オークス2021レース回顧

データ分析&調教診断、展開予想、指数からの予想結論
指数1位2着不在の桜花賞馬本命◎ソダシ。対抗〇ユーバーレーベン。好相性忘れな草組単穴▲ステラリア。以下△アカイトリノムスメ、×ファインルージュ。特注穴馬☆指数4位のククナ。特注穴馬にスルーセブンシーズ、タガノパッションを追加。本命ソダシ特注穴馬ククナ、スルーセブンシーズ、タガノパッションを絡めた3連複フォーメーション◎-☆☆☆-〇▲△×☆☆☆18点。

結果、1着〇ユーバーレーベン、2着△アカイトリノムスメ、3着無印ハギノピリナでハズレ。レースラップは12.5 - 11.1 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 12.4 - 12.1 - 11.3 - 11.7 - 11.9で、緩むところがない持久力が問われるペースとなった。結果3、4コーナー8番手以下の馬が掲示板5頭すべて占め、ユーバーレーベン以外はほぼ最後方で、アカイトリノムスメ以外は4コーナー外に出して伸びてきた。2着のアカイトリノムスメも内で包まれて仕掛けが遅れた分脚が溜まった格好になった。

1着〇ユーバーレーベン

当初からずっとユーバーレーベンはオークスを最大目標に調整されてきた。札幌2歳Sやフラワーカップ、フローラSの内容を見ても2400m伸びて歓迎なのは明らかであった。普通に考えればフローラS3着からの参戦は二桁人気でもおかしくないのに、最近の競馬ファンは目が肥えている。。3番人気8.9倍に推されてのゲートインとなった。レースでは、スタートはよかったものの後方待機。前がごった返す中、向こう正面後方のユーバーレーベンはスムーズなレースぶり。3コーナーから徐々に進出開始して、4コーナーではソダシを射程圏に入れて並びかけるとラスト200mではスタミナの差でライバルソダシを初めて交わし先頭でゴール板を駆け抜けた。ラフィアン初のクラシック制覇をユーバーレーベンがもたらした。亡き岡田繫幸さんに捧げるオークス勝利となり、大変感動させられた。秋華賞やエリザベス女王杯でも好走が期待できる。ただ展開の助けもあった点は忘れてはならない。

2着△アカイトリノムスメ

paddockでは発汗もあり、少し入れ込み気味。。好スタートからソダシを目の前においてレースを進める。3,4コーナーでは後方勢が外から続々とまくり気味に進出開始してアカイトリノムスメ自身は外に出せずに内に包まれてまともに追えない状態でラスト200mまで来てしまう。ラスト200mぐらいで各馬がばててばらけた間を抜けて来るも時すでに遅しで2着が精いっぱいとなった。この馬に東京コースは合う。天皇賞(秋)は少し厳しいかもしれないが、来年のヴィクトリアマイルはグランアレグリアが引退していれば十分に走破圏内とみた。

3着無印ハギノピリナ

直線一気がハマった藤懸騎手の好騎乗で2着とはハナ差の3着あった。いずれにしてもこの馬自身成長しているのは確かで、夏の成長次第で秋華賞も楽しみになった。この3着が展開利のフロックでないことを証明するためにも、次走が試金石となる。

7着☆ククナ、8着◎ソダシ

ソダシはいい感じで先行したが、1コーナーにかけてクールキャットが競うようにハナを主張、外からステラリアがかぶせてきて、インからククナが寄せてくる。向こう正面でもストライプがプレッシャーをかけてきて、1コーナーから向こう正面までリラックスして走るシーンは一度もなく、クビを上げたり、ブレーキをかけたりかなりリズムの悪い走りのまま、勝負の3、4コーナーを迎えてしまった。それでも直線では伸びてラスト200mぐらいまでは先頭に立とうとしたところは立派の一言。しかしラスト200mではスムーズな後方勢の末脚に屈して8着に敗れた。8着に敗れたものの内容的には一番強いかもしれない。勝ったユーバーレーベン(4コーナー8番手)を除いて、ソダシを徹底マークした7着☆ククナと8着◎ソダシ以外は11着まで4コーナー10番手以下の後方勢。先行してラスト200mまで粘ったソダシ&ククナの2頭の内容は非常に濃い。敗因は明らかで秋華賞で挽回可能と見る。

以上、ユーバーレーベンの感動の勝利に酔いしれたオークス2021であり、推奨した特注穴馬ククナ&本命ソダシは負けはしたものの強い内容で巻き返し可能とみた。

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