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【現代詩】灯りを消せば見えてくるもの

夜のとばりが光を閉ざすと
私が私に帰ってくる
部屋の灯りを月に替えると
私の真ん中が輝きだす

私の光は私を照らす
それは強い光ではないけれど
私の中の確かなものを見つけさせる
世界にあふれる光に照らされ
見えなくなっていたものを

そして浮かぶ世界との境目
そこからみつめていけば
見ていたつもりの世界が見えてくる




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