それでもの夏　それならの夏

皆様こんにちは。

北国のとある所にあるお店　ー珈琲・うつわー　わたなべさん のお客の一人（誰か）でございます。

こちらはここ数日は雨だったり風が吹いていたりと割と涼しい感じで、今日はまたちょっと暑いのですが、それでもこれまでのへろへろばてばてな厳しい日々を思うとやっとの過ごしやすさです。

先週は暑かったのでわたなべ さんがご出店されているところに伺った時も、何やら涼しさを求める珈琲の買い方をされている方が多いようで、ふと見るとこの日はアイスブレンドという豆が私が行った時にはご覧のようにきれいに旅立っていたようでした。

この時、普段豆で飲む文化も知識もない私はほーアイスコーヒーに向いている豆があるんだな～とわたなべ さんにお話を聞いてみるのですが、ブレンドされる際にもその作業に違いがあるようでして、ほお～と。

私のさっぱりな記憶力と表現力ではあれがあれであれらしい（どれ）みたいなことしか言えないのですが、通常いーちハイッにーハイッさーんハイッ、みたいなのがアイスブレンドだといーちにーさーんでハイッ、とすることで違いがあるのなら（これ伝わるのかな…）（そもそも合っているのか）、おもしろいものだなあと思いました。

あと、アイスコーヒーに向く豆があるのなら、他の豆たちでアイスコーヒーにしてみたらこのご出店先で普段飲んでいる感じとはまた違うものになるのかなと思ったらどうやらそのようで、わたなべ さんのお店で、であればそれがお願いできるそうなので、今度…そのうち…小銭をためて…（貧）。

何かの楽しみがあるのはよいことです。

この間、歩いていてふと、地元のお祭りにちなんだものを目にしました。

いつもならこちらでは8月には空気から違うくらい熱い夏のお祭りがあって、それらの音が聞こえると地元の郷土芸能が小さい頃からとても好きな私は反応してその方向に向かいそうになるくらいなのですが（割と向かう）、今年は静かで、ないということを心得た上で続く日常を過ごしていた中で、それらを見たときにぶわっとあのお祭りの雰囲気がよみがえってきて、

あ、そうか、いつもなら今やってる日だったんだ、とその時になって気づくと同時に、ああ、今年もないんだなあ、と改めて実感させられました。

ちょっとしんみりもしたのですが、でもああして飾ってくれたことでああ、やっぱりいいものだよなあと今年も思うことができて、思い出させてもらえて、それは嬉しかったです。

あとこれはまたそのお祭りの後に続いてある、違うお祭りの場にて先日見たものです。

こちらの方でもいつものようなあの楽しいお祭りは今年もできませんでした。

でも、それでも、できる限りの工夫と、そのお祭りを大事にする心で少し形を変えていつもの夏の光景を見せてくれました。

それらを眺めていてしみじみとありがたく、幸せな気持ちになりました。

かなわないことがあっても、それでも、ということがあるものだと実感した夏なのでした。

このまま涼しくなるのか、また暑くなるのか、何にせよ私もですが、皆さまどうぞご無事でお盆をお過ごしください～ということでそれではこの辺で。