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【現代詩】積み重ね研ぎ澄まされるもの

鉛筆は
削らないと何かを描けない
わざわざ己の身を削って
何かを伝えようとする
その行為は尊い

幼子のような削り方から始まり
何回も何回も
その行為を重ねるうちに
積み重なるのは
技術や物質的な結果だけではない
芯の奥の思いもまた
研ぎ澄まされていく

どんなに拙くとも
重ねたことにより伝わるものがある
どんなに短くなろうとも
工夫次第で伝えることはできる
そんなふうに人生の筆箱を
豊かにしていきたい


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