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2024年7月13日(土)魂抜けて悲惨なパンツ


お昼は冷やし中華

シマダヤの冷やし中華を買ってきて、鍋の湯で茹で、その間にレタスをちぎってハムを切る。
頭の中で「アフリカン・シンフォニー」吹奏楽版が流れてた。

意外にも、首尾よくでけた。もう少し麺を冷たくしてもよかった気はするものの、ちゃんと冷やし中華。具の種類は少ないが、量を多めに。食べる本人が皿の上に顔を持ってくるわけじゃないから、盛り付けは雑でいい。

すすれない人に麺類を食べさせるのは、けっこう難しい。ちゃんとやろうと思えば難しい。麺と具を同時に口に入れようとすると、さらに難易度が上がる。一口分の麺をある程度まとめてから、具と一緒に箸でつまむ。
最初のうちは頑張るけど、後半だんだんテキトーになりがち。



さらに雑な見た目の、自分の冷やし中華。ハムじゃなくてカニカマ。

タレが薄いように感じられるが、薄くはない。ただ、味がぼんやりしてるだけ? 麺が太いから、からみつくタレの量が少ないんだろうか。表面積。
それにしたって、特徴がないというか、味わいのない味だと思った。
のどを痛めてなければ、からし足したりするんだけど。



その夜……

チューハイ飲んで、まぐろの切り落としを食べさせつつ、「新プロジェクトX」を見た。楽しい夜だった。
8時を過ぎた頃に、妙なリズムで扉を叩く音がするまでは。

近所に住んでる父が、いつも勝手なタイミングで訪れるんだが、まさかこんな時間に来るとは思わなかった。ダーリンもびっくり。

「お盆だから」と差し出すポリ袋には、バナナ、チョコレート、睡眠改善ドリンク。とりあえず座らせて、麦茶を一杯出す。そこからは独演会。

魂が抜けることって、本当にあるんだな。ダーリンも私もぐったりしてノーリアクション。なのに一人でしゃべり続ける老人。

ついにダーリンのまぶたが閉じた。ふだん10時頃には眠くなる人だが、今夜は眠気が早まったようだ。
「おい寝てんのか」と起こそうとする父を制し、酔って眠くなったと告げて、寝室へ移動しそうな態勢に入る。すると父が私に、
「ん? 疲れた顔してんな」
あんたのせいだよ! と言ってもしょうがないんで、疲れ気味だと答えた。

父が帰ると、ダーリンが目を開ける。あー、どっと疲れた。

年寄りの何が怖いって、若い者からエネルギーを吸い取るんだ。
こっちももう若くないのに勘弁してくれ。障害者から吸い取るな。

いつ来るかわからない”妖怪・吸い取り爺”におびえながら暮らすのか。
困ったものだと話してたら、突然お腹が! やばい! トイレに駆け込む。

お腹の調子が悪かったわけでもないのに、どうしたことだ。
そのあと尿器でダーリンのオシッコ介助してたら、再び!!

生まれて初めてMCTオイルを飲んだ人みたいな……(泣)



食べ物とお酒の日記を書きたかったのに……



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