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ハギーハギーハギーハギーハギーハギーハギーハギーハギーハギー!!!!!!!!!!!



こんにちわせりん、わせりんです。

今日も一週間に一度の超特大記事です。これさえ読めば一週間のMリーグが一気におさらい出来ると大人気ですね。

この成績の一番下を見てください。

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【Mリーグ成績速報(非公式)様<@mleague_results>より引用】

燦然と輝く萩原スターの成績。

雷電の試合の日は、ハギーの登板を心待ちにしている人が大量に出現します。


かく言う私も今やハギーを見るのが一番の楽しみになっています。

見るたびに、無慈悲にラスっていくハギー。

ハギーがいつトップを取るのか、今日もトップが取れないのか・・・

私たちはある種のドラマを楽しんでいます。Mリーグの場でドラマを見せてくれるなんてさすがスターです。

いつものようにハギーの神々しい打牌を見ていると、あることに気づきました。

あれ・・・?ハギーそんなに下手じゃなくね?

成績が落ち込んでいるので下手なイメージがついてますが、最近の麻雀の内容はそこまで悪くない雰囲気がしてます。

もしかしたら単に運が悪いだけかもしれません。

私は、真実を調べるべく「萩原スター特別編」として、東一局からハギーだけに焦点を当てて全ての疑問打牌をピックアップしました。

昔までなら50〜100個くらいの疑問打牌があったでしょう。今のハギーは何個あるのでしょうか。進化したハギーをご覧ください。


◉はじめに

最近は批判的な観点から記事を書くことが多かったですが(Mリーガーが変な打牌ばっかりするのが悪い!わせりんは悪くない!)、今回の記事は誉めと批判が半々くらいになっていて、久しぶりに納得がいくバランスになっています。

批判の大半は、女流四人が戦った、

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この試合です。もうメンツがやばそうですよね。

Twitterでも過去最悪の試合と評する人がたくさんいましたね。

というか、女流の試合は毎回過去最悪の試合を更新してボジョレーヌーボーみたいになっていますね笑

しかし、残りの試合はレベルの高い試合が多く、結構誉めています。

多分、気分を害することなく読めるはずです笑

月火木の試合から1試合ずつを3試合、金曜の試合は萩原スターに注目した特別編の計4試合をこの記事に詰め込んでいます。

記事のクオリティは高いです。よかったですね。

そういや最近、麻雀大会に出て惨敗してきました。

さて、終わったことは気にせず

いつも通り」元気よく日本一ためになる、Mリーグ観戦記事に参りましょう。

それではどうぞ。

※今回も牌譜は私のことを待ち受けにしている唯一の麻雀プロ、田中航プロにお借りしています。


【一試合目:和久津vs小林vs堀vsたろう】

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◉事件簿1:和久津プロ、リーチ宣言牌を考える(0/100)

今回のミスレベル:0/100(エレベーターで「開」ボタンを押して相手を先に降ろすレベル)

東一局、和久津プロが8sを切ってリーチした場面。

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めちゃくちゃ細かい事ですが、2s切りリーチと8s切りリーチのどちらかを選べますね。

基本的には8s切りリーチの方がいいと思います。なぜなら2sの方が他家にとって使いにくいからですね。

使いづらい=切りたくなる頻度が高い と言うことです。

他家は切りたい牌がリーチの現物であれば手を進めやすくなりますし、危険牌であれば手を進めにくくなります。

基本的には他家が手を進めにくい方がいいので2sを見せない8s切りリーチってことですね。

しかも、今回は2sを切ってリーチすると2sがワンチャンス(もう一枚合わせ打たれるとノーチャンスになる)になるために1sが切りやすくなります。なので尚更8s切りリーチの方がいいでしょう。

リーチ宣言牌を何にするかだけでここまで考えられるなんて終わりのないゲームですね笑

【おまけ】

発展的な視点として下家に対してどっちを切った方がいいかがあります。

リーチをするとあがり牌以外をツモ切りしないといけないので、チーができる下家は一番恩恵を受けますよね。

なので、下家が鳴き手の場合などは特に警戒しなければなりません。

もう一度場面を見てみましょう。

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下家がソーズのホンイツ模様の捨て牌をしています。

現状、どのくらい手が進んでいるかや鳴いて手を進めるかはわかりませんがケアをするに越したことはないでしょう。

ケアするとして・・・

2sと8sどちらが下家に対して切りやすいかは正直わかりません笑

おい!と言われそうすがこの部分は私も確信が持てないので一つの意見として聞いてください。

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2sは1sが2枚切れてる分、愚形の可能性は少し減ってますが自分の目から2sは既に3枚見えているので鳴かれると超ネックを解消されます。

8sは自分から2枚しか見えていないので鳴かれたときの痛さは2sよりも軽いですが(それでも嫌ですが)シャンポンやカンチャンと言った愚形のパターンが多いです。

この二つの比較になります。

私は、2sを切って鳴かれるリスクの方が高いとみて8sを切ってリーチします。

まあ、考え方を学ぶことが大事ですね。

同じような場面できちんと考えられるように思考回路を作っておきましょう。

きっと、役に立つ場面がきます。


◉事件簿2:小林プロ、アンパイがないときの立ち回り(0/100)

今回のミスレベル:0/100(みそ汁の出汁を昆布とかつお節から取るレベル)

東二局、小林プロがリーチに対して8pを切った場面。

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全くヒントのない親リーチに対してターツの8pを切っています。

一発目に両無筋の5mを切るのを避けて、危険度的に少しマシな8pを切ってイーシャンテンに受ける打牌ですね。いいと思います。

私はこの時点で5mを切りそうです。どちらにせよアンパイはないですし、5mは二枚あるのでオリになった時にもう一枚を切ることができますね。ドラとはいえ2mも筋になりますし。

対面のリーチはターツを選択したリーチでは無いのでドラはそんなに危なく無いです。(カンチャン落としや浮き牌の選択等があればドラに強引にくっつけた可能性やドラターツを残した可能性があるので、ドラの周辺は危険ですが、このリーチにはその形跡がないってことです。)

次のツモで・・・

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6pを切らずに5s切り。

これは6pを切ると次巡にアンパイが続きませんが、5s切りだと次巡5sがまた切れるのでオリやすいからと言う理由で選択しています。

瞬間の危険度ではなくて、今後のオリやすさを考慮して押すのは強者の手筋って感じがしますね。

ボーッとしてると6pを切るか、端っこの1mを切るか、5sのツーチャンスで3sを切るかくらいの選択肢しか出てこなくなりそうですよね。

そして見事に、

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5sを切って無理にオリていきます。6pを切ってしまっていると、ここでまたどの危険牌を切るか迷っているでしょう。

すごく繊細で、丁寧な局だったと思います。


◉事件簿3:たろうプロ、変化を重く見る(0/100)

今回のミスレベル:0/100(拾った財布を交番に届けるレベル)

東三局、たろうプロが1pを切って2pと4pのシャンポンに受けた場面。

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この試合は、この待ち受けが一番意外でした。多分「へー」と言いました。

私はペン3pに受けそうですね。

確かにシャンポンにしておけば5p引きで三面張になりますし、裏目の3pを引いても25pに受け直せます。

ただ、現状は3pの方が待ちの枚数が多いですし、4pも3枚見えており待ちとしても悪くないのでペン3pに受けそうですね。

結果的にはすぐに2pをツモるのですが、私は結果論で語らない素晴らしい人間なんで小ミス認定しておきます!

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◉事件簿4:たろうプロ、意図に溺れる(20/100)

今回のミスレベル:20/100(表彰状を片手で受け取るレベル)

東四局、たろうプロが8mを切った場面。

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8m一枚切れで縦受けが弱いことからドラ受けを固定して、ピンズの伸びを見る一打。

マンズが一番安そうな捨て牌なので、不明なピンズとソーズのどちらのターツがいいかを見極める意図もあったんだと思います。

ここから、8mを切っておくとソーズで頭ができたときに

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のようなマンズとピンズorソーズのイーシャンテンにとることができます。

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確かに、いま8pを切ればマンズとソーズの最大のイーシャンテンに取れますが、マンズが良いのは見えていて(しかもドラ受け)、ピンズソーズは不明のために、巡目が進んだ時にどっちにメンツを求めるかを判断できる方が有利と判断したのでしょう。

ここまで紹介しておいてなんですが、私は素直に8p切りそうだなとは思いました。


◉事件簿5:たろうプロ、適切に押し引きする(0/100)

今回のミスレベル:0/100(ゴキブリが出ても慌てずに対処するレベル)

東四局、たろうプロが5pを切った場面。

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押しすぎじゃないか疑惑が出ていましたが、これは押しでいいでしょう。

オリるとしたら中筋の赤5mか現物の4pになりますが、対面に当たる可能性を含めるとオリることがそこまで得には思いませんね。

4pが早いのでリーチの待ちは25pは薄いと考えると、5p切りは片筋くらいと見れそうで、対面にも安全です。そのくらいの危険度の牌を切って、赤赤のイーシャンテンを維持できるなら押していいでしょう。


◉事件簿6:和久津プロ、適切に押し引きできない(50/100)

今回のミスレベル:50/100(シャーペンで履歴書を書くレベル)

東四局、和久津プロが6pを切った場面。

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オリた方がいいですね。

イーシャンテンならまだしも、リャンシャンテンの愚形含みです。三色も1mが二枚枯れているのでなりやすいわけではありません。

しかも、リーチだけではなく下家の副露もテンパイの可能性があります。さらにさらに上家のたろうプロも一発目に無筋の5pを切って臨戦態勢です。

引く要素が揃いすぎていますね。かなり良くない6p切りだと思います


◉事件簿7:小林プロ、鳴いてからの対応(0/100)

今回のミスレベル:0/100(家に帰ると可愛い犬が出迎えてくれるレベル)

南一局、小林プロのリーチに対しての押し引き。

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対面の子のリーチに対して無筋の8sをプッシュ。

これは押していいですね。役牌のシャンポンを良形と愚形どちらにカウントするかは難しいですが、カンチャンやペンチャン待ちなどよりは流石にあがりやすそうで、だからと言って他家が不用意に切る牌ではないのでちょうど中間くらいでしょうか。

まあ例え愚形であっても、ゼンツすることは全然悪くないので押しですね。

一応、子のリーチに対しての副露手の押し引き表を置いておくので興味ある人は点線内を参考にしてみてください。知ってる人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

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<出典:とりあえず麻雀研究始めてみました

○各マス目
・赤…高確率で押すべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上上回っている。簡単には逆転しない差がついている。

・オレンジ…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね上回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。

・黄…どっちでもいい。押しの期待値と降りの期待値が同程度。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。

・黄緑…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね下回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。

・青…高確率で降りるべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上下回っている。簡単には逆転しない差がついている。

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その後・・・

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9mも押し。

そして、

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この3pでオリ。これは、まだ押していいですが3pに関しては止めたとしてもポンからのトイトイの打点をつけて押し返せるルートが残るためにオリやすい牌ではありますね。(オリというか回しうちに近いですね)

引いた牌が3pではなく3mだったら完全なオリになってしまうので小林プロは押したのではないでしょうか。

繊細な押し引きだと思います。

想定通りに、

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發をポンして、トイトイのテンパイを入れます。

これは・・・

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和久津プロが發を切ったことによって取れたテンパイです。

ション牌を二枚切るメンツ手は厳しいので暗刻の9sを一枚切ってチートイ固定の方がいいとは思います。

下家の小林プロが1p→2pと切っているのが見えたためにオリた(回った)と判断して發を切ったのでしょう。

それでも9s切りの方がいいとは思いますが、きちんと考えての判断なので好感が持てます。


◉事件簿8:堀プロ、絶妙なバランス感覚(0/100)

今回のミスレベル:0/100(決まった時間に目を覚ますレベル)

南三局、堀プロが南をスルーした場面。

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トップ目につきこの南をスルー。もちろん、局を消化することが最優先ですが大トップ目であることで守備力を重視。

いいバランスですね。この手は南以外から鳴きたいです

リーチをするのもできるだけ避けたいので南バックになるような手組みをしていきたいです。

中盤過ぎに、

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6p切り。もちろんん単純な効率でも6pでいいのですが、堀プロの意識としては南バックに構えられる鳴きやすいターツを残す意識での打6pでしょう。

素晴らしいですね。


◉事件簿9:小林プロ、適切なダマ判断(0/100)

今回のミスレベル:0/100(人から勧められた本を素直に読むレベル)

南三局、小林プロが7sを切った場面。

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もちろん効率的には7mなんですが、この巡目なので親のホンイツ(一応マンズが余ってますね)と対面への放銃をケアして7sを切っています。

平場だとさすがに7m切りがいいですが、

・和了の価値が低い

・テンパイ料の価値が低い

・放銃の罪が重い

この三点が合わさってのダマ警戒ですね。繊細な判断でいいと思います。

もちろん・・・

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この4mも止めてますね。素晴らしいです。


◉事件簿10:たろうプロ、打点を見過ぎる(20/100)

今回のミスレベル:20/100(トラック競技で内側から抜かされるレベル)

南三局、たろうプロが6sを切った場面

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これは5p切りで。5p残す意味は先に6pを引いた時に高めが三色になることですが、すでに6pが二枚切れのためかなり三色にはほとんどならなさそうです。

平和がなくなってもドラドラの手なのでシンプルに受け入れを増やした方がいいでしょう。


◉事件簿11:堀プロ、深い思考(0/100)

今回のミスレベル:0/100(家の近くに24時間オープンしている飲食店がたくさんあるレベル)

南四局、堀プロが發を切った場面。

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發切りの何がおかしいの?と言われそうですが、この發切りはかなり面白いんですよね。

Mリーグ級の最高峰の図で示すと

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こんな感じです。レベルごとに見ていきましょう。

<思考レベル1>あがりトップだ!

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字牌の發切りになるでしょう。明確にタンヤオが見えているために役牌を先に切ってメンツ手を含めて目指したいですね。


<思考レベル2>あがりトップだけど放銃さえ避けていればトップは固いから守備も考えたいなあ。

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おそらくこう考える人も多いでしょう。とすると、この場合は1m切りになるはずです。タンヤオとメンツ手とチートイの天秤、守備のための字牌を持っての進行。

全てが叶います。

ほとんどの人が点数をきちんと意識すると1m切りに行き着くんじゃないでしょうか。非常にバランスの取れた一打です。


<思考レベル3>役牌を鳴かれたいか鳴かれたくないか、そして誰が鳴くのか

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レベル1、2を経て最終的にこの思考にたどり着きます。

他家の点数を見てみると誰に鳴いてもらっても良さそうです。

確かに、親は鳴くと連チャン率があがりますがここまで点差が離れていると、リーチをされるよりはマシなので(鳴かれない方がマシですが)鳴いてもらっても構いません。

また、そもそも1~4位の点差がかなり離れているために役牌を鳴く人が親以外にはあまりいなさそうです。(本来であれば素点のために鳴くべきことは多いのですがMリーガーは着順を変えない安手を鳴くのをほとんど見たことが無いので)

それならば、親のリーチが入ったりして後々切づらくなることや親への先切りを考えて字牌から先に切っておこうという発想ですね。

私もパッと見は1mかなあと思いましたが、少し考えて今は字牌切りの方がいいと思っています。

さすが堀プロです。何気ない一打にもよく考えて打っている跡がありますね。


一試合目は以上になります!全体的によく打てており、そこまで突っ込みどころがなかったです。二試合目が本当に本当にひどい有様だったので先に褒めておきました!


【二試合目:日向vs亜樹vs黒沢vs高宮】

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◉事件簿1:日向プロ、単純な比較ができない(60/100)

今回のミスレベル:60/100(他人の家の障子を破るレベル)

東一局、日向プロが4mを切った場面。

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とても基礎的な問題ですね。ドラの9p切りです。ドラを残して8pが来たとしてもタンヤオがつくので9pを切ることになります。

なので9pはさっさと切ってしまいましょう。

344mは単に完全イーシャンテンに必要なわけではなくて25mを引いた時(特に5m)にめちゃくちゃ必要ですね。

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とりあえず、ドラだからと言って適当に残すのはいい加減にやめましょう。あと、適当に両面固定するのもやめましょ。適当両面固定マンがMリーガーには多すぎです。

低レベルなミスです。


◉事件簿2:高宮プロ、何となく三色を狙う(50/100)

今回のミスレベル:50/100(出店のかき氷の原価を考えるレベル)

東一局、高宮プロが5mを切った場面。

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これも三色にはほとんどならないので8m切りでいいですね。

頭がない形なので235mの5mは残しておきたいです。赤5m引きにも価値がありますし、2m引きでも頭ができます。

そして・・・

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今度は4s切りですね。

はい小学校のお勉強です。4sにくっつく3sと5sは単なる両面ですが、3pにくっつく2pは両面、4pは三面張になります。

なので4s切りですね٩(ˊᗜˋ*)و

・・・頭が痛いですね。

高宮プロがソーズの方が場況がいいからソーズのくっつきにしたんだと言った場合は認めます。

しかしそれでも14mから入った時に4sを切っておくと筋ひっかけのペン7sでリーチが打てるのでその分で4s切り優位は変わらないと思います。


◉事件簿3:日向プロ、理想が高過ぎる(80/100)

今回のミスレベル:80/100(電車の中で赤ん坊の泣き声に腹を立てるレベル)

東一局、日向プロが8pをスルーした場面。

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チーしましょう。後にも出てくるんですが、リーチが入った後のチーテンの基準がガバガバすぎますね。

リーチが入っているときに、チーしてアンパイを切って両面のテンパイ取れるなら最序盤以外はほとんどチーです。

二段目後半にスルーするとかありえません。しかも58pに関しては既に3枚見え&ピンズが高い、ドラ表示牌、残った25mが強いなどなどからリーチが入ってなくてもチーしてもおかしくないですね。(私はチーします)

一応、後手を踏んだときの局収支のグラフ載せておきます。

<出典:HAZの研究する人生

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これを見たら分かる通り受け入れが6~8種(完全イーシャンテンより多い)あったとしてもマンガンのイーシャンテンは2000点のテンパイに劣っています。

まあ、データ以前に「トッププロ」として真面目に麻雀やってきたらこのくらいはテンパイに取った方がいいことくらい分かると思いますが。


◉事件簿4:黒沢プロ、壊れる(60/100)

今回のミスレベル:60/100(避難訓練を真剣にやらないレベル)

東一局、黒沢プロが3mを二件リーチに対して押した場面。

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押しすぎですね。

まあ確かに、高宮プロも日向プロもかなり直線的な手組みをするので先切りをしている可能性が低いと言えばそうなんですが、さすがにこの巡目に二軒に対して両方に無筋はやめた方がいいでしょう。

ただ、黒沢プロは押し引き自体はきちんとしていますし、本当に危険な牌はしっかり止めるのであまり気にせずに今のまま売って欲しいなあとは思います。

鳴いた方がいいですが笑


◉事件簿5:高宮プロ、難しい手組みがわからない(10/100)

今回のミスレベル:10/100(授業中、ノートを写すのに必死になって話を全然聞いていないレベル)

東二局、高宮プロが3pを切った場面。

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東でもいいですが、アンパイとダブ東で東を持つとしたら今回は24m切りがいいかなと思います。

334pという形は残しておくとイーシャンテンの時に広くなるから残しておきましょうってのがセオリーですよね。

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こんな形ですね。普通ですと334pの部分の25pが先に入ると意味がなくなってしましますよね。

ただ、今回の形は例え先に5pが入っても、

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この形で持てるために通常よりも3pの価値が高いです。

少し難しいですが、たくさん持っている色は残しておけば大体いいことがおきるのでこれもピンズに触らずにマンズを切ると考えられればそれでいいでしょう。


◉事件簿6:日向プロ、普通のリーチをする(0/100)

今回のミスレベル:0/100(外のトイレを使うときに鍵の色が青になっていても念のためにノックをするレベル)

東二局、日向プロが二枚切れのカン6pで追っかけリーチを打った場面。

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追っかけリーチ自体はいいのですが、カン4pとカン6pどちらの方がいいかを考えてみましょう。

難しいので読み飛ばしてもOKです。

まず下家です。第一打が1pです。

前回の記事で

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のような説明をしました。まさにこの場面ですね。

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第一打に1pを選んで、その後に1s→字牌と続いていきます。

つまり亜樹プロは1sよりも白よりも先に1pを切る理由があったと言うことです。

特に1p→1sが決定的ですね。同じ端牌でも1pを切る理由があった。しかも、その後1sをすぐ切ってることから、1sがターツであるとかではなくて1pと1sがどっちも浮いていたのに1pから切っている可能性が非常に高いです

となると、4pはそこそこ持ってそうですよね。6pに関しては有力な情報がありません。

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次に対面を見てみましょう。対面は終盤に6pを切ってきています。6pを手から切るとしたら危険牌を持ってきたので、メンツの中抜きをしたか67pなどのターツから一枚落としてそうです。また、6pの対子落としの可能性もあります。

4pに関しては一枚切っていますが、残り一枚を使ってるかはわかりません。

スクリーンショット 2020-11-26 1.39.28

最後に上家をみてみましょう。4pを切っていますがもう一枚4pを持っているかはわかりません。

6pに関しては6→8pと切ってリーチしていますので6899や6889の形からのリーチ、単純な68p落としの可能性が非常に高いですね。

そう考えると一応4566899pから6p→8pがありますが基本的には持ってなさそうです。

以上の情報をまとめると4pと6pはどちらも2枚見えており

下家→4p持っている可能性大。6p不明。

対面→4pも6pも不明。若干6pを持っていない可能性高い。

上家→4pは不明。6pは持ってなさそう。

となります。ということでカン6pの方が良さそうですね。

実戦でどこまで考えてリーチしたかわかりませんが、正解のリーチですね。7pも当たる可能性ありますし。

ナイス選択ですひなたん。


◉事件簿7:亜樹プロ、効率の良い手組みができる(0/100)

今回のミスレベル:0/100(ご飯が炊けた後にしっかり天地返しをするレベル)

東二局、亜樹プロが5pを切った場面。

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この5p切りはいいですね。

マンズの中ぶくれでにメンツを見るとするとターツオーバーで89pを切そうになりますが西が既に二枚枯れています。

西が二枚枯れているこいうことは、例え455pの形で残しておいても全員に両無筋の5pはアンパイと変えることになります。

とすると、89pを切る手順を踏んで2334mや7mにくっつけて良形のターツを作ったとしても455pから5pを切ることになります。

ならば先に5pを切ってダイレクトの7pを残した方がマシです。

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確かに5pを残して6pを引いた時はマンズとピンズの中ぶくれのリャンシャンテンになりますが、6pよりは7p引きの方がいいので、これは5p切りがいいでしょう。

単純に両面固定しただけかもしれませんがいい打牌です。

しかしその後・・・

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これは8pでいいですね。マンズが伸びたら安全な西を切ってイーシャンテンに取る意図があったんでしょうが、7p引きの方がいいですし、36pが入った時もリーチの行きやすさが違いすぎます。

確かに危なくなっている可能性はありますが、マンズが伸びたら89p落とせばいいだけです。7p引きのメリットと、西を二枚落として進められるメリットを比べたら流石に前者でしょう。

亜樹プロの悪いところですね。


◉事件簿8:亜樹プロ、日向プロに怯える(70/100)

今回のミスレベル:70/100(カップ麺の包装を剥がすときに容器に穴を開けてしまうレベル)

日向プロがチャンタを狙った場面。

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まあ、これはチャンタでいいでしょう。ドラ単騎にもできますし、ドラが重なったりダブ東が重なった時も副露役としてチャンタを狙っていた方があがりやすさ的にも打点的にも良さそうですね。

現状ロスあまりないですし。

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チャンタを目指して2sをチーして中を切ります。

ここからの亜樹プロの打牌がひどい。

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