友達を作れない話（全1923文字／858文字無料）

目次
発作的ダメ出し
魂で決めてきた仕事をする
「友人を作らない方が良い」
一人反省会
私の人生の意味
 本当にごめんなさい

発作的ダメ出し

※私は時々発作的に、こんな風に自分ダメ出しをします。

私は親しい人が少ない事よりも、今までの人生の中で、沢山の人に不快な思いをさせた事が悲しい。
私は、もう誰かと無理に仲良くなろうとしないようにしようと思う。
 
私には友人等、出来ないようになっている。
誰かと仲良くなろうとすると、私は逆に嫌われる行動をとってしまうから。
私と友達だと認識してくれている貴重な人達には、本当に申し訳ない気持ちだ。
 
それにはちゃんとした理由がある。
けれど、それをここに書くには、申し訳無さすぎる。
どんな理由があろうとも、他者を不快にさせて良い訳がない。
 
そう思っているのは本当だが、それでも忘れぬように記したい。

魂で決めてきた仕事をする

魂で決めてきた仕事をする。
だから、沢山の友人、知人を作り、家族にも恵まれ、平凡で良いから楽しくにぎやかに生きたいと願っても、私にはそんな時間等許されないのだろう。
 
開店したばかりの頃は、私と友達になりたがる人がとても多かった。
「友人になれば、色々と相談にのってもらえそう」というのが、その理由だったようだ。
また、私をおおらかで、優しくて、頼りになる人だと勘違いしていた人も多かったと思う。
 
それは全くの誤解で、まず、私はかなりのポンコツだ。
今やっているこの仕事しか出来ない。
 
更に、私は自分から誰かと仲良くしたいと思えば思う程、他者を不快にさせるような発言や行動をしてしまう。
何故かそうなってしまう。
私を大切に扱ってくれる人、友人になれそうな人程、不快にさせてきた。
本当に嫌なやつなのだ。
 
それなのに何故か、色々出来て、優しくていい人だと誤解される。
そう言ってくださるのは多分、私と一緒にいるのが短時間の方達だろう。

「友人を作らない方が良い」

だから、長い期間お付き合いしてくれている数少ない人達には、本当に申し訳ない。
そして、感謝してもしきれない。
 
私はこれから先、必要以上に誰かと仲良くするのをやめようと思う。
これは、流輝先生が最初からずっと言っていた事だった。
「むやみに友達を作ろうとしないほうが良い」と。