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NAIL - CASSIOPEIA

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はNAIL「CASSIOPEIA 」を紹介していきます!よろしくお願いします!

今作は1993年にWarp Recordsからリリースされたコンピに収録された貴重な音源が2019年にリイシューされ再発された作品です。イギリスの伝説のハウス組織DiYやBentとしても知られるNail TollidayことNailによるUKハウス黎明期を知ることができる作品として再発されました。当時の空気感を感じれるオリジナルとその空気感を生かしつつモダンにアレンジされた2019年リミックスの2曲を収録した1枚です!

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「Cassiopeia」

モダンにも通じるアンビエント・ディープハウス!幻想的な音の入りから足されていくクラップやサンプラーによるエレクトロ音がアンビエントからディープハウスへの変換の糸口となり、聴き手側の耳を魅了していきます。切り替わるところで感じ取れるトランス的要素がアンビエントのヒプノ的要素を増幅させより幻惑性を持ち合わせたトラックとして機能していきます。当時のUKミュージックで徐々に芽生え始めていたアシッドの流れがこの音でトランス的な要素として立ち現れているのは非常に興味深いです…!

2曲目「Cassiopeia (2019 Remix)」

原曲の良さを活かし現代風にアレンジされた温故知新トラック!原曲のアンビエントからくるモコモコとした音感を洗練して、シャープかつソリッドに仕上げた作品としてこちらも聴き手を魅了していきます。こちらはトランス感よりもトライバル的な一面を連想させる音像を盛り込んでおり、その側面がこの音のソリッド感を際立たせているのかと感じます。11分間の音の小旅行は確実に聴き手の時間感覚を奪いトリップさせてくれることでしょう。いや確実にそうなります。


といった感じで今回はNAIL「CASSIOPEIA 」をレコメンドしていきました!片面ではトランスから歴史を感じ、もう片面ではトライバルからモダンを感じ取れるという、チキンラーメンばりに多角的な側面で味わい尽くせる1枚です!

今作はデジタルでの配信も行っているため気になった方はレーベルの公式bandcampから即座に購入可能です!

個人的な主観としては多角的側面から味わい尽くすためにもレコードでの購入の方がオススメです。(ザ・老害)

と言いつつもレコードに関しては国内レコ屋では2021年にリプレスした盤も既に軒並みソールドアウトなので気になった方はdiscogs等での購入がオススメです!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325


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