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N-GYNN - ANOTHER PLANET EP

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はN-GYNN 「ANOTHER PLANET EP」を紹介していきます!よろしくお願いします!

ロンドンのDJ N-GYNNが同じくロンドン拠点のレーベル、パーティーである「Pleasure Club」から2021年にリリースした作品。テックハウスの中にアシッドやロウなど様々なジャンルを融合して生み出したダンサブルな曲が多数収録されており、N-GYNN自身が通過してきたロンドンの移り変わりゆく音楽シーンを体現した作品に仕上がっています!ヴァイナルオンリー作品です!

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「Wick Dreams」

近年のテクノの潮流であるレイヴを思わせるかのような早めなテンポからの不穏かつアシッド味のある展開が繰り広げられるトラック。ここで使われている「Wick」とは直訳で「ろうそくの芯、灯芯」を意味しますが、恐らく形容詞の「Wicked」つまり「邪悪な」を意味する言葉として使用されているのかと個人的に思います。じゃないとこんな邪悪な不穏さをトラックにわざわざ表現しているのとの整合性がとれないかと…!

2曲目「Another Planet」

タイトル通り地球外のもう一つの惑星に降り立ったかのようなスペーシーさが漂いながらも地に足が付いたかのようなテックハウス的展開が特徴のトラックです。見方を変えれば地に足をつけながら他の惑星と交流しているかのような捉え方もできるトラックです。スペーシーなシンセと宇宙に飛ばしているようなはたまた宇宙人が会話しているかのような電波的な音が未知の領域へと聴き手を誘ってくれています!

3曲目「Trippin' Balls」

こちらもアシッドさを加味したクールなテックハウストラック。中盤からの音の広がりが多幸感を連想させる様な広がりを見せてくれているのが堪らないです。タイトルの「Trippin’」が著してくれるように、感じることのできる多幸感の様な症状はまさしく「トリップ」した状態のことなのでしょう。久々に発見した聞くタイプのドラッグ。アッパー系です。

4曲目「BA Four」

303的な音を思わせるようなトラックの展開に広がりを持たせるような終盤のシンセの展開、まるで一本の映画をみ終わった後かのような清々しさを感じさせる一曲です!起承転結はっきりとした音が織りなすストーリーが6分間の仮想現実を作り上げており、自然と聴き手の脳内にストーリーを作り上げてしまいます。作品を通してのグランドフィナーレ感もありすごいなーと関心してしまいました…!


といった感じで今回はN-GYNN 「ANOTHER PLANET EP」を紹介していきました!1枚を通してのスペーシー感が近未来における宇宙小旅行をイメージさせてくれていてとてもワクワクする視聴体験を味わわせてくれます。

今作は前述もした通り、ヴァイナルオンリー作品になっておりデジタルでの配信は行われておりません。国内での取り扱いもあまりなさそうなので気になった方は是非海外のレコード通販などで購入してみて下さい!

レーベル公式のbandcampではすでに完売とのことなのでお買い求めの方はお早めに!

https://pleasureclubx.bandcamp.com/album/another-planet-ep

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325



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