【ガンバ大阪】2023年2月25日vs鳥栖 武蔵にはゴールを向かせろ


お疲れ様です。少し時は経ちましたが前節の鳥栖戦を振り返り、次の試合へ心を準備しましょう。

同時多発的複数人の駆け上がりに合わせる谷晃生の丁寧なスローが攻撃のスイッチになったり、半田陸のスイッチパスから山見のシュートに繋がった11分、ゴールにはならなかったけど惜しかった16分のコーナーキックは三浦弦太からの対角フィードなど、この試合も多彩な攻撃が見えました。チームとして目指す方向性が明確なので迷いがないように感じる。とにかく継続。強い意志を感じる試合だった。

前の試合からの改善点 FWに前を向かせる

前節の柏戦から大きくプレーの内容を向上させたように見える鈴木武蔵。柏戦と鳥栖戦とで何が違ったのはゴールを向いてプレーした回数だと思う。
柏戦ではロングボールの引き受け、ダワンへのアシストとなったポストプレーのようにゴールを背にしてのプレーが多かった。しかし、鳥栖戦ではシュート本数が物語るようにゴールに向かってプレーする機会があり、シュートを撃ちゴールを決めた。スピード、シュートのパンチ力は日本国内でもトップレベル。鈴木武蔵の特徴を活かしながらチームが描く設計図に組み込むことができたのは大きな収穫だと思う。ゴールはもちろんだけど、24分と41分のシュートの方が価値がある。

新たな課題 ビルドアップ機能不全時の解決策

後半開始からジェバリ山本悠樹の投入まではボールをうまく保持できず、前進できないままゲームの流れを鳥栖に渡していた。原因はダワン、鈴木武蔵、ラヴィの疲労で引き出す動きが減ったことのように見える。ではなぜダワンと武蔵、ラヴィは疲れてたのか。前半にうまく行っていた4-2-4気味のプレス。最前線を剥がされるとダワンとラヴィがカバーに横に動くことになる。
相手の変化もあった。42分の西川のシュートシーンなどが典型で前半の終わりごろからダワンとラヴィの脇を狙われていた。相手の変化、自分たちのコンディションの変化などで『うまくいかない』状況を修正するだけのピッチ内でのノウハウは構築できてないだろう。この点は解消しなくちゃいけないところだが、一瞬ではできないので試合を繰り返すことで改善していかないといけなくなると思う。

次戦へ マインドチェンジにちょうどいい対戦相手

とにかく勝ちたい。勝てなかった理由も明確だし、負けないところまではきてると思うので、勝つことでチームビルディングの速度を早めたい。ジェバリのプレーも貫禄感があったし、まだまだ新しい可能性も感じる。相手を困らせて先にたくさんゴールを決めて勝つマインドを作る。そのキッカケになるとすればちょうどいい対戦相手が次節の対戦相手のように感じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?