「チンチョン」考 1

中東、アフリカ(もしかしたら世界中かもしれません)に住む日本人が抱えるイシューの1つに「チンチョン問題」というものがあります。
これは、現地の方々から「チンチョン!」と声をかけられることに対してどう反応するか?というイシューです。
「チンチョン」とは、「中国人を嘲笑的
差別的に表現した呼称から派生した、東アジア系民族に対する呼称」と私なりに定義づけしたアジア人に対する差別語です。これは、約1ヶ月間ケニアに住む中で、発話者の意図を分析し私が勝手に定義付けしたものです。
小さい子供からおじさんまで、年齢関係なく仰られます。好意的チンチョンからニヤニヤチンチョンまで、発話者の心情も様々です。
恥ずかしながら私はこの言葉を、青年海外協力隊員としてケニアに派遣される直前まで知りませんでした。派遣前訓練の際に、先輩隊員に聞いて知ったものと記憶しています。
言葉はコミュニケーションツールであり、生き物です。実際に話者が何を伝えるため「チンチョン」というツールを使うのかを知りたいとい思いでケニアに来ました。現地での実感は、差別的意図で使う方は少ないという印象です。「かわいいチンパンジー達」と同じ、無教養、無知が産む不適切使用という印象です。
ですから、私は「チンチョン」を「アジア人さん」くらいに脳内変換して対応しています。
当然、先進国においてはこの限りではありませんが。

「愛の反対は無関心」とは良く言ったもので、関心を持ってもらってありがたいと、私は考える様にしています。


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