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物事を斜め上から考えるようになったきっかけ

ある日 

仕事でプレゼンと言いますか、研究発表みたいなのを県外でやることになりまして

全国から集まって開催されるものなので、もう嫌だなぁ〜って気持ちと緊張するなぁ〜って気持ちしかなかったんです

それに普段そんな発表なんてしないので、まとめ方からパワーポイントの使い方からぜんぶサッパリわからず

あるベテランの先生に指導してもらうことになりました

私の中では、それっぽく形になって研究内容に矛盾なく筋が通ってればいいかなぐらいに思ってました。指導されることも、取り扱っている研究内容のことについてエビデンスだったり技術的なことだったりを言われるのかと思ってました。

でも、ベテラン先生に最初に言われた言葉は私が思っていたこととぜんぜん違うことでした。


「水さんは、この研究発表を通して誰になにを伝えたいですか?」


頭に雷が落ちるみたいな感覚でした

当たり前でしょって思うかもしれませんが

当時の私はもちろんモチベーションが低いのもありました

研究発表だから、〜を目的に〜をやって〜こうなったから〜なのだと考えました。みたいな、やったことを伝えるという感覚でしたが

「そうなったのはわかったんですが…これでは、そうでしたかよかったですね。大変でしたね。で終わってしまいます」

まぁ結果、研究発表はそんなたいしたものになはならなかったのですが

自分の考えが変わりました


これをきっかけに

さまざまな作品には、その内容を通して誰かに伝えたいメッセージがある

という価値観ができました

テレビ、映画、漫画、絵画など世の中さまざまな作品がありますが

そのまま観て面白かった〜感動した〜ではなく、観終わった後にこれはこういうことを伝えたかったんだなって考えるようになりました

もちろんそのままストレートに伝えているものもありますが、それとは別にここのこの表現はこういうことだなとか。あとはストーリーの内容とは別に伝えたいメッセージがあったりとか。

あっ、それが当たってるとか間違ってるとかは別ですよ(・∀・)

要するに、その作品を通して自分がなにを学ぶのかってことと言いますか、そういう視点を増やすってことですかね


例えばホラー映画「犬鳴村」

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レビューをみれば酷い評価です

でも私が観た感想は

自分のルーツを知る大切さ。ご先祖様を敬う大切さ。いままで目を背けてきたことを受け入れることで得られる強さ。昔と今での地形の違い。

まぁ霊って残留思念だから「人の思い」を描くってなると私はそんなに怖い!ってだけにはならないですけどね

ちなみに私がいま住んでいる所は昔、湖の底でした。だから山の上に行くと神社とか昔の話とか聞けて楽しいですよ。

と、ホラー映画なのにいろいろ考えたり学んだりすることができました。


つまんないならつまんないなりに、これ最悪だったとか観る価値ないとかマイナスな発言をするより

この表現でなにをどう伝えたかったのかなぁ、だからこうなっちゃったのかなぁって考えられれば、思考・視点を増やす練習になりますからね


ひょんなことから人生って楽しくなるものです

考え方ひとつで見える世界は変わります


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