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渡辺久志
2021年5月30日 03:27
戦争犯罪人の処罰に際しては、処罰に先立って裁判が必要であることは第二次世界大戦前であっても常識であり、国際慣習法となっていました。 しかし、"実は国際慣習法でなかった"、"全然「審問」(聞取り)しないことが国際慣習法で禁じられていただけだ"、という主張があることを最近知りました。1. 立作太郎『戦時国際法』を発端に 立作太郎(たち・さくたろう、国際法)は、著書『戦時国際法論』の中で次のよう