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成すことによって学ぶ

 先日、お師匠から言われたことがある。

「理論は大体わかったでしょう。あとは、実践よ。」

頭で理解していたとしても、実際にそれができるかどうかは別なのだ。
アウトプットすることが1番難しいくて、1番疲れる。
しかし、学んだことをアウトプット(いわゆる外化)することでしか、
本当に身についたかを確認することができない。

成すことによって学ぶという言葉は、ジョン・デューイの言葉だ。
物事を学ぶ上で1番手っ取り早いのは、何かをやりながら学ぶということ
なんだと個人的に解釈している。

最近、このデューイの言葉が強く意識されるようになった。

単元を計画する際も、アウトプットの形まで意識して計画するようになった。
なるべく本質的な学習になるようにも考えている。(PBL的…)
子どもたちの学習活動の様子を見ていると、
一斉授業の時よりイキイキしている。
そして、いろんなものの見方を働かせているのが良くわかる。
やはり、成すことによって学ぶということが人間の学習にとって必要なんだと
実感する。


そして、 
冒頭にもあった。

「理論は大体わかったでしょう。後は実践よ。」

だ。

個人的に、本が好きなので、多読な方だと思っている。
そして、コロナ禍でもいくつかの動画セミナーに参加し、
個人的な研修を重ねてきたつもりだ。

ただ、いざ実践しろと言われると一瞬躊躇した。

アウトプットする機会に慣れていなかったからだと思う。
人前で失敗したらどうしようという感覚があるからだ。
結局、いくらインプットしたところで、アウトプットしないと
知識は増えても経験は増えない。

結果的に、実践する形で授業を計画し、
師匠から見ていただくことになった。

いざ学んできたことを基に授業を構想してみると、
やはり、あまりわかっていないことが多い。

改めて、学び直すきっかけにもなった。

どんな授業になるのかまだ腹落ちしておらず、
どのような結果になるのか全くわからない。

しかし、やはり成すことによって学ぶということは大切なんだと
改めて身をもって体験した。


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