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「ラファはワールドクラスだが…」 ブルース、自身は適任だと強調(インタビュー全訳)

スティーヴ・ブルースが指揮官としての立場や前任ラファ・ベニテスとの比較についてコメントした。

昨シーズン、ブルース率いるニューカッスルは13位で1年を終えた。ベニテス時代の17-18シーズンと同じ44ポイントを稼ぎ、18-19シーズンと同じ順位でフィニッシュしたことは、多くのサポーターを驚かせた。

一方でその魅力に欠ける戦術や、ベニテス時代に比べ戦力面で恵まれているという理由から、本当の意味でファンがブルースを評価することはなかった。実際2年目の今季は序盤こそ悪くないスタートを切ったが、年末年始は9試合未勝利と低迷しており、順位でも降格圏から7ポイント差の15位に沈んでいる。

「逆に聞きたい。成功とは一体なんなんだろう。昨年ラファと同じ勝ち点、順位を獲得したことは成功だと思っている。それが僕らの今の実力なんだ」

「僕らはプレミアリーグのボトムハーフにいる。過去15年くらい、ずっとそうだった。現実的な目標とは一体なんだと思う?11位から16位くらいか?」

「トップ10を目指せるかって?僕らは3、4ポイント差に付けている。”達成”と言えるだろうか?僕からすれば、YESかもしれない」

「今いる位置が僕らの実力だし、目標にできるだけ近づけるようにトライはしているよ。それがもしかするとトップ10なのかもしれない。ここにきた時から僕はそう言っている」

「ちょうど今、僕らは4、5ポイント離されていて調子も悪い。ハードワークを続け、事態が好転することを願う時だ」

「ラファ、彼についてはたくさん聞かされているし、あなた方と同じように僕もリスペクトしている人だ。彼は何位で終えた?ワールドクラスの監督だよね?」

「何位だったか?それは成功だったのか?そうかもしれない。昨年僕らはそれと同じ成績を残した。今年もベストを尽くすだけだ」

ベニテスと遜色ない成績を残していると自信を見せたブルースだが、残留争いのライベルであるフラムやブライトン、バーンリーらはニューカッスルよりもここ数戦の良い結果を出している。ブルースはサンダーランド時代に14試合未勝利という不名誉な記録を作っており、サポーターが不安を抱えるのも当然だ。

「ここ最近悪い成績が続いているから、(ファンが不安になるのも)理解できる。批判は受け入れなければいけないが、できるだけハードに取り組んでいることは確実だ」

「自分にはこの局面を打開できる能力があると信じている。プレミアリーグで500試合近く指揮を取ってきて、まだここに居るのは偶然ではない」

「目の前の問題に対処する準備はできている。僕らはプレミアリーグに残留する。そして昨年より良い結果を残せるようにトライするよ」

「ほら、僕は500試合近く、11年くらいプレミアリーグで指揮を取ってきたんだよ」

「経験は確かに助けになっている。プレミアリーグは難しいリーグだ。ウルヴスの彼(ヌーノ・エスピーリト・サント監督)は苦しんでいるし、フランク・ランパードもそうだ。そういうリーグなんだ」

「とても過酷だけど、厳しい状況ならそれに立ち向かわねければいけない」

「大事なのはちょっとしたリスペクトを忘れないこと。尊厳を失わないこと。ベストを尽くせば結果はついてくる」

ニューカッスルは23日、アストン・ヴィラと対戦する。ブルースがその言葉通り、実力を示せるか注目だ。

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