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<はじめての手帳スケッチ> その1.いつでもどこでも手帳スケッチ  生活を豊かにしませんか

はじめに

 皆さんは絵を手軽に描いてみたいと思ったことはありませんか? 一つの答えは、普段使いなれているペンや筆記具でモノの形の輪郭を線で描く方法です。

 一般に「ペン画」と言われる分野ですが、私の場合は、文房具店や百円ショップで手に入る、一般的な水性顔料、耐水性のサインペンを用いて線描したあと透明水彩で彩色する「線スケッチ」を描いています。

 プロフィールで紹介していますが、現在私は東京地区でスケッチ教室を開いています。
 生徒さんは絵を描くのは初めてという方が多いのですが、最近になって水彩画や油絵、パステルを修められた方が、「大きな絵を描くよりも、小さいサイズの紙に街や旅先で、気軽に楽しくスケッチしたい。それにはペンで描くのがよいのではと思った。」という理由で入ってこられる方も出てきました。

 私自身は、文庫サイズからB5、A4サイズまでの、携帯性がよく安価なスケッチブックとペンだけを持ち、思い立った時に外に出て、街歩きスケッチを楽しんできました。
 現場で描く時のわくわく感や幸せな気持ちは言葉に表せません。

 しかし、私の経験では、小さいサイズだから絵を描くのは簡単だとは必ずしも言えないと思っているのです。
 ですから教室では小さいサイズの紙ではなくF4サイズ以上の水彩紙でスケッチを描くことを薦めてきました。そのため手帳サイズのスケッチについて教室ではあえて触れてこなかったのです。

 とはいえ冒頭に述べたように、小さいサイズで絵を描きたいと望む声も多くなってきました。それならば小さいサイズでも絵を描く方法があることをお伝えすることも意味があるのではと考え直し、noteの場を借りて、手帳スケッチの入門編をシリーズで書いてみようと思い立ちました。

今後書いていく内容

 次の図に今後書いていく項目案の全体像を示します。

図1.今後書いていきたい項目案

 できるだけこの順番に、シリーズ化して書いていこうと思いますが、時には、書きたい内容を優先し、十番が入れ替わるかもしれませんのでご了承ください。(できたら余談も入れて堅苦しくないように心がけたいと思います。)

手帳スケッチの作品例

 以上の文章だけでは手帳スケッチのイメージが分からない読者がおられるでしょう。描き方の詳細は次回以降を読んでいただきたいのですが、ここでは、私がこれまで描いてきた手帳、小さなスケッチブックの種類と作品の代表例をお示しして、手帳スケッチのイメージを持っていただきたいと思います。

マイブック(新潮文庫)

図2.マイブック(新潮文庫)

スケッチブック(maruman)

図3.スケッチブック(maruman)とスケッチ作品

スケッチブック(フライングタイガー)

図4.スケッチブック(フライングタイガー)

 なお、冒頭で述べた「線スケッチ」は聞きなれない方も多いと思います。知りたい方は、下記の記事をご覧ください。


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