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#92 元気を取られるのは嫌なのです。

もう還暦間近なので、体だって少しずつガタが来ているし、どう鍛えても若い頃にはもう戻れない事は、自分自身が良く分かっている。

だから、暗い話題や、悲観的な話をわざわざ聞きたいとは思わない。むしろそのような話題や状況には近づきたくないと思っている。

特に業務で、簡単ではないことを誰もが十分解っていることでも、何とか知恵を絞りだして、対処しなくてはならない事が、特にこのご時世多くなった。

そんな、今から皆で知恵を出そうとしている所で「そんなのは絶対無理!出来るわけがない!」と声を大にして言う人がいると、私はまずはこの人を排除することから始めなければならないと思い、辛くなり元気が無くなる。

自分が解決策を出せないならば、「私には解決する能力が無いのでこの件からは手を引きます」と言えば済むことである。そこで無理な理由を並び立てれば、時間の無駄になるだけだでなく、解決策を探ってみようと思ってる人の元気や覇気を奪ってしまい、やがて同調者も出てきて、その場はまるで意味のない、「出来ない理由の品評会の場」と化す。

解決策を捻出しなければならない立場の者にとっては、その場の空気を入れ替えてもう一度、場を温めるか、それとも自らもフリーズしてしまうのかどちらかしか、無いような気がする。

私は諦めが悪く、人が出来ないことをやることに喜びを感じるタイプであるし、結果的に問題を全面解決できなくても、そこであがいたり、工夫することで、新しい何かを得る事が出来るのを知っているし、それが楽しい。

もちろん頑張っても解決出来なくて、悔しい思いもしたことも沢山あるが、これはとても良い解決方法だったと、後に当時の自分の解決策を自画自賛することも結構ある。



だが最近は文頭で書いたように、体力も落ちて来たのでだんだん根気も無くなり、出来ないを羅列する人とは、距離を置かないと、自分の元気が吸い取られ、免疫力が落ち、重症化になりやすい今流行りの伝染病にかかるのが嫌なので、ここのところ、その様な人からは逃げるようになった。

管理職としては失格なのかもしれない。

でも、仕事より残り少ない「健康でいられる人生」の方が大切になって来た還暦間近なので、もう許してほしい。

「逃げるは恥だが 健康が大切」でいきます。 ハイ スミマセン!


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