わたぐらし

わたと共に暮らす知恵や技をつなぐ ワークショップや企画展など

わたぐらし

わたと共に暮らす知恵や技をつなぐ ワークショップや企画展など

最近の記事

  • 固定された記事

お知らせ

募集中 蚕を育てるワークショップ、募集スタートしました! お気軽にお問い合わせください ノラオコWワークショップ〜夏蚕編 7月2日〜  蚕50頭を約2週間お世話してもらい、真綿をつくるまでを体験します。 親子での参加もOKです! 申し込み〆切 6月末 watagurashi@gmail.com または 029−852−0774(はんてん屋 木金土 10時〜18時)まで 2023/6/16 春のまつりつくいち 出店 4/9(日) 9:00〜14:00 つくば市 中央

    • わた仕事 その1: 綿繰り(わたくり)

      今年もそろそろ綿の栽培がはじまるシーズン。 わた部では、今年は21日に種まきの予定なので 昨年収穫した実から種をとる作業をしました。 綿の実から種を除いてふわふわの繊維だけにする作業を ”綿繰り(わたくり)”といいます。 綿の実の中には5〜9粒ほど種が入っているといわれています。 種と繊維はとても強くつながっているので 指で引き剥がすのは、とても大変なんです。 そこで、江戸時代から使われている「綿繰り機」という道具を使います 。 この日本のローラーの間に綿の繊維を挟んで

      • 2023WS ”着物からつくる真綿の羽織もの” 5/18〜

        真綿を入れたはんてんは、軽くて暖かい贅沢な一品。 いつものはんてんを少しアレンジして、日常に着やすいような すっきりとしたデザインの羽織りものにしました。 5月〜11月にかけて月に2回程度教室ではんてんを1枚仕上げ、 7月頃に養蚕の見学やお世話体験をしながら、真綿のことも勉強します。 ご自分で育てた蚕で真綿をつくりたい方は別途ご相談ください! 今回は、お手持ちの着物か、 リサイクルショップでお気に入りの1枚を探して仕立てます。 中に入れる真綿は100g。 量が多いので、皆

        • 2023WS "綿を育ててはんてんをつくる"6/8〜

          今年で3年目、わた部×はんてん屋で開催しているワークショップです。 庭や畑で綿をつくりながら、1年かけて教室ではんてんを仕上げる 針仕事メインのワークショップです。 近年、趣味で綿を育てている方も多くなっているようで できた綿の活用方法のご相談を受けることがあります。 紡いで糸にするか、中綿としてはんてんやちゃんちゃんこに入れたり、 たくさんあればお布団や座布団にすることもできますが どちらの場合でも、まずは、製綿工場で「綿打ち」をして シート状にしていただくのですが、加工

        • 固定された記事

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • ノラオコツクバ
          わたぐらし
        • わた部の活動日誌
          わたぐらし
        • 2023ワークショップのご案内
          わたぐらし

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          2023WS ”畑で綿を育ててみよう” 5/21〜

          畑で綿を育てて「衣」にまつわるWSを開催している 筑波山麓わた部の今年のワークショップです。 半年間のWSでは、これまではんてんをつくったり、藍染に挑戦したり 2012年から活動をしてきました。 ここ数年ワークショップはお休みしていたのですが、 今年は久しぶりに参加者を募って 「綿栽培」からリスタートしたいと思います! *これまでの活動については わた部FBページをご覧ください わた部で栽培するのは「和綿」という長く日本で栽培されてきた品種。 「洋綿」と違って毛足が短く繊維

          2023WS ”畑で綿を育ててみよう” 5/21〜

          2023WS ”桑摘み籠ワークショップ” 5/28(日)

          養蚕農家の仕事は、畑で桑を育てるところから。 毎日たくさんの桑をとって、朝晩、蚕に与えます。 今は軽トラの荷台に山盛り、、というスタイルですが、 昔は籠や背負子を使って何往復も畑から家まで運んだそうです。 私たちも、蚕飼育中は毎日畑に行き、できるだけ多くの桑を収穫するので 摘んだ桑の枝ごとがさっと入れられる大きな竹籠が必要! ということで、今回は、竹籠職人の勢司恵美さんにお願いして ワークショップで教えていただくことになりました。 つくる籠の大きさは、底の対角が40cmほ

          2023WS ”桑摘み籠ワークショップ” 5/28(日)

          2023WS ”ノラオコワークショップ夏蚕編” 7/2(日)〜

          蚕と真綿を身近に感じてもらえる ノラオコつくばの定番ワークショップです。 ”夏蚕”とは、6月の中旬〜7月頃、にかけて行う夏の養蚕のこと。 他にも春蚕、初秋蚕、秋蚕、晩秋蚕、、など、 蚕は一年を通して何回か飼うことができますが、 気温が高く桑の育ちも良い夏は、比較的飼育がしやすいので 毎年この時期にワークショップを開催しています。 参加者のみなさんには ”4齢”という成長段階から、蚕50頭をご自宅で飼育をしていただき できた繭を煮て真綿をつくるまでを体験していただきます。

          2023WS ”ノラオコワークショップ夏蚕編” 7/2(日)〜

          2023WS ”meets a カイコ in塩梅” 6/11(日)

          最近何かと注目されている昆虫食ですが、 蚕は日本でも古くから食されてきました。 佃煮にしてご飯のおかずやお酒のあてにする他にも 子供の頃、乾燥した蛹をポケットに入れておやつにしていたことがある、、 なんて話も聞いたことがあります。 蚕のエサである桑の葉や実も、スーパーフードとして注目されています。 着てよし、食べてよし、蚕を丸ごと体験してみませんか? 日時  6月11日(日) 13時〜16時 場所  暮らしの塩梅 (つくば市作谷)     *詳しい住所はご参加の方へお知らせ

          2023WS ”meets a カイコ in塩梅” 6/11(日)

          わたぐらし展

          お蚕さまが糸を吐き、できた繭を煮てひろげてつくった真綿は、 かるくて、あたたかく、そして強く、 古来より暮らしに寄り添ったものでした。 暮らしの中に真綿をふたたび。 わたと共に暮らす知恵や技をつなげていけたら。 そんな思いで今年は真綿をテーマに、 養蚕・真綿づくりにとりくむノラオコつくばと、 はんてん屋で、京都すみれやさんで展示会を開催します。 日時 9月30日(金)〜10月2日(日) 11:00〜17:00    *最終日は13:00以降「お話し会」

          わたぐらし展

          参加者募集中!

          今年度スタートの、講座・ワークショップのご案内です。 一緒に”わたぐらし”はじめませんか?? 4/23現在 受付中 ・蚕を育てて真綿をつくるワークショップ2022   主催 ノラオコツクバ    定員になり次第締め切り 5月末まで受付   申し込み noraoko.tsukuba@gmail.com ・綿を育ててはんてんをつくるーわた部2022   主催 はんてん屋×わた部   締め切り5月7日      申し込みフォーム https://forms.gle/7GmEEX

          参加者募集中!

          +13

          畑からはんてんづくり〜ばあばの綿畑2021〜

          畑からはんてんづくり〜ばあばの綿畑2021〜

          +12

          暮らしの中で蚕を飼う

          蚕の卵蚕を飼っているというと「卵はどうするんですか?」という質問をよくされます。 蚕の卵は”蚕種(さんしゅ)”といい、専門の業者さんによって生産されています。卵をとるための親蚕(原蚕)は専門の養蚕農家に託され、繭の状態で業者が引き取り、採種されます。生産技術と管理のもとで良質な種が生産されているんですね。 養蚕農家へは孵化した状態で発送されます。 養蚕に興味を持ち始めた頃に話を伺っていたかつての養蚕農家さんが「種繭を育てたこともある」と自慢されていたのを思い出します。それだ

          暮らしの中で蚕を飼う

          種まき

          2021年5月16日。 雨が多い5月ですが、少しの晴れ間に綿の種を蒔きました! 綿の種はこんな感じです。種の周りにはふわふわわたがついています。 事前に耕運機で耕してあった畑に種を蒔いていきます。 間に機械が入れるように少し広めに畝間を取りました。 株間は50㎝程度、4列約100本。 はんてん4枚分くらいの綿の収量を目指して! これから1週間ほどで発芽し、1ヶ月の間は成長はゆっくりに見えます。 その間、じっくり地中に根を伸ばします。 そして梅雨が明けて本格的に暑くなる頃、

          お家の畑からはんてんづくり

          2010年から続けてきた木綿わたを育てて何かつくる「わた部」の活動。 筑波山麓の茅葺小屋に集い、午前中は畑しごと、午後は針しごとや藍染め。 大人が活動する側で子供たちも自然の中で自由に遊びます。 毎年春に再会できるのを楽しみにしていたのですが 昨年は残念ながらコロナ禍でお休みとなりました。 有志により畑の維持は続けられたのですが、さて、今年はどうしましょう、と。 参加者の中にはご自宅の庭や畑で綿や藍を育てている方も多いので みんなで繋がりを感じながら何かできないかな、とこん

          お家の畑からはんてんづくり

          再生

          桑畑の春 2021

          蚕を育てて真綿をつくる「ノラオコツクバ」の活動記録です。春はお彼岸の頃に桑の木を剪定します。根元からばっさり。夏蚕を飼う頃には新芽が育っています。今年は新しく桑の苗木も植えました。こちらは今年は桑は収穫できません。

          桑畑の春 2021

          再生

          蚕を育てて真綿をつくる

          3月。 綿入れの仕事が落ち着いてくると、気になり始める畑の様子。 綿を育ててみたり、藍を育ててみたり、数珠玉をつくったり。。 毎年少しずつ畑仕事も続けています。 畑仕事といっても、農家さんからみたら遊びのようなもので、トラクターをかけていただいたり、草を刈っていただいたり、色々な方に助けていただきながらなんとか維持している状態ですが。。夏には雑草との過酷な戦いがありますが、土に触れると気分転換にもなり、収穫を迎えると疲れを忘れてしまうのだから不思議です。 私たちの中で、今、

          蚕を育てて真綿をつくる