グラデーション
「日本人の8割がまちがってる!?」
みたいなマナー講座がたまにある。
日本人の8割がそうしてんならそれが新しいマナーになるべきだと思う。
「○○になりまーす。」
本当は、○○でございます、「になる」は変化する意味だから本当は間違ってるよ。
日本人の多くが「になる」を「である」として使ってるなら、それが新しい「になる」の使い方になるべきだと思う。
という極論をたまに持つ。
たしかにマナーや言葉使いをはじめ、ルールとは日々変わるものだ。
きっと100年前のマナーと現代のマナーはまった異なるし、100年前の日本語は現代のものとまるで別物だ。
長い時間をかけて少しずつ変わっていく。
ルールとは境界線がありそうでないことの方が多い。
ルールの中心にはガチガチの理屈が色濃くあって、外側ほどその理屈はうやむやになっていく。グラデーションなんだよね。
そして境界はいつも曖昧で、ギリギリ許せる or いかがなものかね、のジャッジが入る。
一度いかがなものかねと揶揄されても、時間をかけてギリギリ許せるに変わっていく。
常にいろんなルールが新しい境界を形成しようとしていて、でもできなくて、曖昧な部分でもがいてる。
ルール、お前も大変だな。
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