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患者の目線で見る病院のコロナ対策の実際

コロナに世界中が振り回された2020年も終わりを迎えようとしていた12月の半ば。
普段は「治療する側、切る側」にいた自分が「治療してもらう側、切られる側」に回りました。今回、患者の立場から病院のコロナ対策を見る機会があったので入院経過を詳述したいと思います。(コロナで入院したわけではありません。ややこしくてごめんなさい)

前兆はあった(入院まで24時間)

手術される前の日の朝、目が覚めた時に何となく腹の調子がおかしいのに気が付きました。「前の日に何か変なもの食べたかな?」という程度にしか考えず、胃薬と痛み止めを飲みそのまま職場へ行きました。
午前中は外来でしたが、痛み止めが効いていたのか特に痛みを感じることなく過ごせました。
午後からは手術が2件(所要時間はそれぞれ1時間程度)ありましたが、1件目の途中辺りから「みぞおち」辺りにいやな痛みが徐々に出てきました。2件目が始まる前に再度痛み止めを飲み(この時はまだ深く考えていなかった)、2件目が終わるころには痛みそのものは半分弱になっていました。

勤務終了後(入院まで14時間)

その日の夜はどうしても外せない用事もあり、勤務終了後に再度痛み止めと胃薬を飲み(なんだか変だなぁ。。。と漸く気にし始める)、用事に臨みました。
用事をこなしている間は「何となく腹に違和感がある」程度でしたが、帰る時間が近づくにつれてみぞおち辺りの痛みが強くなり、徐々に吐き気も出てきました。帰るころには立派な痛みと吐き気になっており、タクシーで何とか家まで帰りつきました(入院まで10時間)が、家の前で我慢できずに盛大に嘔吐しました。
腸炎や飲みすぎであれば吐いた後は少し楽になるのですが、今回は全く楽になる気配がなく「流石にこれは変だ。。。」と心配し始めました。
ソファに寝ころんでみると仰向けになるだけでみぞおちに痛みが走ります。
腹部を押してみましたが局所に強い圧痛はありません。
「ただの腸炎ではないのか??最近飲酒も減ってるのに。。。盲腸?胆嚢炎?腸閉塞?膵炎?」などと色々考えつくものの詳しく調べる気力もなく、ひたすら吐き続けました。

病院に連絡(入院まで1時間)

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