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VS偏見 最後は直感を信じてみた[24卒 エンジニア就活]

初めに

hwtaと申します。MARCH文系学部の24卒、エンジニアとして就職します。
結果として、以下の3社内定をいただきました。

1. web受託開発企業: フロントエンドエンジニア(就職)
2. 技術に力を入れているITコンサルタント
3. web系メインのSier

そして、1に就職しました。ちなみに、決める2日前までは2に行く気満々でした。

積もる話もありますが、他の方があまり書いていないという点で、自身の「偏見」をテーマにして就活を振り返ります。

こんな人に向いている

以下が「分かる~」と思ったなら向いています。
実際に私の例なのですが、ITコンサルタントとエンジニアで迷っていました。

ITコンサルタント
- フロントエンド・サーバサイド・インフラまで様々な分野に携わる
- 業務内容は、BtoBでの顧客課題解決
- ビジネス上の提案をすることも求められ、期待も大きい
- レベルの高い理系院卒の学生が周りには多い

エンジニア
- フロントエンドに集中して業務を進める
- 業務内容は、BtoBでWebサイト・サービスのフロントエンド受託開発
- 技術的な提案はするが、経営やビジネスの提案をすることが必須ではない
- 社員の人柄が非常にいい

私の属性

  • できないときに落ち込みやすい->メンタルを病む可能性
    (レベルの高い理系院卒の学生が周りには多い)

  • メンタルが雑魚で失敗を引きずりやすい
    (ビジネス上の提案をすることも求められ、期待も大きい)

  • 論理的に考えるよりも感覚的なところがある

  • 目標を一つ決めて筋道立てて行うのが苦手

ITコンサルタント…向いてないですね。これならただ、ミスマッチじゃん、エンジニアに就職しようで終わるのですが問題はこれからです。次にこんな条件があります。

ITコンサルに入った場合、一般に市場価値が高いといわれており、30代で年収800~1000万円がめざせます。仕事も魅力的です。まわりのコンサル人気も高く、年収も高ければ、社会的評価も高い良職種といえます。常に人気企業はコンサルが総なめです。

こんな状況だった際に、あなたはエンジニアとコンサルタントどちらに就職するでしょうか。

「社会的な評価?そんなの関係ない、行きたい職業に突っ走るぜ!」
そんな人はこのページを閉じておいしいものでも食べてください。迷ってしまう同士は次にどうぞ。

私について

申し遅れました。以下のような人間です。

スペック

  • 24卒、bitAにエンジニアで入社

  • MARCH文系学部

  • エンジニア志望

  • 陰キャ大学祭実行委員長という変わった属性持ち

  • エンジニアっぽい経歴
    大学一年生でC言語に入門->C++半年やる(OOP)->サークルのページ作る->pythonで機会学習(ド初心者)の研究をする->pythonでDjangoのwebアプリを趣味で作る。->フロントエンドを学び始める(いまここ)
    的な感じです。

性格

  • 自立

  • 責任感が強い一方で、一人で抱え込みがち

  • 後輩が好き、おせっかい

  • 熱しやすく、冷めやすい、非常に飽きっぽい

  • ワクワクすることに行動力が働く

趣味

  • 邦楽を聞く(カネコアヤノ、羊文学、sundae may clubが特に好き。GODIEGO, shishamo、sakanactionとかも)

  • 相撲観戦(初代若乃花、千代の富士、明生が好きです)

  • 一人水族館、一人カラオケ

  • 散歩

  • からだをきたえる

大学時代の経歴

私は大学祭実行委員長でした。

大学祭実行委員では内部統制をやっていました。内部統制?要するに、組織の構造改革をして、内部の負担を分散させていました。

しかし、ここで私はこじらせてしまいます。
シンプルに仕事を自分にため込みました。負担を分散させる作業を、人に頼っている余裕がなくて結局一人でやりました、本末転倒です。

どれくらいため込んだかというと、
最終月の睡眠時間の平均は3~4時間程度、7割を家の座椅子で寝てパソコンの前で朝が来る。一日一食(昼がつぶれるので元々食べないようにした)、それでいて、大学祭当日はずっと本部にいたため一切回れない。

こんな感じでした、バイタリティのある人には大したことは無いかもしれませんが、私にはつらかった。

もちろん学びも多かったです。しかし、以下の誤った思想は、私に強く刷り込まれることになります。

(前提)社会に出た後の労働はこれ以上に大変で精神をすり減らすものだ
(大変だった理由)自分の能力が低いからである
(対処法)
1. 自分が現状できない能力(=社会から求められる能力)を身に着けること
2. そのためにはより能力がつくハードワークで苦労し続けなければならない。

自分が現状できない能力を努力で手に入れる。めちゃくちゃかっこいいです。しかし、それはあなたに向いていますか?あなたがやりたいことですか?今後何十年、幸せで過ごせそうですか?

この答えがNoか、少しでも違和感があるなら考え直した方がいい。そう思います。(私には向いてなかった、メンタルが雑魚なので)

偏見に勝利した


最終的には直感を信じました。

世の中には様々な偏見が存在していますが、一番難しいと感じたのは自分の心の声に素直になることです。私は内定承諾2日前まで素直になれませんでした。

「誰かが望んだ自分」になろうと私は思っていました。
確かに、誰かに望まれた結果を出すことは重要です。しかし、本当にそれを軸にして幸せになれるでしょうか。

これは胡散臭く感じるかもしれない。確かに、好き勝手生きたとしてもそんな人生の責任を他者がとってはくれない。でも、向いていないことで今後数十年頑張り続けるのも十分損失だと思うのです。

偏見一覧(7選)

いくつか選んでみました。
皆さんのメタ認知?的なのになれば幸いです。

  1. 0か100か(二元論)

  2. 他者に評価されたり、周りに認められることはかなり重要である

  3. 圧倒的な努力でのし上がることは美徳だ

  4. 夢・やりたいことがなければいけない

  5. 年収は職業選びで非常に重要だ

  6. 自分が一番、自分のことをよくわかっている

  7. 直感はあてにならない

[ひとこと対処法]

  1. 各要素ごとに比較する

  2. 企業名や評価はあなたを幸せにはしない

  3. 適性で勝負する

  4. ボトムアップ型、トップダウン型という思考方法について理解する

  5. 収入が自分の人生を幸せにするのにどれくらいを占めているか考える。

  6. とりあえず人と話す

  7. ちょっとした違和感を無視しない

偏見との闘い

1.0か100か(二元論)

就活になると、なにかと二元論が多く登場します。
- 大手 vs ベンチャー
- 外資 vs 日経
- 外交的 OR 内向的
- 失敗 OR 成功

私は、完全にどちらか一方で結論を出す必要があると考えていました。後になって気づきましたが、どちらかに完全に振れている人間なんていないのです。

[対処法]
各要素ごとに比較する

内向的だけど、この部分では外向性を発揮するみたいな場面があるかもしれません。そういう内面的な部分は自己分析して各要素を比較します。

上記の大手 vs ベンチャーみたいな場合。
若いうちから成長したいけれど、自分には能力不足が不安だ…だったら大手でじっくり経験を積もう、よし、大企業だ。

ではなく、まず大企業の自分にとっていい部分とベンチャー企業の自分にとっていい部分を抜き出します。(年収、安定感、事業内容、裁量etc…)
要素を抜き出したところで、自分が何に魅力を感じるかを明らかにします。

上記を行うことで、第三の選択肢として、一定安定感があって研修もしっかりしているがそこからは実力主義な企業、規模500人くらいなど、最高にバランスする、あなたが求める環境が見えてくるかもしれません。

2. 他者に評価されたり、周りに認められることは重要だ

1.あなたの成功は、家族以外、誰も喜ばない。

https://qr.ae/pra1pi

quoraを見ていた際にそうだよなと思ったので書いています。
あなたは他人がどこの企業に内定したかそこまで気になりますか?ぶっちゃけどうでもいいと思います。
おそらく数日、少なくとも卒業してから気にすることはないでしょう。

[対処法]
企業名や評価はあなたを幸せにはしない。

3. 圧倒的な努力でのし上がることは美徳だ

[対処法] 適性で勝負する

自己分析をする際は、自分が得意なところにぜひ着目しましょう。

世にあるストーリーやジャンプ漫画は、「逆境をどうやってうちやぶるか」、「どう苦労して成功を勝ち取るか」であふれています。

あなたもそれを乗り越えた成功体験があるかもしれない。しかし、「欠点」ではなく「強み」に着目するという生き方もあります。

例えば、
才能と努力がそれぞれ10段階ずつあるとして。

Aさんは、細かい資料を作るのが苦にならないとしましょう。7くらいの才能です。例えば、Aさんは営業事務の仕事にしたら7の時間を使えます。
7 x 7 = 49の成果が出せます。

逆に、Aさんは人と話すのが苦手だとします。3くらいの才能です。Aさんが飛び込み営業の仕事をしたとします。同じく7の時間を使えます。
7 x 3 = 21で、半分の成果も出ません。

あなたがAさんなら、49の成果が出せた方がいいはずです。

人は自分の「欠点」に目が行きがちです。「得意」に着目したら案外幸せはすぐそこかもしれません。
ぶっちゃけ診断はしなくても、冒頭にある「強みをいかに利用するか」という考えは勉強になります。

頑張った感に取りつかれているあなたへ↓

[対処法]
適性で勝負する

4. 夢・やりたいことがなければいけない

※夢・やりたいことがある人は飛ばしてください。

突然ですが、私は、夢・目標が「これ!」といったものがありません。
そのことで、結構昔から悩んできました。
本当に小学生くらいから、夢は何?と聞かれても、いや別に…というテンションです。

しかし、このような考え方があることを知って救われました。

要は、目標、ゴールをきちっと決めて、そこから逆算して日々の行動を決めていくのが「トップダウン型」、目の前の面白そうなことに飛びつくことで日々の行動が決まっていくのが「ボトムアップ型」です。

メモの魔力 pp154-159

これを知るだけで効果がありました。

私は、間違えなくボトムアップ型でした。これは計画してコツコツやることがあまり成功しないことの一要因でもあったのかなと思います。

前提として、社会は、トップダウン型で回っています。(受験、開発計画、売り上げ目標etc…)

自分がボトムアップ型と分かってから、ワクワク感も重視し、無理に長期計画を立てたり、一日ベースでのタスク管理をやめました。
つまり、自分の性格に合ったやり方を選べばいい。人に合わせる必要なんてない。

逆に、今後の人生で目標が達成したくなったら、「トップダウン型」の思考方法を盗めばいい。

[対処法]
ボトムアップ型、トップダウン型という思考方法について理解する

参考


5. 年収は職業選びで非常に重要だ

以下の一文で十分だと思います。

給料と仕事の満足度は「r=0.15」の相関係数しかない

科学的な適職 p52

[対処法]
収入が自分の人生を幸せにするのにどれくらいを占めているか考える。


6. 自分が一番、自分のことをよくわかっている

自分の体のことは自分で一番よくわかっている。
そういって高血圧の祖父はかつ丼を食べていました。入院中に。

自分のこと、案外自分でわかっていないんですよ。
私の例ですが、inteeの方に「hwataくんって、コミュニケーション円滑に取れるからそこ強いよね、エンジニア志望には珍しいタイプ」と言われたときに頭をハンマーで殴られたかの如く衝撃が走りました。

私は自分のことを話すことが苦手なコミュ障だと思っていたからです。(社交性がないため勘違いしていた)

それからは、自分が人と話すことに自信を持つことができました。これも自分の強みに気付けたからです。とりあえず話す、結構大事な気がします。

[対処法]
とりあえず人と話す

7. 直感はあてにならない

直感はあてにならない、いや、直観はバカにならないと思います。偏見、その違和感のサイン、それは直感だと感じています。

こればかりは、自分の心の声、ちょっとした違和感を無視しないでください。

私は、内定承諾2日前で入社企業を変え、納得して就活が終えられました。最後に悩みすぎたときは直感を使ってみるといいかもしれません。

[対処法] ちょっとした違和感を無視しない

偏見を取り除くために使用した資源

本 おすすめ順

科学的な適職
年収は高ければ高いほどいい、好きを仕事に、そんな価値観がぶち壊されます。

メモの魔力
自己啓発っぽくない。最後のページに自己分析1000問がのっているので自己分析にも非常に役立つ。

ストレングスファインダー
強みと、その使用例が載っているのでイメージしやすい。
「逆境を乗り越える」ではなく、「強みを生かす」ことにより成功する視点を得られるのがいい

エッセンシャル思考
なんでこんな忙しいん??そう思ったら読む本。最小限の努力で、最大限の成果を。


就活エージェント intee

大前提、どっちもよかったです。非常に大満足でした。
複数使えばいいのでは?という感じです。

good

  • セミナーが勉強になる

  • 自己分析を本気でしてくれる
    参考: 私は迷う方だったので、10月から2月の5か月間で13回、1回あたり1時間とすると13時間以上です。相談に乗ってくださいました。

  • Web系の求人が多い、未経験にも優しい

more

  • 面接で事前に聞かれること、雰囲気を知りたかった

レバテックルーキー

good

  • 紹介企業数がとにかく多いので場数が踏める

  • 面接対策で事前に聞かれることををメールで送信してくれる(面談終了後に就活性がgoogle-formで聞かれたことを送信する仕組み)

  • 幅広い職種を紹介してもらえる

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  • 自己分析はあまりやってくれない

  • 日程調整が遅めなときがある

就活エージェントが必要だと感じた理由

1. 情報収集能力

大学祭実行委員長で忙しすぎて手が回らなかったので、企業を紹介してもらおう!と思って使い始めた。

2. 自己分析は一人では難しい

偏見、それには一人では勝てません。
気軽に?話せる人がいるといいです。私はエンジニア就活の友人が少なかったのでエージェントさんに頼りました。

謝辞

ここまで読んでいただきまして誠にありがとうございます。
みなさん、就活エージェントじゃなくていいので、よくわからなくなったときは人に相談して、つぶれないように頑張っていただければと思います。

末筆ながら、inteeの方々には厚く御礼申し上げます。
特に、inteeの宮島さんには、あり得ないほどミーティングをさせていただきました。

その数は数えられる範囲ですが、10月から2月の5か月間で13回、1回あたり1時間とすると13時間以上です。月に2~3回ペースで面談をしていることになり、これは他ではありえません。本当に向き合ってくださってたのだと感じます。

いつも親身になってお話しを聞いてくださったこと、この場を借りて感謝いたします。

※私は単純に評価しているだけであって、金銭の取引は一切発生しておりません。


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