夏に気圧されないで

何も見つけられない自分に降り注ぐ
夏の午後の日差し
物言わぬ緑葉の姿を借り
ざわめきたてるセミの声
急かされる気がしても走り出せないのは
言い訳の準備に忙しいから

逃げ込むところのない世界に居たい

木陰は人のために作られたのではない
木々が自らの命を
日差しから守るために作ったもの
ほんのひととき
木々の情けにて
居させてもらえるだけのこと

そんな世界で
何かを見据え走り出したい
焦りに耐え切れず
自分の道から逃げ出すのではなく

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