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過敏というよりは感覚的でイヤになる話

過敏体質であることは、実はそんなに嫌では無いのですよ、私。

音に過敏なのは「音に過敏じゃない状態」が判らないから、これが私の普通だと思っているし、

私は霊感があってこの世ならぬ音や声も聞こえるので、気にしない=良い悪いに裁いて大騒ぎしない。

鼻=匂いに過敏なのは、生体エネルギー(↓参考記事参照)の住宅に住むようになってから、例えばクライアント様のお化粧や香水、柔軟剤の匂いが多少きつくても、以前のように「匂いで具合が悪くなる」事は無くなったし、

外出時も五感のカビンさで振り回される事はかなり少なくなりました。

味覚は化学調味料や、食品についた匂いや品質などが判るのは、自分の身体を守るために良い事だと思うし、フード風土ヒーリングのおかげかダメージを受けにくくなりました。

触感は、自分が不快と感じない服を選ぶようにしているし、他の触感も「気にしない」

視覚は…人ごみなど情報が多い場所は疲れやすいかも。それに関しては適度な田舎に住んでいるし、人が多い場所へ行きたいという自分のニーズがほぼないのです。

過敏体質や、発達障害や、霊感などがある自分なんだと知ってからは、「自分に合った生き方をすれば良いだけ」と思っているし、全体的に、自分が専門医も驚くくらいのカビンさだから、「気にしていたらキリがない」という結論に達したのです。

「感じる事」と、「感じたその感覚で悲劇のヒロインのように大騒ぎする」のは別な話で、自分に合った生き方をするのは、過敏の有無に関係なく、誰でもそうするものだと思うから。

自分の心の面倒も、自分で見るのが当たり前だし。
(最近はこれが出来ない方が増えている気がしますが)

だから、カウンセリングの中で過敏体質の方から「それだけ過敏だと大変じゃありませんか?」と、聞かれても、

「自分に合った生き方をしているから気にならないですよ。過敏体質だと判る前からも生きる工夫はずっとしてきたので」
という趣旨のお返事をします。

心も、「カビンさんと春」というnote記事に書いたように、私はこの過敏な心を悪いものだとは思っていないのです。
むしろ、この繊細さがあって良かったと思うし、その一方で、一周回ってガサツな部分が自分にあると判っているから。

長年の過敏体質カウンセリングの経験から、カビンな方は、多かれ少なかれ、この「一周回ったガサツな部分」があると思います。

つまり、現実的な過敏さは、それはそれで良いと言うか、それが私のスタンダード。

でもね、自分の感覚的な部分は、時々、ほんっっっっっとうに、イヤになる時があります。

例えば服選び。

私はいつも、朝起きて服を選ぶ時、「今日の私は何色を身に着けたい?どの服を着たい?」と自分に聞いて決めるのです。

今日は、昨夜から決めていた「白いふんわりした、身体にピッタリしないサラサラした感触のブラウス」
そして、冷感素材のグレーのストレッチの利いたロングタイトスカート。
クーラーで足が冷えがちなので、目立たない色の靴下。

なのに!!!

白いブラウスの胸のところに1センチに満たないくらいの大きさの茶色い何か。
多分、顔(お化粧)の色が、指か何かについていたんだと思うのですが…。

仕方なく、着替えようとしても、

その白いブラウス以外の服を着る事に、

「私の感覚が納得しない」

他の白いブラウスや、白いカットソーでは、「ちがう!こうじゃない!」となる。

そこで、あれこれ考え、「他の服でしっくりくるものがあるかも」と探しても、「やっぱり違う!」となってしまう。

そんな感じで、私の日常は時々こんな風に人知れず起こる「自分の感覚との闘い」に、うんざりする事もあるので、

「あ~~~~~…、自分、めんどくさ~~~~~~!」
って、時々なっちゃうのです。

(ちなみに私は発達障害のアスペルガーでもあるので、その特徴の「こだわりが強い」も関係しているのかもしれません)

そんな時は、今日もそうだったのですが、夫(一緒に仕事をしている流輝先生。カウンセリングや占い等の師匠)が、もう慣れたもので、掃除や洗濯をしながら、
「これなんかいいんじゃない?」
と、全く私の感覚に無いものや、似ているようだけど「なんか違う」のを提案してくれて、

それと比べたら、なんだかよく判らないけれど、元々自分が「なんか違う」と思ったものでも、「うん、まあ、しっくりこなくても、とりあえずこれで良いか」となる。

それは多分、「自分の感覚の世界に溺れている」私に、別な何かを差し出してくれたことで、その感覚の世界から助け出してくれたのだと思うのです。

そこで、「全く私の事を判っていないじゃない!!」と、怒る人もいるかもしれないけれど、私は何かをしながらでも、私を気にかけて、何かを差し出してくれたこと(今回は時間や提案)が嬉しい。

これって、過敏体質の人が周囲にいて、お困りの場合に、ちょっと役に立つかも?と、思って書きました。

でも、「全く自分に合わない提案をする」という事じゃないですよ。

ほんの少しでも「思いやりを向けてくれる」優しさと、

それが自分の感覚と違っても「気にかけてくれたことが嬉しい」と感じて感謝できる心を持っているかどうか。

この両方があって、成り立つ解決策です。

…って、こうなると、過敏さや感覚の問題じゃなくて、心や人間性、関係性の問題かなと思うのです。
周囲の気遣いにも、「全く私の事を判っていないじゃない!!(怒)」ってなる人もいると思うから。

だから、カビンさんにも、まずは「自分の全体像を知る事」をおすすめしているのです。

自分の心やカビンさを把握していないのに、ハウトゥーだけ本やネット情報などで調べても、合わない場合ってあると思うから。

「それ、過敏さが原因じゃないですよ」という事も多いのです。


参考記事
わたもりのメインブログ「私の中の森」にリンク

過敏・敏感体質(HSP・エンパス)の問題の殆どは過敏さの問題ではない

【0】HSPと環境と生体エネルギー―疲れやすさを改善し物質を有益なモノに変える力

わたもりの過敏体質カウンセリングについて

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