ケニアにおける風評被害考
「新宿でホームレスが売っている『ビッグイシュー』の中には毒入りインクで刷ってあるものがあり、 読むと体調が悪くなる。」
もし、そんなことを喧伝している人がいたら
「なんてデマを撒き散らしているのか」と憤りを感じるのではないでしょうか。
ナイロビで同じような話を耳にしました。
それは「停車中に寄ってきて道路で勧められる豆は、睡眠薬が混ぜられていることがあるので買わない方が良い。」というものでした。
道路で道行く車に営業している人たちは、炎天下で必死に働いていて大変そうだなぁ
と車の中から見ていていつも思います。
同様の話で
「ナイロビ市街で、車中でスマホやPCを触っていると、窓の隙間から手を入れてきて盗まれる」というものがあります。
おそらく、そのような犯罪があったのは事実でしょう。
「それくらい危険な街なので、気を引き締めろ。」という文脈で言われていることも理解できます。
しかし、そんなことを言われてしまうと、私なんぞはビビりなので、車の脇を通る若者全員が犯罪者に見えてきてしまいます。
日本でも最近「新宿ゴールデン街で外国人が店の中に窓から手を突っ込んで、引ったくりをする犯罪が増えている」と話題になっていました。
発生率の多寡ありますが、世界中のどこでも犯罪す人もいればそうでない人もいます。一様に「〇〇は××」とバイアスをかけるのではなく、場所に応じて必要な対策を講じれば良いのだと思います。
私は道路の売り子さんの豆は買い続けます。
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