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問題発言連発!? 記者会見で火に油を注ぐブルース

近頃のスティーヴ・ブルースは喋るたびにサポーターの顰蹙を買っている。

10試合未勝利というお粗末な結果を受け、有識者・サポーター問わず多方面からの批判を浴びるブルース監督だが、ある意味弁明のチャンスでもある記者会見では、自ら火に油を注ぐような発言を繰り返しているのだ。

リーズ・ユナイテッド戦を前にして行われた定例の会見では、メディア対応に消極的なチームの姿勢が浮き彫りとなった。

会見はオンラインを介して行われており、ブルースと記者は直接顔を合わせることができない。スカイスポーツなどテレビ局のジャーナリスト4名は確実に質問をすることができ、それ以降全体から挙手制で画面越しに追加の質問を受け付けるのがルーティーンだ。

このプレスカンファレンスでブルースは、周囲からのプレッシャーにも"I will never shy away"(私は決して逃げない)と発言。以前から批判をアンフェアだとして聞き入れなかったが、今回もその態度を貫いた。

一方この日の会見では、テレビ局4社が質問を終えると、ブルースは新聞記者らには質疑応答の時間を与えなかった。ここ数ヶ月彼のマネジメントを否定的な見出しで伝え続けた地元紙に対して、報復したのだろうか。

ブルースはそれ以外にも、ファンの気持ちを逆撫でするような言葉を口にした。

「(調子が悪いのは)我々だけではない。これはプレミアリーグなんだから。周囲の雑音は無視して試合に集中するだけだ」

「私は長くこの仕事をしていて、こういった状況(残留争い)も経験している。経験は糧になる。自分が適任だと確信しているよ」

まるで自分に責任が無いかのようなこのコメントに、ファンは激怒。そして質問の機会を奪われた記者もSNS上で不満を示した。

「スティーヴ・ブルースは会見中、”私は決して逃げない”とコメントした後、記者からの質問を受け付けなかった」(デイリーメールのクレイグ・ホープ)

ブルースといえば、アストン・ヴィラ時代に怒ったファンからキャベツを投げつけられたエピソードが有名だが、セント・ジェームズパークでは既に、「ブルース・アウト」のバナーと共にキャベツが置かれているそうだ。

サポーターがスタジアムに入れない状況が続くイギリスだが、苦境に立たされる指揮官にとっては不幸中の幸いと言えるのかもしれない。

ニューカッスルは26日にリーズ・ユナイテッドと対戦する。負ければ連続未勝利記録が11に伸びる一戦。勝っても負けても試合後のブルースが何を言うのかは、ある意味注目だ。

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