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【音楽】 Funk のかっこよさに気づいたはなし

私が中学1年生のころマイケル・ジャクソンが亡くなった。

このニュースを聞いてマイケルの曲を聞く人が学校でちらほらいた。私もその一人だった。

実は、私が音楽に興味を持ったのはキッカケだった。

それから、日本海外問わず、いろいろな音楽を聞くようになった。

中3になったころ、父親からプリンスをすすめられた。「かっこいいから聴いてみな」

そして聴いてみた。感想↓ 

なにがかっこいいの? 誰が好んで聴くの? 一生理解出来なさそう

全然楽しくなかったし、まるで全く知らない国の言語のスピーチを聞いているみたいだった。意味わからないままにしてその日は終了。

しかし後日、なぜか気になって再度プリンスを聴いてみた。結果は同じで意味不明だった。


数日後、急にかっこよく聞こえる


初めてプリンスを聴いてから一ヶ月以上が経とうとしていたころ、その日もリビングにてプリンスに挑戦していた。すると、母親が帰ってきてこう言った。

母「プリンスもかっこいいね」

俺「へ?」

今目の前で意味不明なこの曲をかっこいいと思った人がいる!すると不思議なことに、少しかっこよく聞こえた。

その日以来、プリンスを聴いて「これもしかしてかっこいいんじゃないか?」と思うようになってきた。

これは一種の洗脳なのだろうか?

いや、違う。

それはまるで初めてネイティブの英語を聞き取れたときの感動に似ていた。要するに、いままで理解不能な言語を理解できた感動があった。強いて言うなら音楽語を理解できた瞬間だった。

さらに、マイケル・ジャクソンの曲も今までとは異なって聞こえた。彼はキングオブポップスと呼ばれるが、実はR&B/Funk と言ったほうがしっくり来るようにも思えた。

それからというもの、プリンス大好きっ子になった(ちなみに好きなアルバムはRainbow Children このアルバムはファンクというよりバリバリのジャズだが、かっこよすぎておしっこはちびっている)。ファンク以外にも色々なジャンルの、色々なアーティストを聴いてきたがプリンスだけは私の中で別格だった。

ちなみに最近しびれたアーティストはMaze というバンドで、結構な衝撃だった。

音楽の好きなところは言葉ほど厳密な意味を持たないところだと考えている。言葉には一言々々ちゃんと意味がある。別の言語なら単語を暗記しなければならない。しかし、音楽ではそれがなく、良くも悪くも厳密ではないのだ。

もちろんアーティストは曲やアルバムに何かしらの主張はあるはずだ。それは可能な限り理解したい。

だから今まで聞いたことない音楽を聴いて音楽語をさらに理解できるようになったら、また同じ曲を聴き直してみようとおもう。

今度は何聞こうかな?


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