【30】サークル新世界
こんにちは、無料のゴミです。
11ヶ月も失踪してる間にもやってたことがあるのでこれから数回は昔話が多くなりそうです。
その中で一番大きなことは、同人イベントに行った。しかもサークル参加。
なので、同人イベントのこと書こうかなって。
長々と。言わせてよ。
【11月某日】
クソ無職の僕は絵を描くのが諦めきれないので2年ぶりにアルバイトを始めてiPad Pro12インチ（19万円）を12回の分割払いで購入しちゃんます。
やったーー！！やったーー！やったーー！！
が、今までの経験からどんなに良い機材買おうが絶対描かないのは目に見えてた。うん、僕は知ってる。何故なら僕なので。なので無理やり絵を描く目標を設定することにした。
よし！僕の大好きなア◯◯◯◯◯◯ー◯◯◯◯◯◯ー◯◯のイラスト本作って頒布しよう！！
ということで毎年3月に神戸でやってる同人即売会に申し込むことにした。5年前からコミケとか出たかった。
【手続きが嫌い】
申込はサークル名とサークルカットを書いて、色んな個人情報を書いた。どうもこういう事務手続きがとても苦手で、運営さんから問い合わせされてしまった。申し訳ない。
で、銀行振込で参加費6000円を振り込むのだが、かつて銀行振込で詐欺にあったこともあり、振込が怖すぎて本当に大丈夫なのか……？って3回ぐらい取り消して確認した。バカすぎる。
なんとか申し込めたし明日から原稿頑張るぞーー！！！！
【2024年2月】
ー原稿0ページー
はい。追い込まれないと出来ない人間なのは自分が一番知ってる。余裕ある時は何もしない。毎日絵のことは考えるんだけど描かない。言い訳するとアルバイトがしんどくて何も出来なかった。アホ。バカ。まぬけ。
終わった、、、今からあと1ヶ月で最低限イラスト本として体裁がとれる表紙4P＋8Pも描けるわけがない、、、
しゃーない、今から頑張るとしても数ページ誰かにゲストページ頼もう…ワイには無理や、、、
と思ったんですけど、絵描きアカウント3年ぐらい失踪してるので頼めるような人脈が本当にない。
あ、そういえば僕にこのコンテンツ教えた元凶のリア友が最近はVtuberの絵描いてフォロワー数千人いるって言ってたな。いや、多分めんどくさがるわやめとこ。それに利害関係発生したら友人関係壊れそうだし。
他に今でも繋がりある絵描きさんかぁ、、マジで1人しかいないや、、ダメ元でお願いしてみるかぁ、、、
ということで、失踪する前に相互フォローではあったけど僕の方から今年になってから露骨に仲良くなりたいアピールをしてた絵師さん（昔そのコンテンツのイラスト描いてたけど今は別コンテンツのイラスト描いてる）にダメ元でお願いすることにした。
その作品の絵を普段から描いている人に頼めばいいのに、僕はこんなややこしい説明をしないといけないぐらいの人に頼んだ。臆病にも程がある。しかも締切まで20日ぐらいしかないのに。
そうしたら1日後返事が返ってきた。要約すると
「すごく興味はあるけどそのコンテンツに最近触れてない部外者の私が参加しても大丈夫？」
ごもっともだ。だけど数年前描いていたイラストには確かに作品に対する敬意があることは知っているので描く作品が変わっても仲良くしたいと思っていた。
数日間考えてもらって、結論1ページ描いてもらえることになった。嬉しすぎる！！！！最初は申し訳程度の謝礼を用意しようと思ってたがいらないってどれだけ良い人なんだ………頭が上がらない。
【地獄】
僕は僕で毎日絵を描く生活が始まった。1枚1枚描いても100%間に合わないので、4枚ぐらい並行して描き進めることにした。
僕の描き方は基本的にアニメ塗り寄りで、これまで真面目にやってこなかった背景ありのイラストを2〜3枚は描くことにした。参考書として吉田誠治さんの本をめちゃめちゃ読みながら描いた。ありがとう吉田誠治先生。
とかいいつつ締切5日前とかに10時間ぐらいラフを描いていたイラストが上手く描けなくて没にした時は病んで寝込んだ。なんなら早い段階で没にしたのを含めたら5枚ぐらいある。もう絵なんて描きたくない…僕の絵はゴミだと本気で思って机の下に布団敷いて一日中ふて寝。アンダーザデスク状態。
それでも、ゲストページを依頼して描いてもらっている手前、絶対脱稿しなきゃいけないとなって翌日また筆を持った。もしゲストページお願いして描いてもらってなかったら筆折ってたと思う。
なんとか締切日当日に原稿が完成し脱稿することが出来た。ゲストページのイラストもめちゃくちゃ可愛いイラストだ。でも寝込んだ影響で明らかに手抜きの落書きを2ページ作ることになった。8ページぐらい全ページちゃんとしたイラストであれよ！！とこのnote書いてる今でも思う。
あと、イラスト本との他に一番お気に入りのイラストのポストカードも作ることにした。フルカラーの本に比べたらポストカードは意外と安く作れる。フルカラー本の印刷料金高いよ、、、
僕の本を手に取ってくれた人向けの話を少しすると、裏表紙は昔自分が撮影した大阪の新世界の写真を加工したものにした。というもの僕の好きなキャラの聖地なのだ。サークル名もTwitterの位置情報も「新世界」にしてる。好き過ぎだろ。
二度と聖地の再現写真は撮れない
【だから手続きが嫌だって言ってるだろ！！】
なんとか原稿が完成して原稿をデータで出すことになるんだけど、今回は本文8P+表紙4Pの総ページ数12Pの原稿を作った。でも本文4P+表紙4Pの総ページ数8Pで注文してしまって料金プラン変更してもらったり、そもそも原稿のレイヤーが統合されてなくて全部修正になって申し訳ない気持ちになりながら全統合して再提出した。
あと、PayPayの残高で印刷料払えるんだーと思ってPayPayにチャージしたら注文する時に"振込で払う"を選択していたのでPayPayで払えず無駄にPayPayに数万円分の残高が入ってしまった。
うわ、このままだと払えない…
どうにかならないかと色々調べて、あ！！銀行口座に戻す手続き出来るじゃん！！って喜んだのも束の間、お金が銀行口座に戻るのが3日後とかでもう振込期限に間に合わないので、結局弟のお小遣いを借りて建て替えてもらった。お礼に弟のSpotifyの料金を2ヶ月分払うことにした。
結局印刷料を払うのに合計ATMに3回行ったことになるのがバカすぎるし、これまた振込なのでこれまた振込詐欺に遭ったトラウマから本当に大丈夫なのかと何回も確認することになりモタモタして後ろの人を待たせてしまった。
本当にこういうことが苦手だ。勘弁してほしい。
【準備物】
同人イベントは頒布物と参加賞さえあればギリなんとかなるとは思うけど、必要なものは必要なので今回持っていた準備物を羅列しとくね。
・テーブルに敷く布
・100円玉と500円玉のコインケース
・コイントレー
・本立て×2
・B5の軟質カードケース（ポスター用）
・黒のマジックペン
・ちいちゃいスケブ
・消毒液
・スーパーとかで使うPOPスタンド
・好きなキャラのグッズ
これだけあればなんとかなる。布は手芸屋で買ってほつれないように端をミシンで縫った。ほぼ始めて手芸屋に行ったんだけど、最初1ロール丸ごとで1000円ぐらいかと思ったらちゃんと切り売りだった。良かった、、、そんなに使わないよ、、、
これらと頒布物を全部スーツケースに入れれば良い。あとは他の参加する作家さんの頒布物買う人は傷つけないようにお道具箱ぐらいのデカめのプラケースとか持っていくと良いと思った。
あと、お釣りを用意しなきゃいけないんだけど印刷料払ったらお金なくなっちゃってた。でも急な2万円の収入があったおかげでなんとか用意できた。結果的になんとかなってるけどこれなかったら助かってない。計画性が無さすぎる。
銀行の両替の仕方が分からなかったのでゲーセンの両替機で両替した。ゲーセンで遊ばないのに両替するのは流石にモラルに反するので、ゲーセンで少しだけ遊んだ。ワニワニパニックで俺を超えてみろ……………
【料金設定って結局どうすればよかったの】
今でもわからない。今回本は100部、ポストカードは50部刷った。ほぼ無名のイベント初参加でこの量は強気だとは思う。
ポストカードは100円で頒布することにした。だけど本の頒布値段はものすごく悩んで3人に相談した。よく楽だと言われるのは、500円単位で設定すること。だけどポストカードと一緒に買ってくれた場合、1000円渡されるとお釣りを400円渡さなくちゃいけなくて100円玉が枯渇してしまう。だけど900円にするとまず手に取ってもらえない。でも400円にしたら全部売れてやっとトントンになる。結局間を取って本は700円にした。
【イベント当日】
前日は4時間ぐらいしか寝ることができず、身体にだるさがありながらイベント会場着いた。会場が住んでるところから1時間弱の近場で助かった。開場30分前に着いたけど黙々と設営をしてたら開場ギリギリになってしまった。もう少し早めに来てもよかったかなぁ。
たまたま横のサークルの人が出している合同誌に以前寄稿していたので本一冊とポストカードを渡して挨拶した。他の参加者の紹介で寄稿しただけであまり交流は無かったが、イベントの間話し相手になってくれて助かった。飴とかくれたし。
最初の20分ぐらいは全然音沙汰なし。みんないわゆる人気サークルに行くのだろう。
僕の本を最初に手に取ってくれた人はおばさまで、編み物でキャラクターのモチーフのカバンを自作している方だった。服とか帽子も手作りの編み物。凄すぎる。
あと、僕の絵を見て一目惚れしました！！と言って買ってくれたイケメンのおじさんが一番嬉しかった。
あと同人イベントは好きな作家の本を買うのも醍醐味だ。イベント前に売り子を数人にお願いしたけど断られちゃったので30分ぐらいサークルを空けて買ってまわった。僕は臆病なので挨拶とかはせずに黙々と購入だけにした。
少し迷ったがイベント終了直前に、イベント前日にフォローを返してくれた作家さんに挨拶して自分の本を手渡した。お礼に本を渡してくれたが、本はさっき買っていたことを伝えると、代わりにアクスタをくれた。そのアクスタは今は本棚に飾っている。あと、合同誌の他の参加者の人一人に挨拶した。本を交換してくれた。嬉しい。
少しだけ縁ができて、両手で持てる分だけの縁を大切にしたいなと思えるようになった。心境の変化なのかな。
イベント中
「良かったら見ていってください！」
「見ていくだけでもどうですかー」
ってずっと声出して喉がカラカラになった。
売上としては本は18冊売れて6冊は配った。ポストカードは10枚程。あとイベント終了1時間前ぐらいの売上は0円だった。収益としては大赤字となった。100冊は刷りすぎたなと反省。次から50冊にしとこ、、、
【その後】
その後、ゲストページを描いてくれた絵師さんに本とポストカード、あとポケモンカードを集めてると聞いてたので当時の最新弾を数パック買って（全然売ってない）レターパックで郵送した。
3日後届いたと返事がありすごく喜んでくれた。
よかった絵を描いて。自己顕示欲が高まる。
とはいえ、原稿を描いて以降一枚も絵を描けていない。いつもの燃え尽き症候群だ。無理ー絵なんて描きたくないよーー！！まぁそのうち描けるようになると思う。次は9月に東京で同人即売会があるらしい。余裕をもってやりたいけど無理かも。
あと、余った本は通販で販売しているが、一冊も注文が入っていない。せめて5冊ぐらいは売れて欲しいと思っていただけに心にくるものがある。宣伝不足と値段設定が良くないのかもしれないので値下げしてもう一度宣伝してみるべきなのかな。
とりあえずもっと絵が上手くなって自分好きな絵を追求していくだけです。
おわり
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