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アテトーゼマン ブルース

いつでも どこにいても
おれの首は 止まらない
何をしていようと
この首は いやいやをする
どうしようもないぜ
おれの恐い物は かたい壁
思いきり頭を 打ちつけてしまう
だから おれの頭はいがんでいるのさ
好きで首ふるわけじゃない
おれは病気の アテトーゼマン

いつでも どこにいても
おれの首は 止まらない
何を考えようと
この首は いやいやをする
どうしようもないぜ
おれのつらい事は 止める事
床屋も歯医者も にがい顔をする
だから おれの頭はいやがられるのさ
好きで首ふるわけじゃない
だけど負けない アテトーゼマン

これでは彼女と キスもできないぜ
おれは首ふり アテトーゼマン

作詩:服部芳幸 作曲:藤田嘉昭

(当時の作詩者コメント)
まさか自分の詩が入選するとは思わなかったので大変驚きました。この詩を書いたのは昨年(1982年)の10月頃で、冗談で作ったのですが、家族や友人などには、これはおもしろいと評判でした。そこへ3月に募集要項をいただき、応募した次第です。このアテトーゼマン ブルースには、私の日常生活から出てきた悩み、考えなどを託しました。作曲して下さった藤田さん、ありがとうございました。

『わたぼうし音楽祭』
障害のある人たちの日常生活や体験や感情を詩につづりメロディーにのせて届ける音楽祭。1976年から始まった芸術文化活動で、2021年8月1日には第46回目の音楽祭が開催される。

※2022年8月1日時点 ホール開催中止/後日オンライン開催に変更
「第47回わたぼうし音楽祭」は、新型コロナウイルス感染急拡大のため、
8月7日・奈良県文化会館でのホール開催を中止し、後日オンライン開催に変更します。入選されたみなさん、会場にお越しくださるみなさんをはじめ、関わるすべてのみなさんのいのちと健康を守るための決断です。オンライン開催の日程等詳細は未定ですが、今後の感染状況を見ながら、年内に仕切り直したいと思っています。



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