一人で海外に行けない貿易商は舐められる【現地調査の重要性】
私は大企業を作ったり、大きな売り上げを上げることが人生の目的ではありません。
だから、偉そうなことは言えませんが、今の貿易業界の人たちを見ていると失敗しやすい人には特徴があるように思います。
それは『足を使って調査をしているかどうか』ということです。
ネット通販の場合、多くの人が他の人のお店のページを見て、それで研究したつもりになっています。
確かに、ネット通販という括りでは、他の人のページを見るのも大切ですが、
その前に貿易の仕事に携わるつもりなら、実際に海外に行って現地を見る習慣が必要不可欠なのです。
でも、ほとんどの人は、海外に行かなくてもある程度稼げることが分かったら外国に行こうとしません。
海外に行くのは特別な人がやることで自分には関係ないと思っているのです。
私はそのような人を見ると「外国に行った方が良いですよ。新しい発見があると思います。私も来月行く予定です」と言うのですが、
「へぇすごいですね!」と毎回返事が返ってきます。
でも、その答えを聞くたびに、この人はいずれ潰れるだろうなぁ、と感じてしまうのです。
なぜでしょうか?
これを、分かりやすく、ラーメン屋を開業する人に例えてみましょう。
もし、あなたがラーメン屋を開業しようと考えたとします。
そのとき、あなたは最初に何をするでしょうか?
普通なら、日本中のラーメン屋を食べ歩いて、しっかり調査するはずです。
でも、ラーメン屋を開業しようとしている男性に、私が「来週から5日間、福岡に行き有名なラーメン店を、全て回ってきます」と言ったとします。
その男性が「へぇ、すごいですね!僕には無理です」と答えたら、どう思いますか?
この男性のお店が本当に繁盛するのか、心配になるでしょう。
実は、こういう人はたくさんいて、その多くが、たった一つの繁盛店を見つけて、そのお店をコピーをして、劣化版を作るか、
ちょっとアレンジを加えるだけなのです。
運よく、参考にしたお店が、良いお店だったり、参入タイミングが良ければ最初のうちは成功するかもしれません。
でも、この男性の仕事に対する情熱のなさは、開店して、しばらく経ってから大きな問題となってくるはずです。
なぜなら、情熱がないと、新しいアイデアを生み出せないからです。
一方、たくさんのお店を食べ歩いて研究している店主は、売り上げが落ちたときに、新しいメニューを考えて、お客を呼び戻すことができます。
でも、他人が生み出したものをコピーするだけの店主は、最初に参考にしたお店が、新メニューを出さない限り、何もできないのです。
そもそも、自分の足で、味の研究をする情熱がないわけだし、人のものを、コピーするだけだから新しいものを生み出す創作意欲も彼にはありません。
だから、ライバル店が増えたりして売り上げが下がっても、新メニューを創作することができずに、客を呼び戻せないのです。
こういう人たちは、楽をしてお金を稼ぎたい、または影響力を得たいがためにビジネスをしているのであって仕事に情熱を持っているとは言い難いでしょう。
最初のうちは、友達や知人に助けてもらったりして、何とかなるかもしれませんが、いつまでも人に助けてもらえるわけではありません。
どこかで、一人の力だけで、お店を回していかないといけなくなります。
そのときラーメン(仕事)への情熱がなければ、きっとうまくいかなくなるでしょう。
「別にラーメン屋じゃなくてもよかった。ずっとフリーターで、このままじゃまずいと思ったときに、たまたま目についたのが、ラーメン屋だった」
なんて言っている人がお店を潰すのは当然です。
でも、情熱のないことを無理矢理させてもどうしようもないのも事実です。
これを貿易のビジネスに置き換えて考えましょう
貿易のビジネスで言えば、ラーメン屋の食べ歩きはノウハウを教わる相手を頻繁に変える事ではなく、外国に行って現地を調査することだと思います。
今は、ネットで海外から仕入れができるので、自分が貿易のビジネスをやっているのか、ネット通販をやっているのか、分かりにくくなってしまっているのです。
でも自分がどちら側の住人なのかハッキリさせておくことが大切です。
なぜなら、行き詰まったときに、どちらに向かえば解決策が見つかるのか、方向性が、分からなくなってしまうからです。
もし、あなたが貿易のビジネスで生きていこうと思うなら、つまり、外国と積極的に関わって日本を応援していこうと思うならあなたは貿易の人です。
逆に、海外で活躍している日本人には興味がなく、情報発信している人に興味があるなら、あなたは他人に成功者と思われたいか、影響力をつけて何かをしたいと考えている人だということです。
また、商品は何でも良くて、とにかく大きな売り上げを作り、会社を大きくしたいと思っているなら、EC通販の属性が強い人なのかもしれません。
そして、これは、非常に大きな違いと言えるのです。
私は100%貿易の人間なので、スランプになったら必ず外国に行きます。
外国から日本を見つめて、次の一手を考える必要があるからです。
だからこそ、私の貿易に関するアイデアは外国に興味がない他の輸入プレイヤーよりも、奇抜で発想力が、豊かなんだと自負しています。
ただ、これは、私だけの話ではなく、外国経験が豊富な人は基本的に日本だけに留まる人よりも、
発想力が斬新で普通の人が思いつかない考えをいくつも思いつくケースが多いと言われています。
というよりも、そのような発想力を養うために外国に行っているからです。
逆に、私自身はブログなどで情報発信をしてはいますが、成功者や、情報発信者には、あまり興味がありません。
その代わり、海外で活躍する日本人は、情報発信をしていようが、していなかろうが関係なく、自然と尊敬してしまうのです。
なぜなら、彼らは本当の意味で『度胸がある人』だと感じるからです。
その話は、次回以降にするとして、
でも、貿易の情報発信者の中には、私のアイデアを少しアレンジして発信しておきながら、私のことを、「偉そうにするな」と軽視する人もいます。
彼らは、フォロワーが多いかどうか、YouTubeをやっているかどうか、仲良くできて、お互いにメリットがあるかどうかしか、基準にしていません。
だから、海外経験の少ない彼らにとって、私のような人間は、異端に映り、格好の標的にされるのです。
彼らは、貿易業に携わっているにもかかわらず、海外経験のある人や外国語を操れる人、海外で勝負している日本人を、特に尊敬しようともしません。
彼らにとって、尊敬できるかどうかは、お金とSNSの影響力と、仲良くできるかどうかだけが評価基準なのです。
しかし、本当の貿易関係者が、海外に1人で視察に行かない人間を、ただビジネスをしてるというだけで、尊敬できるはずもありません。
そのため、私が距離をとると、勝手に私のことを恨んで「詐欺師だ」と呼んできたりします。
ですが、そもそも業界が違うのだから、興味を持てないのは当然なのです。
仲良くなりたくないのではなく、純粋にあなたに興味がないだけの話です。
筋トレにハマっている人がアーノルド・シュワルツェネッガーを尊敬するように貿易関係者なら海外で活躍している日本人に意識が向くのは当然です。
だから、私は「1人では外国に行かないし、語学も学ばないし、興味もありません」と宣言されてしまうと、
コンサルなどの時間を除いて、あなたと仲良くし続ける理由がないのです。
というか、あなたと絡んでいるほど、私の人生、長くないと思っているからです。
そうなると異端と思われるのかSNSでも誹謗中傷の的になったこともあります。
だから私は、彼らを黙らせるために、仕方なく、ある程度資産を公開するようになりました。
調査の結果、私と違い、彼らは貿易業に携わりながら海外で活躍したり、世界を飛び回る人を尊敬するのではなく、
シンプルに金を持っている人に対して強く出れないと分かったからです。
友人「おう、お前がいくら金を持ってるかソイツらに教えてやれよ」
私「嫌だよ。なんで、そんなことする必要があるんだよ?」
友人「そうすれば、ソイツら黙るからだよ」
私「なんで、分かんだよ?」
友人「あん?俺がそうだからだよ」
私「どういう意味?」
友人「金があるやつには頭が上がらないからさ」
私「・・・・・」
ということで、ビットコインをホールドしていることも本当は言いたくなかったのですが1000万を超えるポルシェやロレックスを、
ローンや借り入れを一切せずに所有していることを伝えないと、
ネットの世界では下に見られてバカにされたり、ノウハウを奪われるだけの対象となるのが、非常に鬱陶しかったからです。
ちなみに、公開してからは案の定、誹謗中傷は、かなり減りました。
少なくとも、disってきたりするのは、最低でも差し引き純資産で2億円以上の金融資産を持っている人だけになりました。
ただし、だからと言って、純資産3億円の人に何か言われても、別に特別なにも感じません。
例え、日本だけで活躍されていても、10億円以上の純資産がある人なら、悪い人ではない限り、普通の人よりも何かを達成した人であり、
その人の意見は私にとっても貴重なので、できる限り聞き入れようと努力してみるというだけです。
というよりも、資産が10億円を超えている人が、情報発信をしていて、情報を提供してくれている人なら
私はおそらく、そのほとんどを、有料であっても、現時点で登録していると思います。
つまり、私は他人の意見に、聞く耳を持たない人間ではなく、実際はまったくの逆だと思います。
ちなみに、私は商売の流派に関しては完全に『ユダヤ教徒』なので売り上げが大きいだけの人にはあまり興味を示しません。
ちなみに私は「コンサル業や情報発信は詐欺でペテンで価値のないものだ」という意見にも真っ向から反対いたします。
本当に詐欺を働いているか、価値を提供していないと確信がある場合、または、脱税などの犯罪を犯していない限りは、
例え、それが、ビットコインの値上がりであったとしても、
他人の儲け方に安易にケチをつけることは、『ユダヤ商法』では恥ずべき行為だからです。
そもそも、そのような日本人的な考えを否定する、『ユダヤ商法』に出会って衝撃を受けたことで私は商売の世界に足を踏み入れることになったのです。
ただ、それとは別に、私個人としては、売上の大きさそのものよりも、海外で、勝負している日本人の方が圧倒的に魅力的に思えるのです。
自分でも、なぜだか、よく分かりませんが、とにかくそうなのです。
これは漫画家を目指す人の多くが、手塚治虫や鳥山明に対して尊敬と憧れの気持ちを抱いているのと似ている感情だと思います。
話を戻すと資産を公開したことに関しては効果はテキメンでしたが、いずれ時期を見計らって、また隠したいと思います。
なぜなら、今度は逆に変に私に憧れる人たちが増えてしまい、なぜか輸入業界の発信者たちも私と同じように、
ロレックスのデイトナを身につけることをマネしたり、
SNSの名前に「1688」をつけたりするようになって、それはそれで困っています。(本当に伝えたいことは、違うんだけどなぁ…と思っています)
話を戻しますが、ネット通販の枠の中でしか考えない人たちは、外国に1人で視察に行こうとしません。
また、信じられないことですが、今はネットで輸入ができるので貿易業界に携わりながらも、パスポートすら持っていない人も多いのです。
しかし、超優秀な人たちは、頻繁に海外に行っている印象です。
しかも1人で行きます。本当です。本当に彼らは1人でホイホイ行きます。
また、友達と一緒でないと、1人で外国に行けない人は貿易ビジネスを続ける上では致命的だと思います。
1人で海外で行動すると、誰かと無駄に話すこともないので、見るもの全てに神経が集中しますが、
友人や知人と行ってしまったとたんに「楽しい旅行」に変わってしまうので注意が必要です。
友人と行くと海外視察という名の、修学旅行になってしまうのです。
つまり、1人で行くのは挑戦で、2人以上で行くのは遊びなのです。
以前、貿易業界の同業の人達と、頻繁に海外に出向いていた方が「潰れそうで困ってるから助けて欲しい」と連絡を受けて、相談に来られたときに、
「頻繁に海外に行っていたのにどうしてですか?」と尋ねたことがありますが、
「いや、あんなのは『仕入れツアー』という名の遊びの旅行だったよ…」と深いため息をついて仰られていたことが、とても印象に残っています。
私自身も、先ほど、アジアの、とある国から帰国したばかりなのですが、
1人での視察は孤独であって、やはり、楽しいとは少し違います。
1人で知らない土地のショッピングモールに出向き、混んでる店とそうでない店を調査し、その理由を考え
炎天下の中、周辺環境を歩いているときには楽しさなどほとんどなく、汗だくで、孤独で、正直、ただ苦しいだけでした。
また、今回の調査では、多くの気づきはありましたが、収穫としては全くの不十分でした。
ちなみに、私は海外に1人で調査に行くときは、楽しさなどほとんど感じたことはありません。おそらく、常に必死だからだと思います。
その大半が暑くて、辛くて、めんどくさくて、非常に苦しい作業ばかりです。
ただし、達成感に関してだけは、他の日本人たちと行動するよりも、明らかに、毎回、大きく感じることができます。
おそらく、1人で、全てをやり切ったからです。
ですが、そんな私も、誰かと一緒に行ったり、現地で同業者と集まったりすることがあれば、楽しいと感じることがほとんどですが、
やはり、血となり肉となるような経験や気づきのときは、そのほとんどが苦しくて、辛いことが圧倒的に多いです。
もちろん、その中でも、未体験のことをすれば楽しいと感じたりもしますが、友人と食べるご飯の方が何十倍も美味しく感じるのは当然です。
つまり、友人と行ってしまうと、おしゃべりなどに意識が奪われてしまい、本当の意味で集中できていないという訳です。
これは、留学先で外国人と頻繁に関わろうとしている人物なのか、それとも、日本人同士で固まるだけの人物なのか、と似ている感覚です。
日本人同士で話しているのは楽しいのですが、そこに成長がありません。
あなたも挑戦してみれば分かりますが、現地人と現地の言葉で会話することは、私にとっては、毎回が、大変で苦しい作業となります。
だからこそ、私は、大多数が選ばない、その苦しくて、大変な状態の方に、他の人が気がついていない、何かがあるのだと考えて行動しています。
ただ、この違いは、その両方を経験したことのある人でないと、意味がよく分からないと思います。
どちらにせよ、貿易関係の人間が、1人で外国に視察に行けないのは致命的で、友人と行くにせよ、現地で誰かと合流するにせよ
どこかで必ず、1人だけで、外国を視察する機会を設ける必要があります。
また、その比率は、友人や知人と行く回数よりも圧倒的に多くなければいけません。
友達としか外国に行けないのは、行かないことよりは100倍以上はマシですが、それは外国に慣れるまでの予行練習であり、
1人で海外を行動できるようになってからが本番だと肝に銘じてください。
そして、1人で行動することになれば、語学を学ぶことを真剣に検討せざるをえなくなります。
というか、覚えないと、話し相手が、いなくなってしまいます。
というよりも、本気で成長したいなら、そのような環境を、自ら作り出す必要があるのです。
これは留学に行って、現地人と仲良くなろうとする人か、それとも、日本人同士で固まってしまう人か、の違いによく似ており、
どちらが難易度が高く、ご自身にとっても貴重な体験になるのか考えれば簡単に分かることだと思います。
日本の方が暮らしやすいという意見も大間違い
よく聞く言葉ですが、「日本の方がご飯も美味いし暮らしやすい」という、意見も間違っています。
そもそも、日本人なら、日本が一番暮らしやすいのは当然だからです。
フィリピン人だって、自分の国で、日本と同じ稼ぎをもらえるなら、積極的に日本に来ようとする人の割合は圧倒的に少なくなるでしょう。
稼げるお金が同じなら、誰でも母国の方が暮らしやすいに決まっています。
これは「語学など勉強せずに日本語だけで暮らした方が楽です」と言っているのと意味は同じなのです。
ビジネスをどちらの方が楽かどうかの基準で考えていると、判断を誤るので注意しましょう。
では、海外で活躍する日本人にとっては、外国の方が暮らしやすいと感じているのでしょうか?
いえ、そんなことは絶対にありません。
彼らは、あえて難しい環境に身を置いて、自分を鍛えているだけです。
厳しい環境に身を置いて鍛えている自分に酔いしれて逆に楽しいと感じている人はいるかもしれませんが、
むしろ、プロは、そう感じるように努力しなければなりません。
筋トレと同じで、楽にできる負荷でトレーニングしても筋肉は全然つかないのと同じです。
負荷をかけて、現状よりも、辛いことに挑戦するから、成長するのです。
だから、貿易業の人間なら日本語が通じない環境に自ら赴き、鍛えることは、とてつもないトレーニングになるのです。
また、外国で活躍する日本人の多くは常に語学の勉強をしています。
しかも、一つの言語だけでなく、3つも4つも話せる人が多くいます。
一つの国の言葉を覚えても、それが日常になったら、また新しい国に行って一から練習をするのです。
これを50歳になっても60歳になっても、人によっては70歳になっても続けています。
つまり、彼らは、恐ろしいほど、ストイックで、これは「日本が一番暮らしやすい」とは、まったく別次元の話なのです。
あえて、厳しい環境に飛び込んで、自分を高めようとしているわけです。
フランス料理のシェフを目指す人が、フランス語を覚えて、現地のレストランで働いているのを見て、
「日本の方が暮らしやすくて、稼げるのに、バカな奴だなぁ」と言っていたら、あなたはその人物のことをどう思うのでしょうか?
どちらの方がバカなのか、誰でも簡単に分かると思います。
暮らしやすいことと、自分を成長させるために、厳しい環境に身をおくことは、同じ次元で語るべき内容ではないからです。
断言します。
もし、あなたが、今から、東南アジアの国の言葉を一つ勉強して、5年間、現地で過ごしたら、間違いなく大きく成長できます。
外に出ずに、皆と同じことしかしなかったネット輸入プレイヤーの人とは、雲泥の差がつくはずです。
まさに、月とスッポンです。
例えば、現地で会社を作って、10店舗も実店舗を出して、現地の人と同じ、コミュニティーに入って外国語で会話していたら、
もう、他の人では、到底、太刀打ちできないレベルの人材になります。
そういう人なら、例え資産額が少なくとも、貿易の世界で多くの人からリスペクトされること間違いありません。
しかし、今の時代は、それをしなくても貿易はできるし、多少は稼げてるからと甘えていると本当に行き詰まったときに大変です。
特に、最初から貿易や外国に興味のない人は、解決策が見つからないときに、どうすれば良いのか分からずに、立ち往生するのは目に見えています。
だから私は成功して欲しい人には「貿易業で生きていくなら1人で外国に視察に行きなさい。しかも頻繁に行きなさい」と、アドバイスしています。
また、絶対に1人で行動することを勧めています。
なぜなら、これは旅行ではなく、貿易業界で生きていくための『訓練』でもあるからです。
ラーメン屋で言えば「1人で食べ歩けるようになりなさい!」と同じ意味です
ラーメン屋の店主が「僕は友達と一緒じゃないと食べ歩きはできません…」と言ってきたら、あなたはその店主をどう思いますか?
そんなナヨナヨした男は、経営うんぬんの前に、貿易の業界でイジメの対象になっても不思議ではありませんからね。
なぜなら、今の時代は女の子1人でも平気で外国に行くからです。
それなのに99%の人は「いつか行ってみたいです!」としか言いません。
だから、このレベルの人たちが、貿易のビジネスで、成功を維持できるとは思えないのです。
これは、「家系ラーメン屋が儲かるから作り方を教えて欲しいわけで、僕がラーメンを食べ歩くつもりはないですよ」と答えているのと同じだからです。
あなたが、生活費を切り詰めて、実家に住んでいるなら、月5万円でも暮らせるかもしれません。
お金がなくても暮らせてしまうのでSNSではずっと成功しているように見せることもできるかもしれません
でも私は、そういう人を見ると、「この人は1人でラーメンを食べて研究する情熱もないのか…」と思わずにいられないのです。
そんな人が、どうやって、貿易業で独立を続けていけるのでしょうか。
あなたのライバルになる人たちは、常に世界中を1人で飛び回り、外国語を、5年に一度のペースで学び直しているような人たちなのです。
では、1人で食べ歩きもしないラーメン屋の店主に欠けているものは何だと思いますか?
それこそが『創作意欲』だと、私は思うのです。
創作意欲のある人は積極的に外国に行く
あなたがラーメン屋で本当に成功したいなら、ラーメンYouTuberと同じくらいか、それ以上に、ラーメンを食べようとするはずです。
つまり、1人で食べ歩いて研究しない人は、新しいものを生み出す力も情熱もないというわけです。
そのような人の多くは、誰かから教わったことを、終わりが来るまで繰り返すだけです。
教わったことを上手にアレンジできる人も中にはいます、全員がそうではありません。
多くの人は、「たまたま出会ったのが輸入で別に輸入じゃなくても良かった」などと言います。
これは、「別にラーメン屋でなくても良かったけど、独立したいから、売れるラーメンの作り方だけ教えてよ。他のアドバイスは必要ないから大丈夫だよ」
と言っている人と同じなのです。
彼らは、人のものを模倣するだけであり、新しいものを生み出す、創作意欲も情熱もないのです。
つまり、楽に簡単にできる仕事を探していて、輸入ビジネスに出会っただけの人たちなのです。
だから、海外を渡り歩いて必死に努力した人のアイデアを遠慮なくコピーしようとします。
お金を払って教わっていても、上っ面のレシピの内容だけを知りたがるのです。
どうやって、そのレシピを作ることに至ったのか、その経緯やバックグラウンドには興味を持ちません。
むしろ、そのバックグラウンドを教えると、自分もそのバックグラウンドと同じ話を情報発信で使おうとすらします。
自分はその経験がないにも関わらず、なんとかこじつけて自分が発明したことにしたりもします。
「そうやって話せば売れるのですね!」と勘違いするのです。
中国の次のチャンスの国については、その国の名前だけが知りたいわけで、
それを見つけることになった経緯や、そこに至るまでの苦労には興味がなく、彼らにとっては、どうでも良いことなのです。
ネットの情報だけで完結しようとしたり、調べても身近の人に「〇〇の国って最近どうなの?」と、話を聞くだけで終わらせようとします。
彼らは、決して、インドに直接赴き、自分の目で確認しようとはしません。
だから、そのアイデアを生み出すまで、どれだけ大変だったのか、コピーされる側の気持ちは、一切考えないのです。
なぜなら、彼らは自ら創作することよりも、パクることの方に意識が向きすぎているので、創作者の努力が理解できないからです。
あと、単純に『1人で行く度胸』もありません。
だから、当然、創作者に対してのリスペクトもありません。
彼らは本気でマネされる方が悪いと考えているので、創作者の努力が理解できないのです。
ずっと、二番煎じ(にばんせんじ)でいようと心に決めてしまっているので、率先して、一次情報を取ろうとしないので、すぐに分かります。
自分と同じことを考えてる人にコピーされたら損するだけだから、自分は、ファースト・ペンギン(最初に挑戦する者)になろうとしません。
私は、貿易業で、その最も分かりやすい指標が、外国語を覚える気がなく、海外に1人で行かない人たちだと思っています。
彼らは、自分が新しいことを生み出すことには興味がないのです。
ファースト・ペンギンになって、創作することよりも誰かが上手く行ったものだけを真似することだけしか考えていないのです。
または、ノウハウをネットで調べるか、パクるか、誰かから教わることしか考えません。
だから、外国に興味がないし、語学を学ぼうとしないし、1人で海外を視察することもないのです。
今回の記事を見て、私に煽られて行くことになっても同業の友人たちに誘われたキッカケで行くか、現地ツアーに申し込むことしか絶対にしません。
いえ、「できない」と言った方が正しいのです。
なぜなら彼らには本質的に『度胸がない』からです。
彼らの頭の中は常に誰かが成功したものをいかに早くパクるか、ただ、それだけにしか興味がありません。
創作者の努力や苦労が理解できるようになるのは自分の会社が潰れそうになって、初めて必死になり、自分で新しいものを考案しようとしたときです。
でも、ほとんどの人はピンチになっても誰かが上手に行っている事だけを探し続けて、最後の最後まで、人のものを模倣しようと計画します。
99%の人は外国に1人で行って必死になってヒントを探そうとはしません。
そこで調査したものを自分の頭の中で組み合わせて、勝負することなど考えません。
なぜなら彼らは『自分のアイディアで勝負する度胸もない人』だからです。
そして、潰れそうになると、必ず誰かを恨むようになるそうです。
最もターゲットになりやすいのは、初期にお世話になった恩人や身近で成功している経営者、家族や配偶者など近くの人を恨むようになるそうです。
危機意識の高い経営者なら、自分がそうなる前に、本気で立ち上がり、1人で海外に行き、必死で何か新しいものを見つけようと努力するはずです。
そもそも自分のお金で留学すること自体が、その予行練習と言えるのです。
そして、一から全てを自分の力で考えて、その努力がようやく成功したときに、
それをニヤニヤしながら、パクっていく人たちを見て初めて気づくのです。
自分が今まで、相手に対して、どれだけ失礼なことをしてきたのか、
相手の立場になって、ようやく、
そのバカバカしさに気がつけるようになるからです。