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レズビアンによるLGBT論

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#カミングアウト

カミングアウト、するもしないも「多様性」

女性と暮らしている女性であるワタクシ、一応「LGBT当事者」の端くれである。そんな自覚はうっす〜いけどね。私はフルオープン、相方はセミオープン?で生きているわけだが、この「カミングアウト問題」、なかなか根深いものがある。

私みたいに何も考えずにオープンに生きている人はいいとして、「カミングアウトしたいけどなかなか……」とか「カミングアウトせずに生きたいけど、それだと不便もある」とかいろいろ悩んで

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相方のカミングアウト事情

相方は現在家族にはクローゼット状態だが、ここ数年の間に友人知人の幾人かにはカミングアウトしている。どの人もたまにしか合わない人、もしくは今後もう合う可能性の低い人ばかりなので、実生活に特に変化はない。

【相方がカミングアウトしてる人】
・高校の同級生T氏(先日私も一緒にお酒を飲んだ)
・職場の同僚S氏(同じ部署だが勤務地が離れている)
・職場を定年退職したB氏(近所に住んでて、たまに野菜をもら

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「もし自分の子供がLGBT当事者だったら」という問い

普段は「ただのだらだらと幸せなカップル」として生活している私たち、日常では「LGBT的なさまざまな問題」について、いつもいつも深刻に、真剣には考えて生きているわけではない。それは私たちの生活に困ったことがないということなんだけどね。しかし今日仕事しながら、前に人と話したことを反芻してたら、ある気持ちが唐突に湧きあがった。

「今もこの問題で悩んで、死にそうになっている人が日本、世界のどこかにいる。

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思えば「LGBT」について、家族とまともに話したことはなかった

私は幸いにも、相方の存在と2人の生活について、実家家族その他にオープンな状態で生きている。実家家族の季節行事(姪っ子の運動会とか誕生会、お正月など)には相方同伴だし、それ以外でもちょこちょこ相方を伴って実家に行く。私たちの部屋にも、姪っ子だけで泊まりに来たりもする。普通の親戚付き合い。

実家とフルオープンな付き合いで、このブログでもガンガン「LGBT的思考」について書いている私だが、今まで家族と

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