私は他人である
確かにコトバはココロを越えられないし
コトバはいつも想いに足りない
だから人はひとりぼっちだし
けれどひとりぼっちを寂しがる生き物でもあるから
始末が悪い
完全につながりあうことも理解しあうこともできないけれど
つながりあったつもりのつきあいも
理解しあったふりもしなくていいということでもある
ひとつ言えるのは
難しいことを考えずとも
偶然にも同じこの時間に生きていることはたがいにわかる
風景のようにそこにある
人と人の関係はそれだけのものでもいいのだろう
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