリを務めた。参加者20名ほどの規模で以下のように進めると感触が良く、参加者の満足度も高かったようなのでメモしておきます。

前提条件:地域に移住してPRやデザイン、空間づくりに取り組むローカルクリエイターの3名がゲスト。参加者は20名ほど、時間は2時間程度。会場はカフェ空間なので参加者との距離も近かった。

・はじめにゲストに、自分を象徴する写真3枚を使って自己紹介してもらう。その後、参加者2人1組で知りたいこと等を5分程度話し合ってもらう。1組ずつ聞いていき、その場でファシリが質問に落とし込み、ゲストに聞いていく。
→全員でシェアした方がよさそうな質問に手早く絞り込むことがポイント。この作業に時間を費やしたくない。ファシリの力量が問われる。

・参加者の発言とトーク内容はプロジェクタで投影したPPTに公開でメモしていく。皆でメモを見返しながら内容を深掘り。
→この後で参加者同士で話し合うアウトプットの時間を想定して、この時間をインプットに集中してもらうための工夫。
→文字起こしのようなメモを必死にとろうとする人を見かけるが、それを投影画面を見れば補えるようにして、基本的にはゲストの話を聴くことに集中してもらい、大事な部分だけメモしてもらう。
→PPT上で即座に共有知化することで、深掘りもスムーズに進めることができた。ただし、タイピング能力が必要。

・始めに絞った質問を一通り終えた後、参加者2人1組で再び話し合った上で、感想や疑問をシェアしてもらう。追加でゲストに答えてもらった方がよさそうな内容は、質問化してゲストに話してもらう。

その場で参加者も一緒に、即興的にトークセッションを作っていく感覚が個人的にハマりました。ゲストは全員初対面だったので事前に自己紹介程度の打合せはしましたが、そこで想定した質問を使うことはありませんでした。もちろん20人規模だからできた方法でもあります。人数に合わせて、インプットとアウトプットのバランスを考慮してカスタマイズが必要です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?