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50歳からWeb3とメタバースに向き合うことについて。②NFTについて。

にゃんこ😸@ことほむ加賀支社

前回はちょっと広い視点から眺めてみましたが、今回はもうちょっとメタバースとかWeb3の実装的な面から見てみようと。
特にNFTとか概要やサービス面から解説してくれている資料は多いのですけど、ではどうやって実装しているのか? といった基本的なことはプログラミングの世界では結構基礎をすっ飛ばされて解説されているため、非プログラマーな僕では難しすぎました。(笑)

NFTを理解してみよう

NFTを売ろうっ! という話ばかりで、セミナーなんかもターゲットを見つけて云々…なんだかいまいち腑に落ちないのは、NFTがどういうデータなんかよくわかっていないから。
ということで、実際に自分で発行してみればある程度理解できるはず。

さてそのためにはまず、ざっくりブロックチェーン全体の仕組みを知ったほうが良いので、Ethereum入門をひと通りやってみる。
Ethereumのテストネットワークというものがあるので、ETHを購入しなくとも良く、お金は必要以上かかりません。(笑)

上記入門をひと通りやってみた上で、実際にNFTを発行してみる手順を踏んでみます。下記サイト「NFT完全に理解した!!になるために独自コントラクトでNFTを発行してみる方法の解説」がわかりやすかったです。

ひと通りやってみると、2022年現在では登録データそのもの、上記の例では「画像ファイル」そのものをブロックチェーンに登録するわけではないことがわかります。

「NFT完全に理解した!!になるために独自コントラクトでNFTを発行してみる方法の解説」より一部抜粋

NFTの記録ってのは、画像が保管してある場所と誰が持っているか? を記録したデータがブロックチェーン上に登録されるだけ。
WordPressに画像をアップするのと、データベースに記録される構造は殆ど変わらないので、「どんな絵柄なのか」という情報はテキストでしか登録されないんです。
もっといえば、リンクすらされていないので、画像そのものを別のものにそっくり入れ替えられたらモトモコモねぇっす。
つまり、何が本物? ッて証明は現時点ではできなくて、保管されているサーバのセキュリティ担保に大きく左右されるというのが現状です。

またNFTデータそのものは簡単に発行できるため、偽物を登録できてしまいます。そのための対策とかOpenSeaでは実装しているようですが、いたちごっこですね。

こうしてみると、NFTを売るとか買うとか意味がわからんのです。

とはいえ、NFTの仕組みは概ねわかりました。
ではファイルそのものをブロックチェーンに登録させてしまう仕組みができればよいのでは? と思いまして調べてみました。

コンテンツファイルそのものの分散化

まだドラフト段階ですが、分散型ストレージ(ネットワークに繋がっているストレージに散らばらせてファイル保存)を利用した規格が提案されています。既存のHTTP規格とは違い、ファイルをIDで指定するIPFS規格。

現在のWebサーバの考え方とは全く逆で、ファイルに一意のIDを割り振り、そのファイルをいくつものストレージに分散して保存。読み出すときは、つながっているストレージのどれかから探し出してくる。
保存されているファイルはすべてコピーなので、どこのストレージから持ってきても内容は必ず同じ。自分がアクセスしている近いところから持ってこられれば、ファイルの到着が早いですからね。
GitやBitTorrentが近いようだけど、どちらも使ったことがない人にとってはチンプンカンプンかもですが…。

この仕組みのため、同一内容のファイルがネットワーク上に複数存在することになるため、ファイルを消したくても消せなくなるという仕組み。
同一性保持の仕組みがあるので、ネットワーク上のファイルがウィルスなどに汚染される危険は少ないものの、悪意を持って汚染されたファイルを意図的に登録されたらと考えると…。チョットコワイデスネ。
まぁそんなことは開発側もわかっていることなので、対策は練られていく思います。
現時点では実験段階なので、どういう仕組みになるかはわかりません。

まぁこの規格はあくまでも、NFTでファイルそのものを指し示す事ができるので、現状のファイルの場所だけ指定するよりは確実になりますね。

では、NFTの使い所は?

NFTに保存されるデータの形は単純なので、URIを登録する代わりにハッシュ値などを登録することで、トレーサビリティに使えると考えられます。
マーケターの方ならピンとくると思われますが、QRコードと組み合わせたファングッズなどと連携させることで、どのような経路を辿って転売されていくのか、あるいはどの程度購買後に固定化されるのかといった使い方が考えられます。

またその製品に誰が関わっているか? といった証明が付加価値となる製品企画にも使うことで、推しエコノミーと連携する事も考えられます。
監修に〇〇さんんが携わっている記録が入っているNFTを紐づけたグッズとか、アバターとかワールドとか。デジタル・リアル問わず工夫できます。

VRCなどのメタバースにおいて、アバターやオブジェクトなどの作成に誰が携わったのか? 上工程から下工程へとNFTを受け渡すことで、安全性を担保させる証明としても使えそうです。

いずれにしても現在のオークション的な使われ方よりも、トレースできるメリットのほうが大きいと考えられますし、メタバース空間ではワールドの制作そのものに関わった制作チームの検査証明といった、ブランディングに近いことのほうが利用価値が出てくると考えられます。

VR空間ではGoogleAnalyticsでは分析しきれないアイテムの動きが考えられるので、NFTを発行することでアイテムの動きをトレースするとか、VRコレクターアイテムの在り処を確実にするといった用途を考えたほうが地に足がついているように感じませんか?


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にゃんこ😸@ことほむ加賀支社
ことほむのプロデューサー。メタ観光とメタバースを繋げる事業計画中。WordPressとともに歩んで十数年。会社はゲームやアニメーションの制作サポート(日本歴史資料収集・考証)とか。Discord→Nyanco#7588