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渡辺久志
2023年4月7日 02:50
東京裁判で南京事件、すなわち「南京暴虐事件」(The Rape of Nanking )がとりあげられました。その判決では、日本軍が南京攻略戦及びその後の南京占領時に中国の軍人と市民に対して戦時国際法と国際人道法に反した残虐行為を行った事実が認定されました。 その結果、事件当時、支那方面軍司令官であった松井石根が、その残虐行為の事実を知りながら軍を統制しなかったとして、無作為の罪(訴因55)を
2023年4月11日 23:16
1937年に日本軍が南京を攻撃・占領した際に多数の軍民が殺害され、市民への暴行が日本軍によって行われました。この南京事件に対して、日本外務省の「(アジア)歴史問題Q&A」の問6で日本政府の見解を次のように簡単に記述しています。 ここでは「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」としていますが、文言の中に捕虜の殺害が言及されていません。そこで、一部の歴史事実を否定したい方々が、南
2021年5月30日 03:27
戦争犯罪人の処罰に際しては、処罰に先立って裁判が必要であることは第二次世界大戦前であっても常識であり、国際慣習法となっていました。 しかし、"実は国際慣習法でなかった"、"全然「審問」(聞取り)しないことが国際慣習法で禁じられていただけだ"、という主張があることを最近知りました。1. 立作太郎『戦時国際法』を発端に 立作太郎(たち・さくたろう、国際法)は、著書『戦時国際法論』の中で次のよう