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CHUWI Hi9 airを買ったのでレビュー。中華タブは本当に買いか?

最近、またしても新しくタブレットを買った。今回のタブレットを買った目的は、自炊した書籍の閲覧、動画の閲覧を寝ころびながら・外で気楽に行うことなので、サイズも10インチが欲しかった。他の条件は、画質がいい、電池持ちがいい、軽い、SDカードで容量を増やせる、ことがあげられる。

あとは値段だが、どれだけのものがあるか調べたら、このHi9AIRが見つかった。9のくせに10インチ・・・何か嫌な予感もしたが、見てみるとかなり性能がいい。CPUが10コア、電池持ちがいい、重さ500g、デュアルシム、SDカード128Gまで対応、などなどである。値段も3万円で、アマゾンのレビューもいい。個人サイトでちょっと確認したが、技適マークが申請中で、実際には認証されてないのに技適認証と謳っている、ということだが、正直シムについては予定にないので、つながらなくてもどうでもいい。そしてお値段、3万円。この性能なら十分安い。

というわけで、アマゾンで思い切ってポチってみた。

届いたものは、ちゃんとした箱に入って届いた。3万でこれなら十分である。箱に変な鳥を印刷する必要などないのである。さっそく開けて起動・・・初期設定は何の問題もなく終了。すぐに使えるので問題なし・・・とは思ったが、やはり一つだけ気になるところはあった。それはタッチ感度。やはりiPadやサーフェスというハイエンド機のようなサクサク感はなく、触ってから0.1~0.2秒くらいの間がある。ゲームで例えるなら、ダークソウルのような操作感だと思ってくれていい。10コアもある高性能なチップを積んでる割に、この操作感・・・はっきり言って、どうにかならんかったんかい! ということである。ちなみに、ファーウェイのメディアパットシリーズを、今日たまたま店頭で触ってきたが、このHi9のようなモッサリ感は一切なかった。さらにそこの店では保護フィルム(というか、これを買うために来たのだが)も一緒に並べてあったので、正直ここでメディアパット買った方が良かったのでは・・・という後悔も押し寄せてきたりもしたが、容量で負けていること、価格ではやっぱりHi9の方が勝っていることなどがあり、一概にどっちがいい、とは言えないだろう。さらに保護フィルムを適当に買って貼り付けると、これがまた手触りも反射低減も良好で、通常の使用には全く問題なし。ファーウェイ機専用らしかったけど、サイズ近かったから普通に貼れたで。

さて、結果から言うと、3万の割にはそれなりに使える、という感じだ。自分の場合、使用用途はもちろんのことながら自炊漫画の閲覧(これ、一番大事)、あとはYouTubeでの動画視聴の二本立てなので、特に性能面で困ることはなかった。何か特別なことをしたい人は、素直にiPadかサーフェスを買った方が無難だろう。

ただ、いくつか気になった点があるので、それを紹介していきたい。

まあ、先に言ったように、タッチ操作が微妙、という点がある。同じことなので繰り返さないが、確かにちょっと微妙だが、自分の使用目的(漫画閲覧と動画視聴)する分にはなんら問題がないレベル。ゲームとなると、もう少しここら辺も頑張って欲しいところか。アイドルマスターとか性にも合わんものをダウンロードしてみたが、まれに反応がおかしい時が確かにある。あとゲームとは関係なく、普段の使用でも長押しが意図せず発生するときがある。OS側の問題か、設定に問題があるかもしれないので、タブレット側が悪いかどうかまでは分からない。

二つ目が、重さだ。アマゾンの商品重量では499gとなっていたが、これは大嘘。実際には560gくらいある。箱を開けて持った時に、けっこうな重量を感じた。また、同じアマゾンの商品紹介のところには550gと書いてあったようだが、はっきり言って紛らわしい。しかもアマゾンの翻訳の日本語がときどき残念で、これではサポートも期待できそうにないだろう(幸い、サポートが必要になるような状況は今までないが)。

3つ目はバッテリー。14時間持つ、と同じくアマゾンで書いてあるが、さすがに14時間は持たない。せいぜい10時間くらいではないだろうか。まあ、バッテリーは車の燃費と同じで、どのメーカーもかなり盛った数字を記載しているのではあるが。ていうか、そろそろ20時間くらいはバッテリー持つようにしてくれ・・・充電がすごい煩わしいんだよ・・・(タブレット持ちすぎっていうのもあるけどね)

4つ目は個人的はどうでもいいが、「技適認証済み!」とか言ってるくせに、実は技適申請中でしかない、という点。はっきり言って見苦しい。中華スマホメーカーのトップのファーウェイも、最近ベンチマークテスト詐欺で炎上したが、こういうことばかりやられると、信用はできない。品物はせっかくいいものを作っているのに、こういうところで信用を落とすのはもったいないと思う。というか、基本性能は頑張っているが、目の見えないところで手抜きしまくっているのでは・・・という疑いも捨てきれない。あと、ベンチマークテストもアンツッツで10万点近くあるそうだが、あるブログによればこれもベンチマーク詐欺の可能性があるということ。実際使っていても、10コアという処理能力を感じる場面はない。

まあ、いろいろ述べたが、3万で気軽に使えるタブレット、ということであれば、今のところ申し分ないと言える。すぐに壊れるかもしれないが、そのときはまたここで報告するので、楽しみにしておいて欲しい。

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