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The Willers Brothers - shade of light

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はThe Willers Brothers 「shade of light」を紹介していきたいと思います!

UK出身で現在はベルリンに拠点を置き活動しているショーンとリアムの兄弟DJデュオであるWillers BrothersがイタリアのQuality Vibeから2019年に発表されたハウスミュージック作品。ヴァイナルオンリー音源のため配信はされていません。兄弟が音楽的背景として持ち合わせているヒップホップやドラムンベースなどの重厚感のある音色をハウスに落としこみ昇華させた素晴らしい作品に仕上がっています。ラベルの弾ける笑顔が最高ですね。

各曲それぞれを個別にレコメンドしていきます!

1曲目「Time To Go」。ミニマル的なビートアプローチから浸食するかのように入り込んでくるUKG的なアプローチによって音の深みへと誘ってくれる極上のハウスミュージックに仕上がっています。UKG的なアプローチながらも全体を通して静かな曲の展開になっておりいつの間にか音の深みにハマっている状態になります。ウワネタで終始鳴っているシンセが深層世界により誘う効果を地味に発揮しています…!

2曲目「I Can See You」。こちらは完全なディープハウス。声ネタとシンセが静かながらも絡み合い、中盤のドラムの抜きで微かなズレを生じさせながらもハウスミュージックとしての原形を保たせている危うさがとても特徴的です。1曲目同様、「深さ」を体現した音像であり、しっかりとディープハウス本来のディープさを聴き浴びることができます。

3曲目「The Shade Of Light」。こちらもしっかりディープハウス。段々と音が足されていく普遍的なハウスミュージック的展開が聴きごたえ抜群です。途中の声ネタから何故かジャジーな雰囲気を個人的に感じ取れるのがクセになって何度もループしてしまいます…!深夜2時辺りから回し始めるDJの2、3曲目…そんなイメージの強い楽曲です。

4曲目「The Shade Of Light(Pavel Iudin Remix)」。前曲をロシア人アーティストPavel Iudinがリミックスしたヴァージョンになります。ドラムの硬質さが全面に押し出され、そこにダブ加工を施した原曲とはまた違った味わいを見せるトラックになっています。ダブ音色がこの1枚を通して見られる「深さ」をより一層強める働きをしており、もはや「深淵」にまで辿り着くのではないかと思わせるトラックです。


といった感じで今回はThe Willers Brothers 「shade of light」をレコメンドしていきました。兄弟のバックグラウンドであるヒップホップやドラムンベースに見られる重厚な音がミニマルやディープハウスと上手くマッチしており非常に気持ちの良い1枚なのではないかと感じます。

https://www.discogs.com/ja/The-Willers-Brothers-Shade-Of-Light-EP/release/13088279

国内での取り扱い量が少なかったため手に入れるには海外経由が現在の主な手段ですが、個人的には海外から取り寄せて聴く価値は十二分にあると思うので気になった方は即ポチってみてください!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325

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