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【生い立ちの記】18 意識

18

あれは多分
小学校四年生の時だと思う

クラスメイトに突然
「ミマの家っておかあさん居ないんでしょ?可哀想だね」と言われた

子どもだからこその
悪意の…
いや、意味なんて殆どない
挨拶程度の言葉

だけど私にとって衝撃だった
何も答えられなかった

母が居ない生活が当たり前だったから
母が居ないことを意識なんてしてなかった

この言葉が
私には母が居ないということを
しっかりと自覚させ
意識の上に引きずり出した

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