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25年間アトピーと戦った話⑦仕事編

大学生になり、居酒屋でアルバイトを始めました。

ホールとキッチンの両方をやらせてもらっていたのですが、キッチンだとどうしてもコンロの火が熱くて、おでこを掻いていたのですが、社員さんに

「顔まわりを触るのは不衛生だからやめて欲しい」

と言われました。

まぁその社員さんの気持ちもよく分かるので、自分もなるべく我慢してアルバイトをやっていました。

ホールだと当然お客さんの前でボリボリ掻くわけにはいかないので、そこも我慢でした。

飲食店での仕事はアトピーの人はあんまり向いていないのかもしれません。

大学を卒業し、介護の仕事を始めました。

介護の仕事は正直アトピーのことより、肉体的、精神的にしんどかったなと思います。あんまりアトピーで困ったことはないかな。

周りには看護師さんもいて、アトピーに対してかなり理解があったのかなと思います。

その後転職して、自分のなりたかった水族館の飼育員になりました。

仕事はとても楽しく、やりがいも感じていました。

でも、引っ越しして一人暮らしを始めたこともあって生活環境が一変したのを期にアトピーがかなり悪化してしまいました。

仕事中にも掻きすぎて首から血が出てしまったり、トイレに籠って痒みが落ち着くのをひたすら耐えたりするようになりました。

ある日、上司の話を聞いているときに

「お腹を掻くんじゃない」

と言われました。

「失礼なのはわかっているんですけど、ほとんど無意識なんで許してください^^;」

とは言えずに謝りました(笑)


就職してからも皮膚科には行っていたのですが有効な治療はなく、今まで通りの塗り薬の治療を続けていました。

そんな日々が2年ぐらい続いた後、母から

「アトピーの新しい治療があるみたいだけど受けてみない?」

ということを教えてもらいました。

そして、新たな治療を始めることになって・・・

治療編に続く。

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