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手の使えない花嫁

あなたのこと好きだけど
「あきらめます」とあの人に伝えて下さい
小鳥さん
私はあの人を困らせる花嫁になりたくないんです
そうじ 洗濯 料理など
何もできません
手の使えない花嫁は
花むこを 苦しめるだけなんです

私はまちがってました
「花嫁に」とあの人に伝えて下さい
小鳥さん
あの人がこんな私を必要とする花嫁になれるのなら
あたたかい心だけは
だれにも負けません
手の使えない花嫁は
笑顔がいっぱいです

手の使えない花嫁は
花むこを 心をこめて むかえます

作詩:山城誠美

(当時の作詩者コメント)
全国には、私をはじめ、心身にハンディをもってる方が多勢いると思います。でも、みなさん、私達は一度、自分の力でこの世に生まれてきたのですから、これから先もやってできないことはありません。これから待ちうける数々の困難にうちかって、それらを乗り越えていきましょう。

『わたぼうし音楽祭』
障害のある人たちの日常生活や体験や感情を詩につづりメロディーにのせて届ける音楽祭。1976年から始まった芸術文化活動で、2022年8月7日には第47回目の音楽祭が開催される。

※2022年8月1日時点 ホール開催中止/後日オンライン開催に変更
「第47回わたぼうし音楽祭」は、新型コロナウイルス感染急拡大のため、
8月7日・奈良県文化会館でのホール開催を中止し、後日オンライン開催に変更します。入選されたみなさん、会場にお越しくださるみなさんをはじめ、関わるすべてのみなさんのいのちと健康を守るための決断です。オンライン開催の日程等詳細は未定ですが、今後の感染状況を見ながら、年内に仕切り直したいと思っています。


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